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彦根・長浜の空き家は雪で傷む?湖北・湖東で冬の管理負担が重くなる理由と判断基準

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 4月3日
  • 読了時間: 12分

更新日:8月20日

※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

▪️結論|彦根・長浜の空き家は「雪下ろし」だけを考えても管理できない

彦根市・長浜市・米原市など、滋賀県の湖北・湖東エリアに空き家を所有していると、

「冬の間、屋根は大丈夫だろうか」

「雪が積もったあと、一度見に行った方がいいのか」

「遠方から毎年管理を続けられるだろうか」

と不安になることがあります。

結論からお伝えすると、この地域の空き家管理で重要なのは、単純に雪下ろしをするかどうかではありません。

確認したいのは、

・屋根や雨樋に異常がないか


・積雪後に外壁や軒先が傷んでいないか


・給排水設備に凍結や漏水がないか


・敷地へ安全に入れる状態か


・雪解け後に湿気や雨漏りが進んでいないか

といった、冬の前後を含めた建物全体の管理です。

さらに、彦根と長浜では雪の条件も同じではありません。

滋賀県内でも長浜市の一部は豪雪地帯に含まれ、旧余呉町は特別豪雪地帯です。

一方、彦根市は積雪寒冷特別地域に含まれますが、長浜北部とまったく同じ条件ではありません。

つまり、

「滋賀県北部だから全部同じ雪対策をすればいい」

という考え方ではなく、所在地・建物状態・管理頻度を分けて考える必要があります。

▪️彦根と長浜では、空き家の「雪リスク」が同じではない

湖北・湖東という言葉でまとめられることがありますが、実際の積雪環境には差があります。

長浜市でも市街地と北部では状況が違い、米原市も伊吹方面と市街地では条件が変わります。

彦根市でも雪が積もることはありますが、長浜市北部と同じ前提で管理費や雪下ろし回数を決めるのは適切ではありません。

そのため、まず確認したいのは、

・空き家がどの地域にあるのか


・屋根形状はどうなっているか


・築年数は何年か


・過去に雨漏りや屋根修繕をしているか


・近隣住宅との距離は近いか

という物件ごとの条件です。

築年数が古い家では、雪そのものよりも、すでに弱っていた屋根・雨樋・外壁などに冬の負担が加わることで問題が表面化する場合があります。

「去年大丈夫だったから今年も大丈夫」とは限りません。

▪️空き家で本当に怖いのは、雪が降った日より「その後」

人が住んでいる家なら、

「雨漏りしている」

「雨樋がおかしい」

「水が出ない」

といった変化に比較的早く気づけます。

しかし空き家の場合、異変が起きても発見されないまま時間が経過します。

例えば、積雪や凍結のあとに、

・雨樋が外れる


・軒先が傷む


・屋根材がずれる


・配管が凍結する


・雪解け水が建物内部へ回る

といった問題が起きても、次に訪れるまで分からないことがあります。

小さな不具合の段階なら補修で済んだものが、数か月後に見たときには大きな修繕になっている。

これが、遠方にある雪の多い地域の空き家で管理負担が大きくなりやすい理由です。

空き家は、

「誰も使っていないから傷まない」のではなく、「誰も使っていないから異変の発見が遅れる」

と考えた方が実態に近いでしょう。

👉 電気・水道を止めた空き家の注意点はこちら


▪️冬に確認したいポイント①|屋根・軒先・雨樋

雪の多い地域で最初に気になるのが屋根です。

ただし、所有者自身が無理に屋根へ上がって確認する必要はありません。

むしろ積雪時や凍結時の高所作業は危険です。

地上から確認できる範囲で、

・屋根材に大きなずれがないか


・軒先が以前より下がっていないか


・雨樋が外れていないか


・外壁に新しいひび割れがないか


・落雪する方向に隣家や通路がないか

などを確認します。

特に隣家との距離が近い住宅地では、自宅だけの問題では終わりません。

屋根材・雨樋・雪などが敷地外へ影響する可能性も考えておく必要があります。

▪️冬に確認したいポイント②|水道管・給湯設備

空き家で意外と見落としやすいのが、水回りです。

長期間使用しない家では、

「誰も使わないから水道を止めておけば安心」

と思いがちです。

しかし、冬季の管理では配管の状態や水抜き方法なども確認しておく必要があります。

設備によって対応方法は違うため、長期間空ける場合は施工会社や設備業者へ確認しておく方が安全です。

特に、

・築年数が古い


・配管が外気の影響を受けやすい


・過去に凍結したことがある


・冬季に長期間まったく訪問しない

という家は注意しておきたいところです。

▪️冬に確認したいポイント③|敷地へ「行けるか」

