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毎年草刈りだけしている土地、このままでいい?管理費だけ払い続ける前に決める5つのこと

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 2025年12月29日
  • 読了時間: 15分

更新日:2 日前

今年も草刈りをした。

土地はきれいになった。

業者へ代金も払った。

これで一安心。

ところが数か月すると、また草が伸びる。

翌年も同じように草刈りする。

そして気づけば、

3年。

5年。

10年。

と同じことを繰り返している。

そんな土地があります。

そこで一度、

「これ、いつまで続けるんやろ?」

と考えることがあります。

結論からいうと、

草刈りをしているのに土地の状況が何も変わらない原因は、草刈りそのものではありません。

土地を、

何のために持つのか。

どの状態まで管理するのか。

いつまで保有するのか。

誰が費用を負担するのか。

売る可能性があるのか。

が決まっていないことが原因になっているケースがあります。

草刈りは必要な土地管理です。

しかし、

草刈り=土地問題の解決

ではありません。

この記事では、

「毎年草刈りだけしている土地を、このまま持ち続けていいのか」

という疑問に絞って整理します。

空き家・相続土地・売りにくい不動産全体はこちらから確認できます。

草刈り後の土地管理全体はこちらです。

※本記事には広告・PRを含みます。

▪️結論|問題なのは「草がまた伸びること」ではない

草刈りをした土地に再び草が生える。

これは珍しいことではありません。

草刈りは地上部を刈って土地を管理しやすい状態へ戻す作業であり、一度行えば将来ずっと草が生えなくなる方法ではありません。

だから、

5月に草刈り。

夏にまた伸びる。

もう一度管理する。

ということ自体を、

「何も変わらなかった」

と考える必要はありません。

問題は、

毎年同じ管理費を払いながら、土地を今後どうするかだけ何年間も決まらないこと

です。

例えば、

今年5万円払った。

来年も5万円。

再来年も5万円。

それでも、

使わない。

貸さない。

売らない。

家族も使わない。

という状態なら、草刈り方法より先に土地の持ち方を見直す意味があります。

▪️草刈り直後は「問題が解決したように見える」

草刈り前の土地は分かりやすく困っています。

草が腰まで伸びている。

道路側へ出ている。

隣地境界が見えない。

近所から連絡が来た。

だから、

「早く刈らなあかん」

となります。

そして草を刈る。

土地がきれいになる。

すると急に緊急性がなくなります。

これが、

次の判断が止まりやすいタイミング

です。

草が伸びていたときは、

「この土地どうしよう」

と思っていたのに、きれいになった瞬間、

「まあ、また考えたらいいか」

となる。

数か月後には忘れる。

翌年また草が伸びて思い出す。

この繰り返しです。

つまり草刈り後は、

土地問題がなくなったのではなく、見えにくくなっただけ

という場合があります。

▪️毎年刈ること自体が悪いわけではない

ここは分けて考えます。

毎年草刈りしている土地でも、

3年後に家を建てる。

子どもが将来使う。

隣接地とまとめて活用する予定。

家庭菜園などで利用する予定。

という明確な目的があるなら、管理を続ける意味があります。

土地を保有する目的があり、そのために草刈りしている。

これは、

何も変わっていない土地

ではありません。

目的に向かって保有している土地です。

反対に、

「何となく親から相続したから」

「売るのも面倒だから」

「とりあえず草だけ刈っている」

