相続した実家は荷物が残ったまま売れる?片付け前の査定・遺品・残置物の確認順
- MIRAIU

- 8月19日
- 読了時間: 11分
親から実家を相続すると、
「家具が全部残っている」
「押入れも物置もいっぱい」
「片付けてからじゃないと売れない?」
と悩むことがあります。
実家には、
・家具
・家電
・衣類
・食器
・写真
・重要書類
・貴金属
・家族の私物
など、さまざまな物が残っています。
しかし、
売却査定を受ける前に全部処分する必要があるとは限りません。
むしろ先に大量処分すると、
売却に必要な書類。
取得費を確認できる資料。
家族が残したかった物。
相続財産として確認すべき物。
まで失ってしまう可能性があります。
この記事では、
相続確認 → 残す物 → 査定 → 片付け → 売却方法
の順番で、荷物が残った実家をどう売ればいいか整理します。
※本記事には広告・PRを含みます。
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▪️荷物が残っていてもまず査定はできる
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実家の査定を依頼するとき、
「部屋を空にしてから呼ばないと失礼」
と考える必要はありません。
家具や生活用品が残っていても、物件の相談自体はできます。
不動産会社が確認するのは、
・土地
・建物
・築年数
・道路条件
・建物状態
・周辺の取引
・現在の需要
などです。
もちろん室内が確認できないほど荷物が多ければ査定精度に影響することはあります。
それでも、
全部捨ててから査定
ではなく、
まず現状を見てもらい、どこまで片付けるか決める
という順番で構いません。
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▪️片付け前に荷物を4つへ分ける
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最初から、
「いる・いらない」
の2択にすると判断が難しくなります。
まず4つに分けます。
①すぐ保管する物
・現金
・通帳
・印鑑
・権利関係資料
・売買契約書
・重要な写真
などです。
②相続人で確認する物
・貴金属
・骨董品
・高価な時計
・美術品
・価値が分からない物
などです。
③家族個人の物
・兄弟の私物
・子ども時代の荷物
・アルバム
・記念品
などです。
④処分候補
明らかな日用品や不用家具などです。
この4分類をしてから処分を始めます。
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▪️最優先で探したいのは不動産の購入資料
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相続実家では、古い書類が大きな意味を持つことがあります。
特に探したいのは、
・親が購入したときの売買契約書
・建築請負契約書
・購入代金の領収書
・測量図
・境界資料
・建築確認関係書類
・増改築の記録
です。
なかでも購入時の資料は、将来実家を売却したときの取得費を確認する材料になります。
「40年前の紙だからいらない」
と捨てる前に内容を確認します。
相続実家では、古い契約書1枚が税金計算に関係することがあります。
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▪️価値のある遺品を勝手に処分しない
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亡くなった親が所有していた物の中には、相続財産に含まれるものがあります。
たとえば、
・現金
・貴金属
・宝石
・価値のある美術品
・高価な時計
などです。
相続人が複数いる場合、遺産分割前の相続財産は共同相続人の共有状態となります。
そのため、
「家を片付ける担当だから」
という理由だけで、価値のある物まで1人で売却・処分するのは避けます。
まず、
誰の所有物か。
相続財産なのか。
誰が取得するのか。
を確認します。
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▪️兄弟の私物も親の遺品とは分ける
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実家には、亡くなった親の物だけが残っているとは限りません。
たとえば、
兄の本。
妹の学生時代の荷物。
自分の衣類。
家族共通のアルバム。
などがあります。
これらをすべて、
「実家にあるから親の遺品」
として処分すると問題になります。
片付け前に兄弟へ、
・残したい物はあるか
・自分の物はあるか
・いつまでに確認するか
を連絡します。
期限を決めて写真を共有する方法もあります。
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▪️相続放棄を検討中なら大量処分を先に進めない
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ここは特に注意したい部分です。
まだ、
相続する。
相続放棄する。
限定承認を検討する。
という判断が終わっていない段階では、相続財産の処分を自己判断で進めない方が安全です。
民法では、相続財産の全部または一部を処分した場合、一定の場合を除いて単純承認したものとみなす規定があります。
保存行為など例外もあるため、
「ゴミだから全部捨てても問題ない」
「少額だから関係ない」
と一律には判断しません。
相続放棄の可能性があるなら、遺品の売却・大量処分前に専門家等へ確認します。
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▪️査定してから片付け範囲を決める