空き家管理では建物だけを見がちですが、

そもそも敷地まで安全に入れるか

も重要です。

雪が積もると、

・駐車できない


・敷地入口が分からない


・除雪された雪が入口付近へ寄せられる


・境界付近の状態を確認できない

といったことがあります。

遠方から数時間かけて到着したのに、敷地へ入れない。

これでは管理そのものが成立しません。

冬に毎回自分で見に行くのであれば、道路状況だけでなく、敷地内へのアクセスまで想定しておく必要があります。

▪️冬に確認したいポイント④|雪解け後の湿気と劣化

実は、雪がなくなった後も重要です。

雪解け水や冬場の湿気によって、

・基礎周辺に水が溜まる


・床下の湿気が強くなる


・外壁の傷みが進む


・室内のカビ臭が強くなる

ことがあります。

冬を越したから安心ではなく、春に一度建物状態を確認するという考え方も必要です。

また、春になると雑草や庭木の管理も始まります。

雪の管理が終わった直後から草刈り・庭木・害虫など別の管理が始まるため、遠方所有者にとっては一年中何かしら対応が必要になることもあります。

👉 空き家の草刈り・庭木管理についてはこちら


▪️「年に数回見に行っている」だけでは管理できないケースもある

空き家所有者からよく聞くのが、

「年に何度かは見ています」

という話です。

もちろん、まったく見に行かないよりは良いでしょう。

ただし重要なのは回数よりタイミングです。

例えば、

秋に一度見た



冬に大雪が降った



屋根や雨樋に異常が出た



次に確認するのが春の終わり

という状態では、不具合を数か月放置することになります。

空き家管理は、

「半年に1回」

「年4回」

と機械的に決めるだけではなく、

台風・大雪・強風など、建物に負担がかかった後に確認できる体制があるか

まで考えておくことが大切です。

👉 地方で「管理しているつもり」が危険になる理由はこちら


▪️管理を続けるなら「年間いくら」ではなく、何を頼むかを決める

旧記事では、空き家の維持費を一律に年間10万円、20万円と考えていました。

しかし実際には、建物条件によって必要費用は大きく違います。

比較すべきなのは、

・定期巡回


・冬季の現地確認


・草刈り


・庭木剪定


・屋根や外壁の点検


・雨漏り補修


・水道や設備の管理


・火災保険


・固定資産税

などです。

ほとんど費用がかからない年もあれば、修繕が重なって大きな支出になる年もあります。

そのため、

「年間いくらかかるか」より、「この家を今後5年、10年持つために何が必要なのか」

を整理した方が判断しやすくなります。

▪️それでも空き家を残す価値があるケース

雪や管理負担があるからといって、すべての空き家を売却する必要はありません。

例えば、

・数年以内に自分や家族が住む予定がある


・定期的に利用している


・管理を任せられる人が近くにいる


・建物状態が良い


・将来的な活用方針が決まっている

のであれば、維持する意味はあります。

重要なのは、

「何となく残す」ことと「理由があって残す」ことを分けること。

目的が明確なら、必要な管理費も将来の修繕費も受け入れやすくなります。

▪️反対に、手放す判断を検討したいケース

次のような状態なら、一度売却を含めて比較してもよいでしょう。

・遠方で冬の状態確認ができない


・今後住む予定がない


・相続する家族も利用する予定がない


・修繕箇所が増えている


・管理費だけが毎年続いている


・売却したい気持ちはあるが何年も先送りしている

この状態で、

「もう少し置いておこう」

と数年経過すると、その間にも建物は古くなります。

売却を決める必要はありません。

まずは現在いくらで売れる可能性があるのかを確認し、

「保有を続けた場合」

「現況で売却した場合」

「解体して売却した場合」

を比較するだけでも判断材料になります。

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▪️雪で傷んだからといって、先に解体する必要はない

古い空き家を見ると、

「もう建物に価値はないから壊そう」

と考える人もいます。

ただし、解体は一度行えば元に戻せません。

また、住宅が建っている土地に適用されている住宅用地の固定資産税等の特例は、建物を解体したことで適用されなくなる場合があります。

一方で、管理状態が悪化し、法律に基づく勧告の対象となれば、建物を残していても住宅用地特例を受け続けられるとは限りません。

つまり、

「税金が上がるから壊さない」

「古いからすぐ壊す」

のどちらも、一律には正解ではありません。

まず現況査定と解体費用を比較します。

👉 古家を解体して売るか、現況で売るかの比較はこちら


▪️解体を検討するなら、売却価格と同時に見積もる

