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賃貸のADは1か月・2か月どこまで出す?空室損・家賃値下げ・募集条件を比較

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
8月22日
読了時間: 5分

更新日:1 日前

地方アパートの空室が続くと、管理会社から「ADを1か月増やしましょう」と提案されることがあります。家賃5万円ならAD1か月で5万円、2か月なら10万円。大家にとっては小さくない金額です。


ただ、ADが高いか安いかだけでは判断できません。比べたいのは、追加ADで空室を何か月短縮できれば元が取れるか。空室損、家賃値下げ、初期費用の調整と同じ表で見ます。


▪️① まず空室1か月の損失を出す

家賃5万円の部屋なら、1か月空けば家賃収入5万円の機会を失います。ADを1か月追加して空室が1か月短くなるなら、金額だけ見れば同じ5万円です。


もちろん実際は管理費や入居時期、成約確率もあるため単純計算だけで決まりません。それでも、ADと空室損を同じ単位へそろえると判断しやすくなります。



▪️② AD1か月と2か月は「差額」で考える

すでにAD1か月を出しているなら、AD2か月へ増やす追加負担は家賃1か月分です。5万円なら追加5万円。その5万円で空室がどれだけ短くなる可能性があるかを見ます。


ここで「2か月は高すぎる」と感覚だけで切らないこと。3か月空く可能性が高い部屋なら、追加ADの方が総損失を抑えられるケースもあります。


逆に、問い合わせが十分あり、内見も入っているならAD以外が原因かもしれません。反応を見ずに広告料だけ増やすのは避けたいところです。


▪️③ 家賃値下げ・フリーレントと比較する

ADを増やす前に、家賃を1000円下げる案、フリーレントを付ける案、初期費用を下げる案も同じ期間で比較します。


家賃1000円の値下げは、1年間なら1万2000円、2年間なら2万4000円。AD5万円とは負担の出方が違います。短期の一回支出か、長期の家賃減少かを分けることが大切です。



▪️④ ADを増やす前に募集条件を見る

写真が暗い、間取り図が分かりにくい、駐車場条件が書かれていない。こうした募集ページの弱さがあるなら、ADを増やす前に直せる部分があります。


地方では駐車場台数や車での生活条件が候補選びへ強く影響する物件もあります。室内だけでなく、誰が借りる部屋なのかを見直したいところです。


問い合わせゼロなら、家賃・初期費用・設備・立地説明など募集条件全体を確認。ADだけが原因とは限りません。


▪️⑤ 仲介会社へ聞く内容を具体的にする

「ADを増やせば決まりますか?」だけでは判断しにくいものです。問い合わせ数、内見数、他社で決まった競合、断られた理由。この4つを聞くと改善点が見えやすくなります。


仲介会社の反応が弱いのか、入居者の反応が弱いのかも分けたいところ。ADは前者へ効く可能性があっても、後者の原因を直接直すものではありません。


国土交通省は、賃貸の媒介で宅地建物取引業者が受ける報酬の上限ルールを公表しています。ADを支払う場合も、何に対する費用なのか、管理会社・仲介会社との条件を別に確認します。



▪️⑥ ADを増やした後は期限を決めて検証する

ADを2か月へ増やすなら、いつまで試すかを先に決めます。2週間、1か月など区切りを置き、問い合わせや内見が変わったかを見る形です。


反応が変わらないなら、さらにADを積む前に別の条件を見直します。家賃、初期費用、設備、写真、駐車場。順番に変えた方が何が効いたか分かります。


空室対策は、一度決めた条件を固定するものではありません。反応を記録し、次の募集へ使える情報を残すことが大切です。


ADを増やす前に、仲介会社へ紹介されにくい理由が条件なのか、物件そのものなのかを確認します。広告料を増やしても内覧後に決まらない場合は、家賃・設備・写真など別の原因を見直す必要があります。


■ 空き家を貸す判断



募集・管理条件を比較するときは、対応範囲と費用を確認します。



▪️⑦ ADを出す判断順

判断は、①現状確認、②原因整理、③費用・家賃、④需要・反響、⑤管理、⑥将来予定、⑦最終判断の順です。


最初に、現在の募集や管理で何が起きているかを確認します。


次に、条件変更や費用を掛けた場合の年間手残りと負担を比較します。


最後に、賃貸継続だけでなく管理変更や売却へ戻れる出口を確認して決めます。


▪️⑧ Q&A

Q. ADを増やせば空室は埋まりますか?


A. 仲介会社への動機にはなりますが、物件条件も影響します。


反響と内覧後の動きを確認します。


Q. 家賃値下げとどちらがいいですか?


A. 負担の続き方が違います。


年間手残りで比較します。


Q. どこまで出すべきですか?


A. 地域慣行や空室期間で変わります。


見直し時期を決めます。


▪️⑨ まとめ

賃貸のADは、1か月か2か月かだけで判断しません。追加ADと空室1か月の損失を同じ表へ置くと、費用対効果を考えやすくなります。


家賃値下げや初期費用、募集条件とも比較し、増やした後は期限を決めて検証。ADだけを積み続けないことが、次の空室にも使える判断になります。


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