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相続することが決まり、売却を考えるなら次は査定です。
ここで確認したいのは、
現状のまま売却する場合
と、
片付け後に売却する場合
の違いです。
不動産会社へ、
・全部撤去する必要があるか
・内見前に最低限どこを片付けるか
・大型家具は残してよいか
・売買契約までに撤去すればよいか
を確認します。
査定額が会社によって違う場合はこちら。
現在の実家の売却価格を確認したい場合はこちら。
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▪️仲介なら内見できる状態は意識する
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一般の買主を探す仲介では、室内を見てもらう場面があります。
そのため、
床がほとんど見えない。
部屋へ入れない。
異臭が強い。
大量の生活ゴミがある。
という状態なら、最低限の整理が必要になる場合があります。
ただし、
モデルルームのように空っぽにすること
が目的ではありません。
買主が、
・部屋の広さ
・床
・壁
・設備
・建物状態
を確認できる程度まで整えるという考え方です。
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▪️全部捨てても査定価格が同額上がるわけではない
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たとえば片付けに40万円かかったとします。
だから、
査定額が40万円上がる。
という関係ではありません。
不動産価格は、
・土地
・建物
・立地
・需要
・道路
・築年数
などから総合的に決まります。
片付けによって印象や内見のしやすさが改善することはあります。
しかし、
片付け費用=売却価格上昇額
ではありません。
売却後の手取りを増やしたいなら、支出と価格を分けて考えます。
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▪️片付け費用は物量と作業条件で変わる
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実家の片付け費用には一律の金額がありません。
変わる要素は、
・部屋数
・荷物量
・大型家具
・家電
・階段
・トラックの進入
・搬出距離
・処分する物の種類
などです。
そのため、
「3LDKなら必ず○万円」
とは考えません。
業者へ依頼する場合は、
・何を処分するか
・何を残すか
・追加料金の条件
・買取できる物があるか
を確認します。
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▪️売却費用全体の中で片付け費を見る
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片付け費だけを見ると、
「20万円なら安い」
「50万円なら高い」
となりがちです。
しかし実家売却では、
・仲介手数料
・登記費用
・測量費
・片付け費
・解体費
など、複数の支出が発生する場合があります。
だから片付け単体ではなく、
売却全体でいくら支出するか
を見ます。
相続した実家の売却費用はこちら。
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▪️共有相続なら片付け費を誰が払うか決める
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兄弟3人で実家を相続していても、
長男が現地に近い。
次男は県外。
長女は忙しい。
ということがあります。
結果として長男だけが、
片付け。
草刈り。
業者手配。
費用立替え。
を担当するケースもあります。
そのまま売却すると、
「誰が何万円払ったか分からない」
という状態になりやすくなります。
事前に、
・誰が手配するか
・誰が立て替えるか
・最終的にどう精算するか
を共有しておきます。
領収書や振込記録も残します。
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▪️エアコンや照明は「勝手に残す」ではなく確認する
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実家には、
・エアコン
・照明
・カーテン
・家具
・物置
・庭の設備
などがあります。
売主が、
「これは使えるから置いておこう」
と思っても、買主が不要と考えることがあります。
反対に、買主がそのまま使いたい場合もあります。
売買時には、
何を残すのか。
何を撤去するのか。
を不動産会社を通して明確にします。
「たぶん置いていって大丈夫」
で引渡しを迎えないことが重要です。
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▪️買取なら荷物を残せる場合もある
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不動産会社などによる買取では、物件によって残置物を残した状態で相談できる場合があります。
たとえば、
・遠方で片付けに行けない
・大量の家具がある
・高齢で作業できない
・早く売却したい
といったケースです。
ただし、
荷物を残せる=無料で全部処分してもらえる
とは限りません。
残置物を含めた買取価格や契約条件として調整される場合があります。
確認するのは、
・何を残せるか
・処分費の扱い
・買取価格
・引渡条件
です。
片付けをせずに売却できる可能性も含めて比較したい場合はこちら。
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▪️仲介と買取は「片付け費込み」で比較する
