草刈機で石が多い土地はどう刈る?飛び石を減らす刃の選び方と安全な使い方
- MIRAIU

- 8月22日
- 読了時間: 10分
▪️石だらけの土地、普通に草刈機を使っていい?
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砂利敷きの駐車場や、石の多い空き地で草刈機を使うと
「カンッ!」
という音と同時に小石が飛ぶことがあります。
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近くに車や家の窓があると、
「これ、割れへんの?」
と不安になるでしょう。
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その感覚は間違っていません。
国民生活センターが2024年に行ったテストでは、約20mmの小石を使った条件で、刈刃によっては最大約54m飛散したことが確認されています。
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だから石が多い土地では、
「どの刃なら石を飛ばさないか」だけでなく、そもそも石へ当てない刈り方をすること
が重要です。
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この記事では、石・砂利が多い場所で草刈機を使うときの刃の選び方、刈る高さ、車や家屋が近い場合の対策まで整理します。
草刈機や鎌など、道具全体の選び方はこちらも参考にしてください。
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▪️結論|石が多い土地は「低く刈りすぎない」ことから始める
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砂利や石がある土地で、一番避けたいのが地面ギリギリまで刃を下げることです。
草を短くしようとするほど、刈刃やナイロンコードが石へ接触しやすくなります。
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マキタも刈払機の安全案内で、作業場所にある小石・針金・空き缶などの障害物を、作業前に取り除くよう案内しています。
刈刃が障害物へ当たると、障害物の飛散・機械の跳ね返り・刈刃の破損につながるためです。
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まず大きな石や異物を見つけられる範囲で取り除く。
そのうえで少し高めに刈ります。
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「あと1cm短く」より、「石へ当てない」を優先する。
石が多い場所では、この考え方が基本です。
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▪️飛び石は実際どれくらい飛ぶ?
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国民生活センターの2024年の商品テストでは、約20mmの小石を使って飛散距離を確認しています。
その結果、最大飛散距離は、
・4枚刃:約54m
・ナイロンコードカッター:約35m
・8枚刃:約25m
でした。
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チップソーでは今回の条件で小石が大きく飛散しなかった一方、チップそのものが破損して飛ぶケースが確認されています。
ここで重要なのは、
ナイロンコードなら飛び石ゼロ、というわけでもない
ことです。
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同じテストでは、ナイロンコードで多数の小石を飛ばした場合、約15mの範囲内に多くの飛散が確認されています。
「金属刃じゃないから大丈夫」と油断しないようにしましょう。
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▪️石が多いならナイロンコードが使いやすい場合はある
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障害物が多い場所では、ナイロンコードカッターを選択肢にできます。
国民生活センターも、障害物が多い場所ではナイロンコードカッターを使う方法を案内しています。
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例えば、
ブロック際。
庭石の周辺。
石が点在している場所。
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などです。
金属刃を石へ接触させるより使いやすい場合があります。
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ただし、ナイロンコードも石や砂利を飛ばします。
さらにコンクリートや硬い物へ頻繁に当てれば、コードの消耗も早くなります。
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「石があるからナイロンに替えれば終わり」ではなく、石へ当てない操作とセットで使う。
これが大切です。
チップソー・ナイロンコード・樹脂刃の違いはこちらで詳しく整理しています。
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▪️砂利敷きの駐車場は「草だけ狙う」
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砂利敷きの駐車場では、地面そのものが飛散物になり得ます。
ここで草刈機を地面へ押し付ければ、砂利を巻き込みやすくなります。
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草の先端から徐々に刈り、必要以上に低くしない方がいいでしょう。
草が数本だけなら、草刈機ではなく鎌やホーへ替える方法もあります。
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10本の草を処理するために、何百個もの砂利の上で高速回転させる必要はありません。
少量なら手工具の方が早く、安全に作業しやすい場合もあります。
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特に車を停めたまま作業するのは避けたいところです。
可能なら車を移動し、周辺に割れやすいものがない状態を作ってから始めましょう。
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▪️車・窓・隣家が近いなら飛散防止ネットも考える
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石の多い土地で問題になるのは、自分の身体だけではありません。
飛んだ石が、
車のボディ。
フロントガラス。
家の窓。
隣家の外壁。
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へ当たる可能性があります。
国民生活センターは、人や物の近くで作業せざるを得ない場合、飛散防止ネットを使用するなど十分な飛散防止対策を行うよう案内しています。
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また、作業者から15m以内へ人が近づいた場合は、離れるまで作業を中断するよう注意喚起しています。
ここで「15m離れれば石は絶対届かない」と考えてはいけません。
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先ほどの実験では、それ以上飛んだ小石もあります。
15mは人を近づけないための作業上の基準であって、飛散物が必ず止まる距離ではない。
車や窓が近い場所では、距離だけに頼らず飛散防止対策を組み合わせましょう。
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▪️飛散防護カバーは外さない・ずらさない
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石が多い場所ほど重要なのが、草刈機本体の飛散防護カバーです。
「草が詰まるから邪魔」
「刃が見えにくい」
という理由で外したり、位置を変えたりしたくなるかもしれません。
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しかしマキタの取扱説明書では、飛散防護カバーを必ず指定の位置へ取り付けるよう明記されています。
取り外したり、指定位置以外で使用すると、小石などが飛散した際にけがの原因になります。
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農林水産省の資料でも、飛散防護カバーを外して作業すると、使用者へ飛散する草などが増えることが確認されています。
石が多いからこそ、安全装置は正しい位置で使う。
ここは自己流にしない方がいいでしょう。
