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都市ガスとプロパンガスはどっちが安い?料金・火力・災害・賃貸の違いを比較

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 7月24日
  • 読了時間: 11分

更新日:1 日前

都市ガス。

プロパンガス。

賃貸物件を探しているとき。

中古住宅を買うとき。

新築住宅を建てるとき。

「結局どっちが安いん?」

と迷うことがあります。

よく聞くのは、

「都市ガスの方が安い」

「プロパンは火力が強い」

「災害ならプロパン」

という話です。

どれも一部には理由があります。

ただし、その一言だけで自分の家に合う方を決めるのは早いでしょう。

結論からいうと、

都市ガスとプロパンガスは、毎月の請求額だけでなく、利用できる地域・初期費用・住宅の種類まで含めて比較します。

さらに、

1㎥あたりの単価だけを横に並べて比較するのも適切ではありません。

都市ガスとLPガスでは、同じ1㎥でも持っている熱量が違うからです。

この記事では、

・料金

・供給方法

・火力

・災害時

・賃貸と持ち家

の違いに絞って、

「自分ならどちらを選ぶか」

まで判断できるように整理します。

空き家・相続・住宅・不動産全体はこちらです。

三重県で比較する場合はこちらです。

※本記事には広告・PRを含みます。

▪️結論|まず「都市ガスを使える家か」を確認する

料金比較より前に確認したいことがあります。

その住宅で都市ガスを利用できるか。

です。

都市ガスは、道路下などのガス導管を通じて供給されます。

そのため、都市ガスの供給エリア外では基本的に選べません。

一方、プロパンガスはボンベ等を利用して供給するため、都市ガス導管が整備されていない地域でも利用しやすい特徴があります。

つまり、

都市ガス。

プロパン。

どちらにする?

