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空き家を10万円に値下げしても売れないのはなぜ?安くしても買い手がつかない理由と処分方法を徹底解説

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 8月10日
  • 読了時間: 14分

空き家を売りに出しているのに、まったく買い手が見つからない。


500万円から300万円へ。


300万円から100万円へ。


それでも売れず、


「もう10万円でもいいから誰か買ってくれないだろうか」


と考えている方もいるのではないでしょうか。


不動産は価格を下げれば売れると思われがちですが、地方の空き家では必ずしもそうとは限りません。


なかには、10万円や50万円という格安価格まで値下げしても売れない物件があります。


なぜなら、買主が判断しているのは「購入価格」だけではないからです。


重要なのは、


・購入後にいくらかかるのか

・建物を利用できるのか

・将来売却できるのか

・賃貸として運用できるのか

・管理を続けられるのか


という購入後まで含めた総合的な価値です。


この記事では、空き家を大幅に値下げしても売れない理由と、価格競争から抜け出して処分するための考え方を解説します。



▪️結論|空き家は「安ければ売れる」とは限らない


最初に結論です。


空き家が売れないとき、値下げだけを繰り返すのはおすすめできません。


たとえば100万円の空き家を10万円まで値下げしたとしても、


修繕費 300万円

残置物処分 50万円

草木の撤去 30万円

その他諸費用


などが必要なら、買主から見れば「10万円の家」ではありません。


購入後の負担まで考えれば、数百万円かかる不動産です。


さらに建物を解体する必要があれば、解体費用まで考えなければなりません。


つまり、


「価格が安い=買主にとってお得」


とは限らないのです。



▪️理由① 建物の状態が悪く修繕費が読めない


築年数が古い空き家では、


・雨漏り

・シロアリ被害

・給排水設備の故障

・床の腐食

・外壁や屋根の劣化

・給湯器の故障

・浄化槽の問題


などが発生していることがあります。


特に長期間使われていない建物は注意が必要です。


売主からすると、


「10万円なら十分安い」


と思うかもしれません。


しかし買主からすると、


「買ったあと何百万円必要になるか分からない」


という不動産に見えます。


価格よりも、購入後の不確実性が問題になっているのです。



▪️理由② 解体費用が購入価格を大きく上回る


建物をそのまま利用できない場合、買主は解体まで想定します。


ここで問題になるのが、


「建物は10万円なのに、処分するためには大きなお金が必要」


という状態です。


つまり0円に近い価格まで下げても、買主の負担がなくなるわけではありません。


そのため、


「どうせ解体するなら土地だけ欲しい」


という人からも敬遠されることがあります。


解体するか迷っている場合は、先に建物を壊すのではなく、現況のまま売却できる可能性も確認しておきましょう。


空き家を解体する前に査定するべき理由とは?後悔しない売却判断を徹底解説




▪️理由③ 立地に対する需要そのものが少ない


空き家が売れない原因が建物ではなく、立地にある場合もあります。


たとえば、


・人口減少が進んでいる

・駅から遠い

・生活施設が少ない

・車がないと生活できない

・接道条件が悪い

・周辺にも空き家が多い


といった地域です。


この場合、500万円を100万円にしても、100万円を10万円にしても買い手が現れないことがあります。


購入希望者そのものが少ないからです。


ここで重要なのは、


「いくらなら売れるか」


だけではなく、


「誰ならこの不動産を必要とするのか」


を考えることです。



▪️理由④ 一般の住宅としては売れなくても別の価値がある場合がある


ここは非常に重要です。


一般的な住宅購入者から見れば魅力が小さい空き家でも、別の視点では価値が残っていることがあります。


たとえば、


・低価格の戸建賃貸

・セカンドハウス

・倉庫

・事業用

・土地活用

・隣地所有者による利用

・投資用不動産


などです。


特に地方では、不動産価格が低くても一定の賃貸需要が残っている地域があります。


仮に物件価格が非常に安く、修繕後に一定の家賃で貸せるのであれば、実需ではなく投資対象として検討される可能性があります。


つまり、


「マイホームとして売れない」



「不動産として価値がない」


は同じではありません。



▪️理由⑤ 不動産会社にとって扱いにくい物件になっている


格安物件では、不動産会社側の事情も考える必要があります。


10万円の不動産でも、1,000万円の不動産でも、


・物件調査

・所有者確認

・役所調査

・契約書類作成

・買主対応

・現地案内


など一定の業務が必要です。


低価格物件だから仕事量まで10分の1になるわけではありません。


そのため地方の格安空き家では、通常の仲介販売と相性が良くないケースがあります。


長期間売却活動を続けているのに反響がほとんどないなら、


「さらに値下げする」


だけではなく、売却方法そのものを変えることも検討するべきです。



▪️値下げを続ける前に「売れない原因」を分解する


ここまでを見ると分かるように、


空き家が売れない理由は価格だけではありません。


大きく分けると、


①価格