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たとえば、
仲介なら高く売れそう。
しかし、
片付け40万円。
修繕30万円。
何度も実家へ行く交通費10万円。
が必要になるケースがあります。
一方、買取価格は低くても、
荷物を残せる。
修繕しなくてよい。
短期間で整理できる。
という条件が付く場合があります。
このとき比較するのは、
売却価格だけではありません。
・最終手取り
・必要な作業
・売却期間
・自分の負担
まで含めて比較します。
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▪️遠方の実家ほど「全部自分で片付ける」にこだわらない
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県外の実家を片付けるため、
毎週末往復する。
という人もいます。
しかし、
交通費。
高速代。
宿泊費。
時間。
休み。
まで含めると負担は大きくなります。
家族でできる範囲。
業者へ任せる範囲。
売却時に残す範囲。
を分けます。
自分で片付ける=費用ゼロ
ではありません。
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▪️片付け前に写真を残しておく
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大量処分を始める前に、室内全体の写真を撮っておく方法もあります。
特に兄弟で相続している場合、
・どんな物があったか
・誰が何を引き取ったか
・どこまで片付けたか
を共有しやすくなります。
価値が分からない物についても、写真があれば後から家族へ確認できます。
すべての物を細かく撮影する必要はありませんが、
処分前の状態を記録する
という考え方は役立ちます。
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▪️売却前の片付けは6つの順番で進める
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相続実家に荷物が大量にある場合は、次の順番で進めます。
①相続方針
相続放棄などの検討が終わっているか確認します。
②重要品
・現金
・通帳
・契約書
・権利書類
・貴重品
を確認します。
③家族確認
兄弟や家族が残したい物を確認します。
④査定
荷物が残った状態で現在価格を確認します。
⑤売却方法
・仲介
・買取
を比較します。
⑥片付け範囲
売却方法が決まってから、
・残す
・処分する
・業者へ任せる
を決めます。
この順番なら、
片付けた後で売却方法を考える
のではなく、
売却方法に合わせて必要な片付けだけ行う
ことができます。
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▪️よくある質問
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Q. 家具が全部残ったままでも査定できますか?
まず現状で相談できます。室内確認が難しいほど荷物が多い場合は、査定担当者と必要な整理範囲を確認します。
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Q. 売却前に家を完全に空にする必要がありますか?
一律ではありません。仲介・買取や買主との引渡条件によって、必要な片付け範囲が変わります。
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Q. 相続人が複数いても1人で遺品整理していいですか?
日用品の整理と価値のある相続財産の処分は分けて考えます。遺産分割前の財産については、他の相続人と確認してから進める方が安全です。
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Q. 相続放棄を考えていても遺品を捨てられますか?
相続財産の処分が相続承認の扱いへ影響する場合があります。放棄を検討中なら、大量処分や売却前に個別確認します。
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Q. 買取なら荷物を全部残せますか?
物件や会社によります。残置物を含めて対応できるか、処分費と買取価格を確認します。
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▪️まとめ|相続実家は「片付けてから売る」ではなく「売り方を決めてから片付ける」
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相続した実家に大量の荷物が残っていても、
最初から全部処分する必要があるとは限りません。
まず確認するのは、
・相続方針
・重要書類
・貴重品
・相続財産
・家族の私物
です。
その後に査定します。
そして、
仲介で売るのか。
買取を比較するのか。
どこまで片付けるのか。
を決めます。
特に避けたいのは、
「売るなら全部捨てなきゃ」
と考えて、数十万円を先に使うことです。
片付け費用をかけても、その金額だけ実家が高く売れるわけではありません。
また、相続人が複数いるなら、
価値のある物。
家族の私物。
費用負担。
について共有しておきます。
見るべき順番は、
片付け → 査定
ではなく、
重要品確認 → 査定 → 売却方法 → 必要な片付け
です。
実家に荷物が残っていること自体を、
「売れない理由」
と最初から決めないこと。
まず今の状態で売却条件を確認し、
本当に必要な片付けだけ行う。
これが、相続した実家を余計な費用をかけずに売却するための基本になります。
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