築古アパートは設備を何個まで追加する?10万円・30万円・50万円の投資判断
- MIRAIU

- 8月5日
- 読了時間: 12分
更新日:8月23日
▪️空室対策で、設備はどこまで追加すればいい?
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築古アパートの空室対策を考えていると、追加したい設備が次々に出てきます。
エアコンを新しくしたい。TVモニターホンも付けたい。宅配ボックスも気になる。無料Wi-Fiも競合には付いている。
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一つずつ見れば、それぞれ便利です。
しかし全部追加すると、空室1室を埋めるために30万円、50万円、それ以上かかることもあります。
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ここで重要なのは、
設備を何個付けたかではなく、その設備投資によって何を改善するのか。
です。
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例えば同じ30万円でも、明確な弱点を3つ直す30万円と、「人気設備だから」という理由で5つ追加する30万円では意味が違います。
この記事では、地方の築古アパートを想定し、設備投資を10万円・30万円・50万円に分けて、どこまで使うべきかを整理します。
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地方アパートの空室対策全体はこちらをご覧ください。
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▪️結論|「設備の数」ではなく3段階に分ける
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築古賃貸の設備投資は、最初に3つへ分けると判断しやすくなります。
①直さないと生活に支障がある設備
故障した給湯器やエアコンなどです。
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②競合と比べて明確に弱い設備
例えば周辺物件にはTVモニターホンが多いのに、自分だけ昔のインターホンというケースです。
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③あると便利だが、なくても募集できる設備
宅配ボックスや無料Wi-Fiなど、物件や入居者層によって評価が変わる設備です。
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優先するのは①からです。
その次に②を確認し、予算が残れば③を比較します。
③から先に付け始めると、設備は増えたのに空室原因が残ることがあります。
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▪️国交省調査でも、設備だけで住宅が選ばれるわけではない
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国土交通省の令和7年度住宅市場動向調査では、民間賃貸住宅を選んだ理由として、家賃だけでなく、立地環境、交通利便性、職場からの距離、住宅のデザイン・広さ・設備など複数の条件が調査されています。
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つまり、設備は住宅選びの一要素です。
設備だけ最新にしても、家賃が高すぎたり、駐車場が不足していたりすれば比較負けする可能性があります。
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反対に築古でも、家賃・広さ・駐車場に強みがあり、必要な設備が揃っていれば十分戦えることがあります。
設備投資は物件全体の競争力の一部として考える。
ここが前提です。
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▪️まず10万円なら「一番大きな弱点を1つ消す」
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設備予算が10万円程度なら、あれこれ分散させるより、明確な弱点を一つ改善する方が分かりやすくなります。
例えば古いエアコンに動作不安があるなら交換を検討する。
TVモニターホンがなく、防犯面で競合に負けているならそこを改善する。
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一方で、
小物を増やす。
目立たない設備を少しずつ変える。
という使い方では、入居希望者から見た物件の評価がほとんど変わらない場合があります。
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10万円なら、
「これを直したら、明確な減点が一つなくなるか」
を基準にします。
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古いエアコンの交換判断はこちらで詳しく整理しています。
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▪️30万円なら「弱点を消す+一つ強みを作る」
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予算が30万円になると、選択肢がかなり増えます。
例えば必要な設備修繕に15万円使い、残り15万円で競合との差を縮める方法があります。
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この段階で重要なのは、30万円を使い切ることではありません。
20万円で必要な改善が終わるなら、残り10万円を無理に設備へ使う必要はありません。
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例えば、
室内は十分きれい。
エアコンも正常。
駐車場も競合と同等。
ただ単身物件なのに共用設備が弱い。
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という物件なら、宅配ボックスなどを比較する余地があります。
反対に水回りや室内状態そのものに弱点があるなら、共用設備より室内改善を優先する方が自然です。
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30万円は「設備を3個付ける予算」ではなく、物件の弱点をまとめて改善できる予算として使います。
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宅配ボックスの判断はこちらをご覧ください。
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▪️50万円になるなら「空室対策」ではなく投資計画として考える
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50万円を超える設備投資になると、少し考え方を変えた方がいいでしょう。
単なる空室対策ではなく、
その部屋・その物件へ50万円を追加投資する価値があるか
という判断になります。
