相続土地国庫帰属制度とは?利用条件・費用・デメリットを分かりやすく解説
- MIRAIU

- 8月7日
- 読了時間: 6分
▪️この記事がおすすめな人
✅ 相続した土地を手放したい
✅ 売れない土地を所有している
✅ 相続土地国庫帰属制度を知りたい
✅ 固定資産税の負担を減らしたい
✅ 相続放棄との違いを知りたい
▪️結論
「売れない土地を国へ返せる制度がある。」
そんな話を聞いたことはありませんか?
2023年4月に始まった相続土地国庫帰属制度は、一定の条件を満たした土地を国へ引き渡せる制度です。
ただし、
どんな土地でも利用できるわけではありません。
建物が建っている土地や境界が不明確な土地など、対象外となるケースも多くあります。
また、審査手数料や管理費相当額の負担も必要です。
そのため、
売却・寄付・相続放棄など他の方法と比較した上で利用を検討することが重要です。
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▪️相続土地国庫帰属制度とは?
相続土地国庫帰属制度とは、
相続や遺贈によって取得した不要な土地を、一定の条件を満たした場合に国へ引き渡せる制度です。
これまで、
「相続したけれど利用しない土地」
を手放す方法が限られていました。
そこで創設されたのが、この制度です。
ただし、
申請すれば必ず利用できる制度ではありません。
国による審査があり、条件を満たした土地だけが対象になります。
▪️利用できる主な条件
相続土地国庫帰属制度には条件があります。
例えば、
・相続や遺贈で取得した土地である
・建物が建っていない
・境界が明確である
・担保権などの権利関係が整理されている
・管理に過大な負担がかからない
などです。
条件を満たさない場合は、申請しても承認されない可能性があります。
▪️利用できない土地の例
次のような土地は対象外になる場合があります。
・建物が残っている土地
・境界争いがある土地
・土壌汚染がある土地
・管理に多額の費用がかかる土地
・崖地など危険性が高い土地
「売れない土地だから国へ返せる」
というわけではない点に注意しましょう。
▪️どんな費用がかかる?
制度を利用する際は、
・審査手数料
・承認後の管理費相当額
などの負担があります。
無料で土地を引き取ってもらえる制度ではありません。
そのため、
売却できる可能性がある土地であれば、まず査定を受けて比較することをおすすめします。
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▪️相続土地国庫帰属制度のメリット
この制度を利用する最大のメリットは、利用予定のない土地を手放せる可能性があることです。
具体的には、
・固定資産税の負担を減らせる
・草刈りや管理の手間がなくなる
・相続人へ不要な土地を残さずに済む
・遠方の土地を管理する負担を軽減できる
特に、売却が難しい土地を所有している方にとっては、有力な選択肢の一つになります。
▪️相続土地国庫帰属制度のデメリット
一方で、デメリットも理解しておく必要があります。
例えば、
・すべての土地が対象ではない
・厳しい審査がある
・審査手数料が必要
・承認後は管理費相当額の負担金を納める必要がある
・申請から承認まで時間がかかる場合がある
「不要な土地なら何でも国へ返せる制度」ではない点を理解しておきましょう。
▪️相続放棄との違い
相続土地国庫帰属制度と相続放棄は、よく混同されます。
しかし、大きく異なります。
相続土地国庫帰属制度
・相続した土地だけを対象にできる
・一定の条件を満たす必要がある
・費用負担がある
相続放棄
・土地だけではなく、相続財産すべてを放棄する
・借金も相続しない
・相続開始を知った日から3か月以内に手続きが必要
土地だけを手放したい場合は、相続土地国庫帰属制度の方が適しているケースもあります。
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▪️売却・寄付・国庫帰属制度はどれがおすすめ?
土地の状況によって最適な方法は異なります。
売却がおすすめ
・少しでも現金を残したい
・買い手が見込める土地
寄付がおすすめ
・受け入れてくれる相手が見つかった
・管理負担をなくしたい
相続土地国庫帰属制度がおすすめ
・売却や寄付が難しい
・条件を満たしている
・管理を続ける予定がない
一つの方法だけにこだわらず、複数の選択肢を比較することが大切です。
▪️申請前チェックリスト
制度を利用する前に確認しておきましょう。
✅ 相続した土地である
✅ 建物が建っていない
✅ 境界が明確になっている
✅ 担保権などが設定されていない
✅ 土地の状態を確認している
✅ 売却できる可能性も比較した
これらを整理しておくことで、申請や他の選択肢の検討もスムーズになります。
▪️よくある質問
Q. 誰でも利用できますか?
A. 相続または遺贈で取得した土地など、制度の条件を満たす必要があります。
Q. 建物がある土地でも利用できますか?
A. 原則として建物がある土地は対象外です。
Q. 利用するのに費用はかかりますか?
A. はい。審査手数料や承認後の負担金が必要です。
Q. 売れない土地なら必ず利用できますか?
A. いいえ。土地の状況や条件によっては利用できない場合があります。
Q. 売却とどちらがおすすめですか?
A. 売却できる可能性があるなら、まず査定を受けて比較することをおすすめします。
Q. 相続放棄との違いは何ですか?
A. 相続放棄は財産全体を放棄しますが、相続土地国庫帰属制度は一定条件を満たした土地を国へ引き渡す制度です。
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▪️まとめ
相続土地国庫帰属制度は、相続した不要な土地を国へ引き渡せる可能性がある制度です。
しかし、利用には厳しい条件があり、すべての土地が対象になるわけではありません。
また、審査手数料や負担金も必要になるため、「無料で処分できる制度」と考えるのは適切ではありません。
まずは土地の状況を確認し、売却・寄付・相続放棄などの方法と比較した上で、自分に合った選択をすることが大切です。
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