②建物

③立地

④売り方

⑤購入後の負担


があります。


原因が④の「売り方」なのに価格だけ下げても、状況はほとんど変わりません。


反対に、価格設定が原因なら適正価格へ修正することで動く可能性があります。


まず必要なのは、


「なぜ売れないのか」


を特定することです。



▪️10万円まで下げる前に査定を取り直す


長期間売れていない空き家ほど、一度売却活動をリセットして考えてみましょう。


特に、


・1年以上売れていない

・何度も値下げしている

・問い合わせがほとんどない

・内見後に断られる

・不動産会社から値下げしか提案されない


という場合です。


通常の仲介査定だけでなく、空き家や古家、売却しにくい不動産を扱う会社にも相談することで、違う出口が見つかる場合があります。


重要なのは、


「10万円なら売れますか?」


と聞くことではありません。


「この状態のまま売却する方法はありますか?」


と確認することです。


残置物があっても、建物が古くても、解体前でも、買取対象になる可能性はあります。


自分で先に大きなお金を使う前に、現況のまま査定できるか確認しておくと判断しやすくなります。


▪️売れない空き家は「現状のまま」買取査定も確認する


※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。


何度値下げしても売れない。


建物が古い。


残置物が残っている。


地方にある。


一般の不動産会社ではなかなか買い手が見つからない。


このような空き家なら、さらに値下げしたり解体費を負担したりする前に、空き家・訳あり不動産を扱う専門買取へ相談する方法があります。


一般の購入希望者とは違い、専門事業者は取得後の再生・賃貸・再販売などを前提として査定できる場合があります。


そのため、


「10万円でも売れない=価値がない」


と決める前に、現在の状態のまま価格が付く可能性を確認しておきましょう。


▶ 売れない空き家・訳あり不動産の買取相談はこちら



▪️仲介で売れないなら「買取」という選択肢もある


空き家の売却方法は、一般的な仲介だけではありません。


仲介は、不動産会社に買主を探してもらい、購入希望者が現れるまで販売活動を続ける方法です。


一方、買取は不動産会社などが直接物件を買い取る方法です。


一般的には仲介より売却価格が低くなる可能性がありますが、


・長期間売れない

・建物がかなり古い

・残置物が多い

・修繕が必要

・地方にあって需要が少ない

・早く手放したい


といった空き家では、検討する価値があります。


特に何年も売れていない物件では、


「できるだけ高く売る」


だけではなく、


「これ以上維持費を払い続けない」


という視点も重要です。



▪️売却価格だけでなく「手残り」で比較する


たとえば仲介なら200万円で売れる可能性がある一方で、


売却まで2年間かかるとします。


その間に、


・固定資産税

・火災保険

・草刈り

・建物管理

・交通費

・修繕費


などが発生することがあります。


さらに売却するために残置物処分やリフォームが必要になるかもしれません。


一方で、現況のまま早期に売却できる方法が見つかれば、売却価格そのものは低くても最終的な負担を抑えられる可能性があります。


不動産売却では、


売却価格=利益


ではありません。


売れるまでに必要なお金と時間まで含めて比較することが重要です。



▪️空き家を無料で譲れば解決するとは限らない


「10万円でも売れないなら0円で譲ればいい」


と思うかもしれません。


しかし、不動産は無料なら必ず引き取り手が見つかるわけではありません。


所有すれば、


・固定資産税

・建物管理

・草刈り

・修繕

・近隣対応

・将来の解体


などの負担も引き継ぐことになります。


買主側もそれを理解しています。


そのため重要なのは、


価格を限界まで下げることではなく、


「この不動産を所有するメリットを感じる人を探す」


ことです。



▪️古家付き土地として売る方法もある


建物が古いからといって、必ず売主が解体する必要はありません。


古家付き土地として現況のまま販売する方法もあります。


買主自身が、


・建物を修繕して使う

・賃貸住宅にする

・DIYする

・解体して新築する

・土地として利用する


などを判断できます。


売主が先に解体してしまうと、その選択肢を消してしまうことがあります。


さらに解体費用を先に負担する必要もあります。


解体するか迷っている方はこちらも参考にしてください。


空き家を解体せずに売ることはできる?古家付き土地として売却するメリット・デメリット




▪️解体してから売るべきケースもある


もちろん、解体が有効なケースもあります。


たとえば、


・建物の劣化が著しい

・土地需要が強い

・新築用地として売りやすい

・建物があることで土地全体を確認しにくい


といった場合です。


更地にすることで購入希望者が土地の利用方法をイメージしやすくなることがあります。


ただし、


「古いから解体」


と即決するのは危険です。


解体後に土地が売れなければ、


解体費用を負担したうえで土地を所有し続けることになります。


必ず解体前と解体後の両方で売却可能性を比較しましょう。


空き家を売るなら解体前?解体後?後悔しない判断ポイントを徹底解説




▪️お金がないから空き家を売れない場合


空き家問題で意外と多いのが、


「処分したいけれど、そのためのお金がない」