と考える前に、

そもそも両方を選べる住宅なのか

を確認します。

▪️料金を比べるなら「1㎥いくら?」だけでは足りない

都市ガスとプロパンを比較するとき、

都市ガス。

1㎥○円。

プロパン。

1㎥○円。

と並べたくなります。

ただし、この比較には注意が必要です。

LPガスは都市ガスより、同じ体積あたりに持っている熱量が大きいため、

都市ガス1㎥とLPガス1㎥は同じエネルギー量ではありません。

そのため、

LPガスの㎥単価が都市ガスの3倍。

実際のガス代も必ず3倍。

とは計算できません。

比較するときは、

同じ家族構成・同じ程度の給湯や調理をした場合に、月額・年間でいくらになるか

を見る方が分かりやすくなります。

▪️毎月の料金を重視するなら年間総額を見る

例えば現在プロパンガスを使っている。

この場合は、過去12か月分の請求書を見ると比較しやすくなります。

夏。

冬。

では、お湯の使用量が変わる家庭もあるからです。

特に冬は水温が低くなり、同じ温度のお湯を作るために必要なエネルギーが増えることがあります。

だから、

1月だけ。

8月だけ。

ではなく、

一年間でいくら払っているか。

を確認します。

冬だけガス代が高い場合はこちらで整理しています。

▪️LPガスは会社・契約によって料金条件が違う

LPガスは販売事業者によって料金設定が異なります。

そのため、

同じ市。

同じ家族人数。

同程度の使用量。

でも、契約している会社等によって請求額が違うことがあります。

確認したいのは、

・基本料金

・従量料金

・設備料金

です。

2025年4月から、LPガス料金を請求する際には、この3つに分けて通知する三部料金制のルールが施行されています。

だから、

「今月12,000円だった」

だけでなく、

何にいくら払っているか

を見ることが大切です。

三重県のLPガス料金を確認する場合はこちらです。

▪️2025年以降はLPガスの「設備費」の見方も変わった

以前のLPガスでは、

給湯器。

エアコン。

インターホン。

などの設備費用とLPガス料金の関係が分かりにくい契約が問題になることがありました。

2025年4月からは新しいルールが施行され、

LPガス消費と関係のない設備費をLPガス料金として請求することは禁止されています。

また賃貸住宅の新規契約では、ガス器具等の消費設備費についてもLPガス料金として請求しないルールになっています。

ただし、

既存契約。

新規契約。

では扱いが同じとは限りません。

そのため、

設備料金という項目がある。

違法。

とは決めません。

契約時期と、何の費用なのかを確認する。

ここまでで十分です。

▪️「プロパンは火力が強い」は少し意味が違う

よくあるのが、

「料理するならプロパン。火力が強いから」

という説明です。

確かにLPガスは、同じ体積なら都市ガスより大きな熱量を持っています。

しかし家庭用コンロは、

都市ガス用。

LPガス用。

それぞれのガスに合わせて設計されています。

そのため、

LPガスだから家庭用コンロの火力も必ず強い

という意味ではありません。

料理の火力を重視するなら、

ガス種ではなく、

実際に使うコンロの最大出力

を確認します。

この一点だけでも、昔の記事よりかなり正確です。

▪️都市ガス用とLPガス用の機器は同じものではない

もう一つ注意したいのが、

給湯器。

ガスコンロ。

などの機器です。

ガス機器には、

都市ガス用。

LPガス用。

があります。

だから、

プロパンから都市ガスへ切り替える。

都市ガスからプロパンへ変える。

という場合、

配管だけを変更すれば終わるとは限りません。

今使っている、

給湯器。

コンロ。

などが対応しているかも確認します。

ガス種を変えるなら、設備費まで含めて考える。

これが重要です。

▪️災害時はプロパンの「分散型」という特徴を見る

LPガスは各住宅や施設ごとにボンベ等から供給する、

分散型のエネルギー

という特徴があります。

都市ガスのように広い導管網へ依存しないため、災害時の復旧面で強みが出るケースがあります。

ただし、

どんな災害でもプロパンの方が必ず早く復旧する

とは考えません。

建物そのものが被災した。

供給設備が壊れた。

道路が通れない。

という状況もあるからです。

ここは、

都市ガス。

災害に弱い。

プロパン。

絶対安全。

という比較ではありません。

LPガスには導管に依存しない供給方法という特徴がある。

程度に整理しておけば十分です。

▪️賃貸なら「プロパンだから却下」より料金表を見る

賃貸住宅を探している場合。

物件情報に、

LPガス。

と書いてある。

そこで、

「プロパンなら高いからやめとこ」

と即決する。

これも少し早いです。

例えば、

物件A。

都市ガス。

家賃60,000円。

物件B。

LPガス。

家賃55,000円。

だった。

家賃は毎月5,000円違います。

この場合は、

ガス種だけではなく、

家賃とガス代を合わせた毎月の住居費

で比較した方が現実的です。

一方、

同じ家賃。

同じ立地。

似た設備。

なら、ガス料金条件が物件選びの判断材料になるでしょう。

賃貸では、

「プロパンか」だけではなく、「この物件のプロパン料金はいくらか」

まで確認します。