という状態が何年も続いているなら、一度整理する意味があります。

大切なのは、

草刈りを何回したかではなく、なぜその土地を持っているか説明できるか。

です。

▪️「いつか使う」が何年後なのか確認する

相続土地でよくあるのが、

「いつか使うかもしれない」

という理由です。

もちろん将来利用する可能性があるなら、すぐ売る必要はありません。

ただし、

いつか。

だけでは管理期間を決められません。

例えば、

子どもが5年後に家を建てる可能性が高い。

なら、5年間保有する前提で管理方法を考えられます。

一方、

誰が使うか分からない。

何に使うか決まっていない。

時期も決まっていない。

という場合は、

「将来使う予定」ではなく「判断を保留している状態」

かもしれません。

売るか持つかを今日決めなくても構いません。

ただ、

次に見直す日を決める。

それだけでも違います。

例えば、

来年の固定資産税通知が来たとき。

次の草刈り前。

相続から3年経った時点。

などです。

期限がない「いつか」を、確認日がある「保留」に変えます。

▪️年間管理費を出すと「何も変わらない」の正体が見える

草刈り1回だけを見ると、

4万円。

5万円。

8万円。

という費用でも、

「仕方ないか」

となりやすいでしょう。

しかし土地を保有する費用は草刈りだけとは限りません。

例えば説明用として、

草刈り 年6万円。

刈草処分 年2万円。

固定資産税 年3万円。

現地までの交通費 年1万円。

とします。

年間12万円です。

5年間なら60万円。

10年間なら120万円です。

※金額は単純な説明例で、実際の費用は土地ごとに異なります。

ここで初めて、

「年間12万円払ってでも持っておきたい土地なのか?」

と考えられます。

一回の草刈り代ではなく、

保有期間全体の費用

を見ることが重要です。

草刈り回数と年間管理費についてはこちらでも整理しています。

▪️草刈り費を減らすことと土地問題を解決することは別

例えば草刈り費が高い。

そこで、

年3回を年2回へ減らす。

自分で刈る。

安い業者を探す。

という方法があります。

これで年間管理費を抑えられるなら意味があります。

しかし、

年間8万円。

年間5万円。

になったとしても、

土地を10年間使わないままなら50万円の管理費がかかります。

つまり、

草刈り費を安くする問題

と、

この土地を保有し続ける問題

は別です。

長期保有するなら、効率的な管理方法を考える。

保有理由自体がないなら、出口を考える。

この二つを混ぜません。

毎年同じ土地を管理する場合はこちらも参考になります。

▪️自分で草刈りしていると「費用ゼロ」に見えやすい

業者へ頼んでいない人にも同じ問題があります。

例えば年2回、自分で草刈りしている。

業者代は0円。

だから、

「土地管理にお金はかかっていない」

と思うことがあります。

しかし実際には、

往復の交通費。

草刈機や道具。

燃料。

刃の交換。

刈草処分。

そして作業時間。

があります。

遠方土地なら、

移動だけで半日。

草刈りで半日。

一日仕事になることもあります。

お金を払っていなくても、

自分の時間を使って土地を保有している

ということです。

だから保有判断では、

業者代だけではなく、

「毎年何日この土地のために使っているか」

も見ます。

▪️家族の誰か一人だけが管理しているなら役割を見直す

相続した土地では、

兄弟3人で相続。

でも草刈りするのは長男だけ。

という状態があります。

最初は、

「近くに住んでるからやっとくわ」

で始まった。

しかし、

草刈り。

近所対応。

固定資産税の確認。

業者への連絡。

が全部一人へ集まる。

すると土地を持っていることより、