というケースです。


残置物処分、測量、登記、修繕、解体などを考えると、売却前にまとまった費用が必要になる場合があります。


しかし、すべてを売主側で済ませてから売却しなければならないとは限りません。


物件によっては、


・現況のまま売却

・古家付き土地として売却

・残置物を残した状態で相談

・買取を検討


などの方法があります。


先に数百万円を使ってから売却方法を考えるのではなく、


まず売却可能性を確認する。


この順番が重要です。


空き家を売るお金がない…解体費用も払えないときの7つの解決方法を徹底解説




▪️売れない空き家で避けたい5つの行動


空き家が売れないと焦ってしまいます。


しかし、焦って行動すると余計に費用が増えることがあります。


特に注意したいのが次の5つです。


①理由を確認せず値下げする


②査定前に高額なリフォームをする


③売却可能性を確認せず解体する


④管理せず長期間放置する


⑤一つの売却方法だけにこだわる


「仲介で売れなかった=売却できない」


とは限りません。


売却方法や買主の対象を変えることで動く可能性があります。



▪️何年も売れない空き家ほど放置しない


1年、2年、3年と売れない状態が続くと、


「今さら急いでも仕方がない」


と思ってしまうかもしれません。


しかし建物は時間とともに劣化します。


雨漏りなどが発生すれば、数年前なら使えた建物が修繕困難になることもあります。


雑草や樹木が伸びれば管理負担も増えます。


さらに所有している限り、固定資産税などの負担も続きます。


売れないから放置するのではなく、


売れない期間が長くなったからこそ出口を再検討するべきです。



▪️売れない空き家を処分する基本的な流れ


何から始めればいいか分からない場合は、次の順番で整理すると判断しやすくなります。


①現在の物件状態を確認する


②土地・建物・接道などの条件を整理する


③周辺の売却事例や需要を確認する


④仲介で売れる可能性を確認する


⑤現況買取の可能性も確認する


⑥解体前・解体後の手残りを比較する


⑦保有・活用・売却から出口を決める


ポイントは、


「売れないから解体する」


「売れないから10万円にする」


と一つの方法へ飛びつかないことです。



▪️相続した空き家は特に早めに方向性を決める


親から相続した実家などは、思い入れがあるため判断を先送りしやすい不動産です。


しかし誰も住む予定がないのであれば、


・売却する

・賃貸する

・自分で利用する

・親族が利用する

・解体する


など、今後の方向性を考える必要があります。


特に遠方の空き家では管理のために移動するだけでも負担になります。


相続した空き家の売却方法とは?売却の流れと失敗しないためのポイントを徹底解説




▪️よくある質問


Q. 10万円でも売れない空き家は本当にありますか?


あります。


購入価格が安くても、修繕費や解体費、維持費などの負担が大きければ買主が見つからない場合があります。



Q. 1円なら売れますか?


価格をほぼ無料にしても、必ず引き取り手が見つかるとは限りません。


不動産は取得後にも維持管理の負担があるためです。



Q. 売れないなら解体した方がいいですか?


物件によります。


解体によって売りやすくなるケースもありますが、古家付きのまま売れる可能性もあります。


解体前に査定して比較することをおすすめします。



Q. リフォームしてから売った方がいいですか?


必ずしもそうとは限りません。


買主が自分でリフォームしたい場合もあるため、高額な工事をする前に売却可能性を確認しましょう。



Q. 仲介で売れない場合はどうすればいいですか?


価格だけでなく、販売方法を見直しましょう。


空き家や古家、訳あり不動産などを対象とした買取を含め、複数の出口を比較する方法があります。

▪️0円で手放す前に買取価格を確認する


※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。


10万円でも売れないからといって、すぐに0円譲渡や有料での処分を考える必要はありません。


古い家、地方の空き家、残置物がある物件などでも、専門買取なら査定対象になる可能性があります。


先に解体費や片付け費用を使うのではなく、


「今の状態ならいくらになるのか」


を確認してから、仲介・買取・解体などを比較しましょう。


▶ 売れない空き家・訳あり不動産の買取相談はこちら



▪️まとめ|10万円でも売れないなら「価格」ではなく「売り方」を変える


空き家が売れないと、


500万円

300万円

100万円

50万円

10万円


と値下げしたくなります。


しかし、価格を下げ続けても解決しない空き家があります。


なぜなら買主が見ているのは購入価格だけではないからです。


建物の状態、修繕費、解体費、立地、管理負担、将来の売却可能性まで含めて判断しています。


だからこそ、


「いくらまで下げれば売れるのか」


だけを考えるのではなく、


「誰なら買う可能性があるのか」


「現況のまま売却できないか」


「仲介以外の方法はないか」


「解体する前に売却できないか」


という視点が重要です。


何年も売れていない空き家でも、売却方法を変えることで出口が見つかる可能性があります。


大きな費用をかける前に、まず現在の状態のままどのような売却方法があるのか確認してみましょう。



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