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例えば家賃5万円の一室へ50万円使っても、家賃が大きく上がるとは限りません。
そこで、今回の空室だけを見るのではなく、今後何年間その仕様で募集できるのかを考えます。
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一方、一棟8戸で共用設備を改善する50万円なら、複数戸へ効果が残る場合があります。
同じ50万円でも、一室だけに効く工事と、一棟全体へ残る設備では意味が違います。
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だから50万円規模では、
今回の入居が決まるか。
だけでなく、
次の退去でも使えるか。
物件全体の家賃維持に役立つか。
売却時にも無駄になりにくいか。
まで確認します。
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▪️「全部付ければ決まる」は危険
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設備投資でありがちな流れがあります。
宅配ボックスを付ける。
無料Wi-Fiも入れる。
エアコンも新品。
モニターホンも交換。
クロスもアクセントにする。
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確かに物件は良くなります。
しかし、空室原因が家賃だった場合はどうでしょうか。
競合より毎月5,000円高いままなら、設備を増やしても価格で比較負けする可能性があります。
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また地方のファミリー物件で2台目駐車場がないのに、室内設備だけを増やしても住めない世帯は残ります。
設備で解決できない弱点を、設備で解決しようとしない。
これが重要です。
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地方賃貸の駐車場についてはこちらで整理しています。
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▪️設備追加の前に「問い合わせ→内見→申込み」を確認する
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設備へお金を使う前に、空室がどこで止まっているか確認します。
問い合わせ自体が少ないなら、家賃・募集写真・掲載条件など、検索段階で候補に入っていない可能性があります。
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問い合わせはあるのに内見が少ないなら、初期費用や入居条件などを確認します。
内見は十分入るのに申込みがないなら、室内設備や清潔感など現地での比較負けを確認します。
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この順番で見ると、
本当に設備へ10万円・30万円を使うべき空室なのか
が見えやすくなります。
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内見後に決まらない原因はこちらをご覧ください。
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▪️競合にある設備を全部真似しない
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競合調査をすると、自分にない設備がたくさん見つかります。
無料Wi-Fi。
宅配ボックス。
追い焚き。
TVモニターホン。
温水洗浄便座。
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すると、全部付けたくなります。
でも競合Aには宅配ボックス、競合Bには無料Wi-Fi、競合Cには新しい水回りがあるからといって、すべてを一つの部屋へ集める必要はありません。
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見るのは、
競合の多くが持っていて、自分だけが明確に持っていない条件。
です。
さらに客付け会社から、その設備が実際に比較材料になっているか確認します。
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設備一覧を作る目的は買い物リストを作ることではありません。
自分の弱点を見つけるためです。
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▪️無料Wi-Fiのような固定費は、購入費だけで判断しない
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設備には、一度購入すれば大きな固定費がかからないものと、毎月費用が続くものがあります。
例えば無料Wi-Fiでは、初期工事費に加えて月額利用料や保守費用が必要になる契約があります。
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このタイプは、
「初期費用が安かったから導入」
だけでは判断できません。
毎月の支払いが長期間続けば、空室がなくても経費になります。
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一方、宅配ボックスなどは設置後の通信費が不要な製品もありますが、故障・修理などの管理は必要です。
設備ごとに、購入費と維持費を分ける。
これだけでも予算超過を防ぎやすくなります。
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無料Wi-Fiの採算はこちらで詳しく整理しています。
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▪️リフォーム見積もりは「必須・空室対策・保留」に分ける
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設備や内装をまとめて見積もると、
合計45万円。
と一つの数字だけが出てくることがあります。
そのまま全部発注する前に、工事項目を3つへ分けます。
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必須
故障・破損など、募集前に直す必要があるもの。
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空室対策
競合との差を縮めるために追加したいもの。
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保留
便利ではあるものの、今すぐ必要とは言い切れないもの。
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この分類をすると、
45万円の見積もりのうち、実は必須工事は18万円だけだった。
ということもあります。
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残り27万円を本当に使うべきかは、競合・反響を見て判断できます。
複数の工事内容と費用を比較したい場合はこちらから確認できます。