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▪️保護メガネだけでなく顔・脚も守る
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飛散物は目だけを狙って飛んでくるわけではありません。
顔や脚へ当たる可能性もあります。
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石の多い土地で草刈りするなら、
保護メガネやゴーグル。
フェイスシールド。
手袋。
滑りにくい作業靴。
すね当て。
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などを作業環境に合わせて準備します。
国民生活センターには、飛んできた石がゴーグルへ当たり傷が入り、さらに足の指にも当たって打撲した相談事例もあります。
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草刈機本体だけ買って、
「服は普段着でいいや」
と考えないようにしましょう。
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保護具全体はこちらで詳しく整理しています。
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▪️草が高くて石が見えないなら、最初から低く刈らない
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長期間放置した空き地では、石が多いかどうかすら分からないことがあります。
草丈が50cm、1mと伸びると、地面にある物が完全に隠れるからです。
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農林水産省の事故資料でも、草丈約60cmの草むらに捨てられていた番線が刈払機で飛び、安全靴を貫通して足へ刺さった事例が紹介されています。
別の事例では、草で見えなかった排水溝へ転落し、けがをしています。
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だから初めて入る荒れた土地では、
最初に高めに刈る。
地面を確認する。
危険物を取り除く。
必要なら二度目を刈る。
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という順番が使いやすくなります。
草の下に何があるか分からない状態で、地面近くへ刃を入れない。
これは石だけでなく、針金や廃材への対策にもなります。
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▪️石へ当たったあと異常を感じたら、そのまま使わない
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草刈り中に大きな石へ刃を強く当てた。
そのあと振動や音がいつもと違う。
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こうした場合は、一度機械を停止します。
マキタの取扱説明書でも、作業前に刈刃のひび割れ・欠け・摩耗・変形などを確認し、異常がある刃は使用しないよう示されています。
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刃が欠けたまま高速回転させれば、さらなる破損につながる可能性があります。
「まだ草は切れるから大丈夫」
ではなく、状態そのものを確認します。
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刃の点検・交換判断はこちらで詳しくまとめています。
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▪️石だらけ・車だらけなら草刈り110番と比較する
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砂利が大量にある。
隣に何台も車が停まっている。
家の窓がすぐ近くにある。
地面も見えないほど草が伸びている。
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ここまで条件が重なるなら、自分で草刈機を使うことだけが選択肢ではありません。
飛散防止ネットや保護具を揃え、車を移動し、周囲を確認して作業するには手間もかかります。
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今回一度だけ草刈りする土地なら、業者料金を先に確認してもいいでしょう。
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今後何年も自分で管理するなら、適切な道具を揃える。
売却前の一度だけなら依頼する。
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安全対策まで含めた費用と手間で比較することが大切です。
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▪️よくある質問|砂利の上はナイロンコードなら大丈夫?
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ナイロンコードでも石や砂利を飛散させる可能性があります。
国民生活センターの商品テストでも、小石の飛散が確認されています。
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地面へ直接押し付けず、石へ接触しにくい高さで草だけを刈るようにしましょう。
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Q. 15m離せば車や窓は安全?
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15mは人を近づけないために示されている重要な目安ですが、飛散物が15m以内で必ず止まるわけではありません。
国民生活センターのテストでは、条件によって小石が25m以上飛んだ例があります。
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車や家屋が近い場合は、移動できる物を移動し、飛散防止ネットなども検討しましょう。
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Q. 石が多いならチップソーは使わない方がいい?
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一律には言えません。
作業場所や草の状態、使用する機種によって適した刃は変わります。
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障害物が多い場所ではナイロンコードを使う方法がありますが、どの方式でも石へ当てない作業が基本です。
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▪️まとめ|石が多い土地は「刃」より先に現場を変える
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石が多い土地で草刈りするとき、
「飛ばない刃はどれ?」
を探したくなります。
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でも、石を絶対に飛ばさない刈刃を探すことだけでは解決しません。
最初にするのは、
大きな石や異物を確認する。
車など移動できる物を移動する。
地面ギリギリまで刈らない。
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この3つです。
必要に応じて、障害物周辺ではナイロンコードなどを使い分けます。
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人や建物が近ければ飛散防止ネットも検討し、飛散防護カバーや保護具を正しく使用します。
草が高くて地面が見えないなら、まず高めに刈ってから現場を確認しましょう。
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国民生活センターの実験では、条件によって小石が数十m飛ぶことが確認されています。
「少しくらい石へ当たっても大丈夫」と考えないこと。
これが一番重要です。
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そして、石・車・家屋・斜面など危険要素が重なる土地なら、自分で刈ることにこだわる必要もありません。
道具を揃える費用と、業者へ頼む費用を比較して判断しましょう。
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草刈機・刈刃・手工具をまとめて確認したい方はこちらも参考にしてください。
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