ハザードマップは必ず確認!災害リスクが高いアパート投資の注意点
- MIRAIU

- 7月29日
- 読了時間: 7分
「利回りが高いから買おう。」
その判断だけでアパートを購入すると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
その代表例が「災害リスク」です。
近年は毎年のように豪雨や大型台風が発生し、これまで安全だと思われていた地域でも浸水被害が起きています。
そのため、不動産投資では利回りや築年数だけでなく、災害リスクを事前に確認することが非常に重要です。
実際、同じ価格・同じ家賃収入の物件でも、ハザードマップの内容によって将来の資産価値や空室リスクは大きく変わります。
一度浸水被害を受けた物件は、修繕費だけでなく入居者募集にも影響する可能性があります。
だからこそ、購入前に「どのような災害リスクがある地域なのか」を把握しておくことが大切です。
まずはアパート選び全体の考え方を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
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▪️ハザードマップとは?
ハザードマップとは、自然災害が発生した際に被害が想定される範囲を示した地図です。
主な内容には、
・洪水
・内水氾濫
・土砂災害
・高潮
・津波
・液状化
・ため池決壊
などがあります。
市町村ごとに公開されており、誰でも無料で確認できます。
例えば洪水ハザードマップでは、
「0.5m未満」
「3m未満」
「5m以上」
など、浸水の深さまで表示されています。
同じ市内でも道路一本違うだけでリスクが大きく変わることも珍しくありません。
そのため、住所だけで判断せず、必ず物件の位置まで確認しましょう。
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▪️利回りが高い物件ほど注意が必要
利回りが相場より高い物件には理由があります。
もちろん売主の事情によるケースもありますが、
・浸水想定区域
・土砂災害警戒区域
・崖地の近く
・過去に災害歴がある
といった理由で価格が下がっていることもあります。
「安いからラッキー」と飛びつく前に、その価格になっている理由を調べることが大切です。
不動産投資では、価格だけではなくリスクも一緒に購入しているという意識を持ちましょう。
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▪️どの災害リスクを特に確認すべきか
ハザードマップにはさまざまな種類がありますが、アパート投資で特に確認したいのは次の4つです。
・洪水
・土砂災害
・高潮・津波
・液状化
まず確認したいのが洪水です。
河川の近くや低い土地では、大雨によって浸水する可能性があります。
浸水の深さが50cm程度でも、1階の部屋や共用部分に被害が及ぶことがあります。
床材や設備の交換が必要になれば、多額の修繕費が発生するだけでなく、入居者が退去する原因にもなります。
次に確認したいのが土砂災害警戒区域です。
山や崖の近くにある物件では、大雨による土砂崩れの危険性があります。
レッドゾーンやイエローゾーンに指定されている場合は、その理由や過去の災害履歴まで確認しておくことが重要です。
沿岸部では高潮や津波のリスクも見逃せません。
さらに、埋立地などでは液状化の可能性もあります。
建物自体が無事でも、地盤が沈下すればライフラインが止まり、入居者募集に影響することもあります。
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▪️ハザードマップだけで判断しない
一方で、ハザードマップに色が付いているからといって、必ず購入を避けるべきとは限りません。
例えば、大きな河川沿いでは広い範囲が浸水想定区域になっていることがあります。
しかし、
・建物が高い位置にある
・過去に大きな被害がない
・堤防整備が進んでいる
・十分な家賃収入が見込める
このような条件がそろっていれば、投資対象になるケースもあります。
私自身も、ハザードマップだけで購入を判断することはありません。
必ず現地へ足を運び、
「道路との高低差はどうか」
「周辺より土地が低くないか」
「雨水の排水状況はどうか」
といった点まで確認しています。
大切なのは、リスクを正しく理解したうえで購入することです。
災害リスクを知らずに買うことと、理解したうえで投資することでは、大きな違いがあります。
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▪️現地へ行くとハザードマップでは分からないことがある
私はアパートを購入する前に、必ず現地へ足を運びます。
ハザードマップは非常に重要ですが、それだけでは見えてこない情報が数多くあるからです。
例えば、
・道路より土地が低くなっていないか
・雨水が流れにくい地形ではないか
・近くに大きな水路や用水路はないか
・擁壁にひび割れはないか
・崖から十分な距離があるか
こうした内容は、実際に現地を歩くことで初めて気付くことも少なくありません。
また、周辺住民の方に話を聞ける機会があれば、
「この辺りは過去に浸水しましたか?」
「台風のときは大丈夫でしたか?」
と尋ねてみるのも一つの方法です。
長年住んでいる方だからこそ分かる情報は、不動産会社の資料には載っていないことがあります。
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▪️火災保険・水災補償の内容も確認する
災害リスクがある地域では、火災保険の補償内容も重要です。
「火災保険に入っているから安心」と思っていても、水災補償が付いていない契約では、洪水による被害が補償されない場合があります。
また、水災補償を付けることで保険料が高くなる地域もあります。
年間の保険料が収支に与える影響も考えたうえで、投資計画を立てることが大切です。
購入前には、
・水災補償の有無
・免責金額
・補償対象
・保険料
まで確認しておくと安心です。
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▪️災害リスクは出口戦略にも影響する
ハザードマップを確認する理由は、賃貸経営だけではありません。
将来売却するときにも大きく影響します。
近年は購入希望者もハザードマップを確認することが当たり前になっています。
金融機関が融資審査で災害リスクを考慮するケースも増えており、同じ条件の物件でも売却価格や売却までの期間に差が出ることがあります。
「今は利回りが高いから大丈夫」ではなく、
「10年後、20年後に売れる物件か。」
という視点も忘れてはいけません。
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▪️災害リスクも含めて総合的に判断する
ハザードマップは、不動産投資において非常に重要な判断材料です。
しかし、それだけで購入を決めたり、諦めたりするのは早計です。
立地、家賃相場、人口動態、建物の状態、修繕履歴、そして災害リスク。
これらを総合的に判断することで、本当に価値のある物件が見えてきます。
次の記事では、築古アパートを購入するときに確認したい「旧耐震基準」と「修繕履歴」について詳しく解説します。
▶ 築古アパート購入前に確認したい!旧耐震と修繕履歴で失敗しない方法
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▪️まとめ
ハザードマップは、不動産投資で「見なくても何とかなる資料」ではありません。
むしろ、購入前に必ず確認すべき重要な情報の一つです。
しかし、色が付いているから絶対に購入してはいけないというものでもありません。
大切なのは、
・どの災害リスクなのか
・被害が想定される規模
・建物への影響
・保険でどこまで備えられるか
・将来の資産価値への影響
これらを総合的に判断することです。
私自身も地方で賃貸物件を運営していますが、購入前には必ずハザードマップを確認し、現地にも足を運びます。
資料だけでは分からない高低差や周辺環境、排水状況などを自分の目で確認することで、安心して購入できるかどうかを判断しています。
不動産投資で大切なのは、「リスクがゼロの物件」を探すことではありません。
リスクを正しく理解し、そのリスクに見合った価格で購入できるかを見極めることです。
災害リスクも投資判断の一つとして冷静に分析し、長く安定した賃貸経営を目指しましょう。
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