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▪️家賃を上げるためだけに設備を増やさない
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30万円設備を追加したから、
家賃を3,000円上げよう。
という考え方には注意が必要です。
家賃は大家が使った工事費ではなく、市場との比較で決まります。
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周辺物件が5万円で募集されている中、自分だけ5万3,000円にすれば、設備が増えても価格で外される可能性があります。
だから築古賃貸では、
家賃アップ。
だけを設備投資の回収方法にしません。
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設備を整えたことで、
現在の家賃を維持できた。
空室期間を短くできた。
値下げを避けられた。
という効果も考えます。
設備費を使ったから家賃を上げるのではなく、その家賃で競合と戦える商品を作る。
この順番です。
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▪️入居が決まったら「何が効いたか」を記録する
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設備を追加して入居が決まった。
そこで、
「設備投資成功」
で終わらせないことです。
例えば今回、
エアコン交換。
TVモニターホン追加。
写真変更。
を行った。
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客付け会社から、
「新しいエアコンが決め手でした」
と言われたのか。
「家賃が競合より安かった」
と言われたのか。
ここまで確認します。
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すべてを正確に判定できるわけではありません。
それでも、自分の物件でどの設備が評価されやすいかを記録すれば、次の退去時に不要な投資を減らせます。
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設備投資は一回ごとに学習する。
物件数が増えるほど、この記録が効いてきます。
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▪️購入前なら50万円の追加設備費まで取得額へ入れる
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築古アパートを購入するときも、設備投資の考え方は同じです。
例えば1,500万円の物件。
空室を商品化するために50万円必要。
なら、購入価格だけでなく設備投資まで含めて判断します。
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さらに購入直後だけではなく、既存の給湯器やエアコンが古ければ、今後の交換費も発生します。
だから、
「高利回りだから設備は後で考える」
ではなく、購入前に必要な設備投資をある程度洗い出します。
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物件価格+満室へ戻すまでに必要なお金で、本当の投資額を見る。
これが築古アパートでは重要です。
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収益物件を検討するときは、空室・設備交換・修繕まで含めて収支を確認しましょう。
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▪️よくある質問|設備投資はいくらまでなら使っていい?
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一律の上限はありません。
家賃、戸数、空室原因、保有期間、競合によって変わります。
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まず必要修繕を分け、その後に空室対策として本当に必要な設備だけを比較すると判断しやすくなります。
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Q. 30万円使えば設備を何個くらい付けるべき?
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個数では決めません。
1個で大きな弱点を解消できるなら1個で十分です。
逆に小額設備を複数追加する方が効果的な物件もあります。
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重要なのは個数ではなく、競合との差がどこまで縮まるかです。
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Q. 人気設備ランキング上位は付けた方がいい?
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参考にはなりますが、自分の物件で優先すべきとは限りません。
地方のファミリー物件なら、全国ランキング上位の設備より2台目駐車場の方が重要な場合もあります。
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▪️まとめ|設備は「何個付けるか」ではなく予算の役割を決める
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築古アパートの空室対策では、設備を増やし始めると終わりがありません。
だから最初に、設備を三つへ分けます。
生活に必要な修繕。
競合と比べて明確に弱い設備。
あると便利な追加設備。
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この順番で考えます。
予算10万円なら、大きな弱点を一つ消す。
30万円なら、必要修繕に加えて競合との差を縮める。
50万円規模なら、今回の空室だけではなく、今後何年間・何戸へ効果が残る投資かを確認する。
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ここまで決めれば、
「宅配ボックスも、Wi-Fiも、エアコンも全部」
という設備の足し算から離れられます。
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また、設備投資へ進む前に問い合わせ・内見・申込みのどこで止まっているか確認します。
家賃や駐車場が原因なら、設備を増やしても空室原因は残ります。
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設備を最新にすることが目的ではありません。
必要な修繕を終え、競合に対する大きな弱点を消し、その家賃で選ばれる状態を作ること。
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そのために10万円で足りるなら、30万円使う必要はありません。
30万円で十分なら、50万円使う必要もありません。
使える予算ではなく、必要な予算まで使う。
これが築古アパートで設備投資を考えるときの基本です。
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