例えば、

現況のまま売却できる価格



解体費用



更地にした場合の売却価格



解体後の固定資産税等



売却までに必要な管理費

まで比較します。

更地にすれば必ず高く売れるとは限りません。

逆に、建物の劣化が激しく、買主が解体費を大きく見込む物件では、更地にした方が売却しやすくなることもあります。

所在地・道路条件・建物状態によって答えが変わるため、先に数字を揃えることが重要です。

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▪️一般市場で売りにくい空き家もある

湖北・湖東の空き家すべてが、通常の中古住宅として売れるわけではありません。

例えば、

・建物の傷みが大きい


・残置物が多い


・長期間空き家になっている


・接道や境界に問題がある


・一般の仲介では買主が見つかりにくい

という物件もあります。

その場合は、一般仲介だけでなく、訳あり不動産などを扱う買取サービスまで含めて比較する方法があります。

👉 他社で断られた空き家・土地も相談できる買取サービス


▪️彦根市では空き家を「放置したまま」にしないことも重要

空き家は所有者だけの問題ではありません。

適切な管理がされず、

・倒壊のおそれ


・外壁や屋根材の飛散


・衛生状態の悪化


・周辺環境への悪影響

などが進むと、行政対応の対象となる可能性があります。

現在は「特定空家等」になる前の段階として、管理不全空家等への対応も制度化されています。

彦根市でも空き家の適正管理や活用に関する条例が整備されています。

ただし、

古い家=すぐ行政処分

という話ではありません。

大切なのは、問題が大きくなる前に、

修繕するのか


管理を続けるのか


活用するのか


売却するのか

を決めることです。

👉 彦根市の空き家・空き地管理についてはこちら


▪️相続した実家なら、家だけでなく家族の意思も整理する

湖北・湖東の空き家では、相続した実家というケースも少なくありません。

この場合、

「自分は売ってもいい」

と思っていても、

兄弟は残したい


親族が荷物を置いている


将来誰かが使うかもしれない

という理由で判断が止まることがあります。

しかし、結論を出さないまま何年も経過すると、建物の状態は少しずつ変わっていきます。

相続した空き家では、

・誰が所有しているか


・誰か使う予定があるか


・いつまで保有するか


・年間管理を誰が担当するか


・売却する場合はいつ再検討するか

まで決めておくと、先送りを防ぎやすくなります。

👉 相続した空き家の判断はこちら


▪️よくある質問

Q. 彦根市でも雪下ろしは必要ですか?

建物や積雪量によって異なります。一律に「必要」「不要」と判断するのではなく、屋根形状や建物状態を確認してください。危険を伴うため、所有者自身が無理に屋根へ上がることは避けた方が安全です。

Q. 長浜市の空き家なら毎年雪下ろしが必要ですか?

長浜市内でも地域によって積雪条件が違います。市街地と北部を同じ条件で考えず、所在地ごとに管理方法を検討することが重要です。

Q. 冬だけ管理業者へ依頼する方法でも大丈夫ですか?

可能ですが、冬だけでなく台風後や春の雪解け後など、建物へ負担がかかったタイミングでの確認も検討したいところです。

Q. 古い空き家なら解体した方がいいですか?

築年数だけでは決められません。現況売却できる可能性もあるため、査定と解体見積もりを比較してから判断する方が安全です。

Q. 遠方でまったく管理できない場合はどうすればいいですか?

管理を委託して保有する方法と、売却・買取などで所有そのものを終える方法があります。今後利用する予定があるかを基準に比較すると判断しやすくなります。

▪️まとめ|雪が心配なら「今年の冬」ではなく、これから何年持つかを考える

彦根・長浜など湖北・湖東の空き家では、雪そのものだけを見るのでは不十分です。

重要なのは、

・冬の異常を誰が確認するのか


・屋根や水回りをどう管理するのか


・春以降の草刈りまで続けられるか


・修繕費が出ても保有したい理由があるか


・何年後まで所有する予定なのか

を整理することです。

これから使う家なら、適切に管理して残す。

使わないけれど判断できないなら、期限を決めて管理する。

今後も使う予定がなく管理が負担なら、売却や解体も比較する。

大切なのは、

「雪が降ったら考える」のではなく、雪が降る前から空き家の出口まで決めておくこと。

空き家を所有していること自体が問題なのではありません。

目的がないまま、管理だけを何年も続ける状態を放置しないこと。

そこを一度整理するだけでも、冬が来るたびに感じていた負担は大きく変わります。

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