新築は都市ガスとLPガスどちらがいい?料金・設備費・契約の確認順

更新日:10月16日
新築の設備打ち合わせで、都市ガスにするかLPガスにするか迷うことがあります。給湯器やコンロを選ぶ前に、土地によって使えるガスが違うことを確認しておきたいですよね。
都市ガスが必ず安いとも、LPガスなら工事が無料とも限りません。土地の供給条件、最初の費用、毎月の料金、将来の機器交換まで分けて考えていきましょう。
① まず土地で使えるガスを確かめる
都市ガスの供給区域でも、敷地まで導管が引き込まれているとは限りません。近所に都市ガスの家があるからと、自宅でも同じ工事で利用できると決めつけないことが大切です。
供給事業者へ土地の住所を伝えて引込みの可否を確認しましょう。LPガスなら容器の置き場所や点検スペースも、配置計画と合わせて調べておきます。
② 月額だけでなく年間の料金を比べる
ガスの料金は基本料金と使用量、従量料金などで変わります。LPガスでは設備料金の区分も確認しましょう。都市ガスとLPガスは熱量が異なるため、立方メートル数を単純にそろえた比較では正確とは言えません。
家族人数、料理、入浴の頻度を想定し、利用できる会社の料金表で一年分を比べてみましょう。全国平均をそのまま我が家の支払い額にする必要はありません。
③ 都市ガスの引込み工事費を見積もる
都市ガスを利用するなら道路から敷地までの引込みや屋内配管の工事が必要になる場合があります。毎月の料金が安く見えても、初期工事の負担が大きければ判断は変わるでしょう。
建築会社の見積書にどこまで含まれるかを確認し、事業者から施工条件と費用を聞きましょう。導管の位置や道路の状況で追加確認が必要になることもあります。
④ LPガス設備の持ち主と契約を知る
LPガスではボンベや配管、給湯器などの所有・貸与条件が契約によって違う場合があります。初期費用が小さくても、将来会社を替えるときの精算や撤去の条件が関係するかもしれません。
設備を誰が持ち、故障時や契約終了時に誰が費用を負担するか書面で確認しましょう。『設備無料』という言葉だけで、将来の負担まで無料と考えないことが大切です。
⑤ 給湯の使い方は暮らしで変わる
ガスの使用量は、調理だけでなくシャワー・湯張り・追いだきなどの給湯にも左右されます。子どもの成長や在宅時間の変化で、入居後に使うお湯の量が変わることもあるでしょう。
今の家族の使い方を考え、数年後も暮らしやすい設備を選びましょう。建築前の料金例だけでは、将来の請求額を保証できないことも覚えておきたいですね。
⑥ 給湯器とコンロはガス種別に合わせる
都市ガス用とLPガス用では、対応する機器の仕様が異なる場合があります。コンロや給湯器を先に購入すると、供給方式を変えた際に交換・調整が必要になることも考えられます。
型番と対応ガス種別を建築会社・供給事業者へ確認しましょう。家づくりの設備選びと契約するガスの種類は、同じ打ち合わせで決めておくと安心です。
⑦ 2025年からのLPガス三部料金制を確認
2025年4月2日から、LPガス料金を基本・従量・設備料金に分けて通知するルールが施行されました。ガスと関係のない設備費などの計上禁止も始まっていますが、表示義務と計上禁止では適用条件が異なります。
区分表示は既存契約にも適用され、設備費の一部計上禁止は原則として施行日以降の新規販売契約が対象です。新築なら契約時期と設備の費用負担を確かめましょう。
⑧ 将来会社を変える場合の条件を確認
LPガスは将来別の供給会社を検討できる場合があります。ただし変更にかかる費用や設備の所有、供給できる地域、契約期間によって選択肢は異なります。
今の契約を続ける場合と切り替える場合の条件を把握しておきましょう。都市ガス小売会社の変更と、LPガスから都市ガスへ配管を替える工事は別のことです。
⑨ オール電化も検討するなら総額をそろえる
新築ではオール電化も比較候補になるかもしれません。電気料金プラン、太陽光の利用、給湯機器の価格や更新費によって家全体の負担が変わります。
都市ガス・LPガス・オール電化で、初期設備と毎月の光熱費、将来の交換費用をそろえて比べましょう。料金だけでなく災害時の使い方なども家族で考えられます。
⑩ 見積書へ確認した条件を残しておく
住宅の工事見積もりには、敷地へのガス引込みや一部の設備工事が別途となる場合があります。建物本体の価格だけで比べると、予算の違いが見えにくくなるかもしれません。
供給区域、配管・機器、料金表、設備所有、解約条件を一枚にまとめましょう。住み始めてから慌てずに済むよう、確認した内容を記録しておきたいですね。
よくある質問
Q. 近所に都市ガスがあれば必ず利用できますか?
A. 敷地までの引込み条件や供給区域によります。導管事業者へ確認してください。
Q. 新築のLPガスなら設備工事は無料ですか?
A. 必ずではありません。初期費用・設備所有・解約時の精算を確認しましょう。
Q. 都市ガスとLPガスはどちらが安いですか?
A. 一律に決められません。年間料金・引込みや機器の初期費用・更新費を比べましょう。
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まとめ|次に確認したいこと
新築のガス選びは、土地で使えるかどうかを確かめるところから始まります。毎月の料金に加えて工事・機器・契約・将来の交換費を整理し、家族の暮らしに合う方法を選びましょう。