管理している人だけが負担を感じる

状態になります。

こうなったら、

誰が草を刈るか。

だけでなく、

誰が費用を負担するか。

土地を将来誰が取得するか。

売却する可能性はあるか。

まで共有した方が整理しやすくなります。

一度草刈りしたことで家族内の担当が固定化している場合はこちらでも整理しています。

▪️草刈り後の「様子を見る」は悪くない

売るか。

持つか。

今日中に決められない。

これは普通です。

例えば、

相続したばかり。

家族でまだ話せていない。

土地価格も分からない。

将来使う可能性も少しある。

という状況なら、すぐ結論を出さなくても構いません。

ただし、

何も決めずに様子を見る

のと、

条件を決めて様子を見る

のは違います。

例えば、

今年は管理する。

来年春にもう一度家族で話す。

その前に土地価格だけ確認する。

年間維持費を記録する。

ここまで決まっていれば、保留にも意味があります。

草刈り後に様子を見るときの考え方はこちらです。

▪️防草シートを敷けば「土地問題が解決」でもない

毎年草刈りするのが嫌になり、

防草シート。

砂利。

舗装。

などを検討することがあります。

長期間保有する土地なら、管理負担を減らす選択肢になる場合があります。

しかし、

将来売るかもしれない。

1〜2年以内に建築するかもしれない。

そもそも土地需要を調べていない。

という状態で高額な防草対策を先に行うと、費用を回収できない場合があります。

例えば、

草刈りを減らしたい。

50万円かけて防草工事。

半年後に売却。

となれば、

その50万円がそのまま売却価格へ上乗せできるとは限りません。

だから、

管理方法を決める前に保有期間を考える。

これが重要です。

防草シートについてはこちらで詳しく整理しています。

▪️草刈りを業者へ任せるだけで解決する土地もある

一方、

土地は明確に残しておきたい。

将来利用する予定もある。

ただ自分で草刈りするのが大変。

という場合。

この土地は、

売るかどうか悩む必要はありません。

問題は管理方法です。

例えば、

年に何回確認するか。

どこまで刈るか。

刈草処分まで任せるか。

作業後写真を送ってもらうか。

を決めて業者へ任せる方法があります。

そうすれば、

「また草伸びてるかな」

と毎回気にする負担を減らせます。

つまり草刈り後に何も変わらない原因が、

土地の出口ではなく、

管理方法が毎回場当たり的だから

というケースもあります。

〖PR〗今後も土地を保有する予定があり、自分で毎回草刈りすることだけが負担になっている場合は、単発作業だけでなく作業範囲・刈草処分まで含めて業者へ相談すると管理方法を固定しやすくなります。

▪️使う予定がないなら「土地はいくら?」だけ確認する

一番判断が止まりやすいのが、

使う予定はない。

でも売るかどうかも分からない。

という土地です。

この場合、

売却する。

と決断する必要はありません。

先に、

現在いくらくらいで売れそうか

だけ確認します。

例えば、

年間管理費10万円。

現在の査定価格800万円。

という土地。

と、

年間管理費10万円。

需要がかなり限られ、売却価格も低い土地。

では判断が違います。

さらに、

相続した土地。

昔親が購入した土地。

祖父母から残った土地。

では、現在価格を一度も調べたことがないケースがあります。

価格が分からない状態では、

保有するメリット。

売却するメリット。

を比較できません。

査定は、

売る契約ではなく判断材料を増やす行為

として使えます。

〖PR〗毎年草刈り・固定資産税などの費用を負担しているのに、今後使う予定が決まっていない土地なら、現在価格を確認すると「このまま保有するか」を数字で比較しやすくなります。