▪️賃貸では入居者一人でガス種を変えられない場合がある

LPガスの集合住宅に入居した。

料金が高い。

そこで、

「都市ガスへ変えたい」

と思っても、入居者一人だけでは変更できない場合があります。

建物全体のガス設備や供給契約が関係するためです。

そのため賃貸では、

契約してから変えるより、契約前にガス種・料金条件を確認する

方が分かりやすくなります。

都市ガスとLPガスの違いを部屋探しで重視するなら、ここだけ覚えておけば十分です。

▪️新築なら詳しい比較は別記事へ分ける

新築住宅では、

都市ガス。

LPガス。

さらに、

オール電化。

まで比較することがあります。

また、

ガス乾燥機。

床暖房。

給湯器。

太陽光発電。

など、住宅設備全体との組み合わせも関係します。

ここまで今回の記事で深掘りすると、話が広がりすぎます。

新築でガス設備を選ぶ場合はこちらで詳しく整理しています。

今回の記事は「都市ガスとLPガスの基本比較」。

新築特有の判断は子記事へ分けます。

▪️持ち家でガス種を変えるなら「何年で工事費を回収できるか」を見る

例えば現在、

LPガス。

でも自宅前には都市ガス本管がある。

都市ガスへ変えれば毎月の料金を抑えられそう。

という場合。

確認するのは、

毎月いくら安くなるか。

だけではありません。

・ガス管の引込工事

・敷地内配管

・給湯器

・コンロ等の対応

まで含めた切替費用を確認します。

例えば説明用として、

切替費用40万円。

年間4万円安くなる。

なら、単純計算では回収に10年です。

※実際の工事費・料金差は住宅ごとに異なります。

あと3年しか住まない家。

20年以上住む家。

では判断も変わります。

年間削減額と初期費用をセットで見る。

これが持ち家での基本です。

〖PR〗持ち家でガス種の変更に合わせて給湯器・配管・水回り設備の交換が必要な場合は、ガス代の差だけでなく工事総額まで見積もると、何年で費用を回収できるか判断しやすくなります。

▪️結局どっち?5つだけ確認すればいい

最後は次の5つだけ確認します。

・自宅で都市ガスを利用できるか

・年間のガス料金はいくらになりそうか

・導入・切替工事はいくら必要か

・何年その家に住む予定か

・賃貸なら契約前に料金条件を確認できるか

この5つです。

例えば、

都市ガス対応。

長期居住。

給湯使用量も多い。

なら、都市ガスの料金メリットを比較する意味があります。

一方、

都市ガス導管がない地域。

ならLPガスは現実的な選択肢です。

そこで、

どのLPガス会社。

どの料金条件。

を選ぶか確認します。

つまり、

都市ガスかプロパンかだけで優劣を決めない。

自宅条件を入れて比べます。

▪️よくある質問|都市ガスとプロパンガス

Q.結局どちらが安いですか?

料金面では都市ガスの方が負担を抑えやすいケースがあります。

ただし地域・契約・使用量等によって違うため、同じ使用条件で年間総額を比較します。

Q.プロパンは都市ガスの何倍高いですか?

全国共通の倍率はありません。

さらに同じ1㎥でも持っている熱量が異なるため、㎥単価だけから実際の料金差を計算しません。

Q.プロパンの方がコンロの火力は強いですか?

LPガスは同じ体積あたりの熱量は大きいですが、家庭用ガス機器はガス種に合わせて設計されています。

実際の火力はコンロの仕様を確認します。

Q.災害ならプロパンの方がいいですか?

LPガスには導管へ依存しない分散型供給という特徴があります。

ただし災害状況によって復旧条件は変わります。

Q.賃貸なら都市ガス物件を選ぶべきですか?

ガス種だけではなく、家賃・共益費・駐車場・実際のガス料金条件まで合わせて比較します。

Q.プロパンから都市ガスへ変えれば得ですか?

毎月の料金差だけでなく、引込・配管・給湯器等の切替費用と今後住む年数を比較します。

▪️まとめ|都市ガスとプロパンは「単価」より年間総額で選ぶ

都市ガス。

プロパンガス。

どっちがいい?

まず確認するのは、

自宅で都市ガスを利用できるか。

です。

都市ガスは導管から供給されます。

LPガスはボンベ等から供給されるため、都市ガス導管のない地域でも利用しやすい特徴があります。

次に料金。

ここでは、

1㎥○円。

だけを比較しません。

都市ガスとLPガスでは同じ1㎥でも熱量が違うためです。

見るなら、

自分の家庭で一年間使うといくらか。

です。

そしてLPガスなら、

基本料金。

従量料金。

設備料金。

の内訳を見る。

2025年から料金表示・設備費のルールも変わっています。

火力についても、

「プロパンだから家庭用コンロも強い」

とは考えません。

家庭用機器はガス種に合わせて設計されています。

災害面では、

LPガスの分散型供給という特徴を見る。

賃貸なら、

家賃+実際のガス料金。

持ち家で切り替えるなら、

年間削減額+工事費。

を比較する。

つまり、

都市ガスだから得。

プロパンだから損。

という単純な話ではありません。

最後に見るのは、

年間料金。

初期費用。

住む期間。

住宅条件。

です。

ガス種そのものを選ぶのではなく、自分の家で最終的にいくらかかるかを比べる。

これが都市ガスとプロパンガスを選ぶときの基本です。

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