▪️売れにくい土地でも「だから持ち続ける」にはならない

査定した結果、

思ったより安い。

買主が限られる。

すぐには売れそうにない。

ということもあります。

そこで、

「じゃあ持っとくしかない」

となりやすいでしょう。

しかし、

売りにくい。

と、

永遠に保有するしかない。

は同じではありません。

例えば、

価格を調整する。

隣接所有者へ相談する。

現況のまま買う事業者を探す。

土地条件を整理してから再販売する。

など、土地によって出口は違います。

重要なのは、

一社に「難しい」と言われたことを土地の最終結論にしないこと。

逆に、

何年も草刈り代を払いながら、

売却可能性を一度も確認していない。

という状態にもしたくありません。

▪️土地を持ち続けるなら「管理レベル」を決める

検討した結果、

この土地はまだ持っておく。

となった。

それなら次は、

どこまで管理する土地なのか

を決めます。

例えば、

近隣へ迷惑をかけない最低限管理。

住宅地で見た目も意識する管理。

売却予定があるため案内できる状態を保つ管理。

将来利用するため長期的に維持する管理。

では必要な作業が違います。

毎回、

草が伸びた。

焦る。

とりあえず全面草刈り。

ではなくなります。

保有すると決めた土地は、保有目的に合わせて管理方法まで決めます。

▪️草刈り後に一度だけ決める5つのこと

毎年同じ草刈りを繰り返しているなら、次の草が伸びる前に一度だけ整理します。

・この土地を持っている理由は何か

・年間でいくら・何日管理に使っているか

・いつまで保有する予定なのか

・次に判断を見直す日はいつか

・売る可能性があるなら現在価格を確認したか

この5つです。

この中で、

「将来使うから10年間持つ」

と決まれば、それで構いません。

管理方法を整えればいい。

「理由が特にない」

と分かったなら、初めて売却・活用を検討します。

最初から売ることを目的にする必要はありません。

目的は、

何となく草刈りを続ける状態から抜けることです。

▪️「今は決めない」と「ずっと決めない」は違う

土地は金額も大きく、家族の思い入れもあります。

相続した実家の土地なら、

簡単に手放せない。

という人もいるでしょう。

だから、

今は売らない。

今は活用しない。

という判断もあります。

ただ、

今は決めない。

と、

ずっと決めない。

は違います。

今年は保有する。

次の草刈りまでに価格を確認する。

来年家族ともう一度相談する。

というところまで決めれば、

土地は同じでも判断は一歩進んでいます。

草刈り後に土地の負担自体を小さくしたい場合はこちらでも整理しています。

▪️よくある質問|毎年草刈りだけしている土地

Q.毎年草刈りしているなら適切に管理できているのでは?

必要な草刈りを行っているなら、管理行為として意味があります。

ただし将来利用しない土地で、管理費だけ何年間も発生している場合は、保有目的まで一度確認すると判断しやすくなります。

Q.草刈りした直後に売った方がいいですか?

必ずしもそうではありません。

将来利用する予定や土地需要、家族の意向などによって保有する選択もあります。

売却を考えるなら、まず現在価格を確認してから比較します。

Q.何年使わなければ売るべきですか?

全国共通の年数基準はありません。

今後の利用予定、年間維持費、土地価格、家族の意向などを合わせて判断します。

Q.草刈り費が安いなら持っておいても大丈夫ですか?

草刈り費だけで判断するものではありません。

固定資産税、交通費、時間、庭木・建物管理などを含め、保有理由とのバランスを見ます。

Q.土地を売る気はないですが、自分で草刈りするのが限界です。

保有目的が明確なら、草刈り・刈草処分・写真報告などを業者へ任せて管理方法だけ変更する選択肢があります。

Q.家族が「いつか使う」と言っています。どうすればいいですか?

いつ頃、誰が、何に使う可能性があるのかまで確認すると整理しやすくなります。

結論が出ないなら、次に話し合う時期だけ決めておく方法もあります。

▪️まとめ|草刈り後に変えるべきなのは土地ではなく「次の判断」

草刈りをした。

土地はきれいになった。

でも翌年、また同じ草刈りをする。

この状態だけを見れば、

「何も変わっていない」

ように感じます。

しかし、

毎年草を刈ること自体が問題ではありません。

将来使う土地。

長期保有すると決めた土地。

なら、必要な管理を続ければいい。

問題になるのは、

使う予定がない。

売る予定もない。

土地価格も知らない。

年間管理費も把握していない。

次に考える日も決まっていない。

という状態で、

草刈りだけが毎年自動更新されていること

です。

草刈りは土地を一度リセットする作業です。

だから本来は、

土地がきれいになったそのタイミングが、

次の判断をしやすい瞬間

でもあります。

持つなら、

何のために持つのか決める。

管理するなら、

どの状態まで維持するか決める。

今は判断しないなら、

次に考える日を決める。

使わない可能性が高いなら、

現在価格だけでも確認する。

それで十分です。

すぐ売る必要もありません。

高額な土地活用を始める必要もありません。

ただ、

今年草を刈ったから、また来年考える。

を何年も繰り返さない。

「今決めない」と「ずっと決めない」を分ける。

これが、

毎年草刈りだけして何も変わらない土地を、一歩先へ進める考え方です。

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