【MIRAIU|香川県の空き家売却】8市の瀬戸内沿岸・ため池・山側・島しょで「売る・直す・管理を終える」を決める

更新日:2 日前

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香川県に残った実家。売るにしても、直すにしても、まず何から始めたらいいのか分からない。県内8市には、市街地だけでなく海沿い、ため池の周り、山側、船で渡る島まであります。同じ築年数でも、買い手が暮らすために必要な条件は変わります。
このガイドでは、土地の場所を確かめ、無駄な工事を避け、売却までの費用と管理が終わる時期を判断します。制度の名前を覚える必要はありません。自分の家なら今日何をするかが分かるように進めます。
▪️実家を売る前に『全部片付けないと』と思っていませんか
「香川に残した実家、家の中は荷物だらけ。古いし、買ってくれる人なんているんやろか」。片付け代や解体費のことを考えると、家を売る話を家族に切り出すのも面倒になるかもしれません。
でも最初から家を空っぽにしたり、設備を新品にしたりする必要があるとは限りません。まず知りたいのは、今の家と土地を次の人が使えるか、売主がどこまでお金を出す必要があるか。その二つです。
▪️結論|先に売り方を知ってから、工事のお金を使う
香川県の空き家は、県庁所在地の市街地、瀬戸内の港、田畑のある郊外、山側や離島で、買い手が確かめたい条件が変わります。古いから解体が正解とも、改修すれば売値が上がるとも言えません。
現況で売る、最低限直す、更地にして売る、家族が利用するまで管理する。この四つを並べて費用と期間を比べると、今すぐ手を付けなくてよい工事が見つかる場合もあります。
▪️香川県8市の売却記事|市から探す
▪️高松市|駅に近い家と、屋島・庵治・島の家を同じ売り方にしない
高松駅や中心部へ通いやすい家では、駐車台数と駅・商業施設までの移動が気になるでしょう。一方、屋島や庵治方面では斜面、海側の道路、通勤に使う車の出入りを買い手が確認するかもしれません。
男木島・女木島などの離島に家が残っているなら、内見に行く船便と修理の搬入費まで考えます。中心部で想定する標準的なリフォーム費を、島の家にそのまま当てはめないことが大切です。
▪️丸亀市|市街地と本島・広島で、持ち続ける費用が変わる
丸亀の市街地の古家を買う人には、前面道路や駐車場、日常の買い物が重要になりそうです。一方、港から船で向かう本島や広島などの住宅では、島外からの見回りと材料の運搬が工事費に関わります。
島の家でも、次に使いたい人がいれば売却の可能性があります。ただし長く売りに出すほど点検の移動費が続くため、売値と一緒に『いつ管理を終えるか』を考えたいところです。
▪️坂出市|瀬戸大橋の交通利便性と、港の近さを別に評価する
坂出市では道路交通の便利さが買い手に合う家もありますが、港や海岸に近い住宅では塩害や高潮の公表想定も確認したいところです。道路が広いから安全、海沿いだから売れない、どちらも一律には言えません。
古い建物の外壁と金属部の傷み、車を何台置けるか、敷地への進入路を写真で説明できるようにしましょう。壊す前に住宅として引き継ぐ買い手を探す余地を確認します。
▪️善通寺市|コンパクトな市街地でも、ため池と接道は個別に確認
善通寺市で家を探す人は、学校や病院への移動、敷地内駐車場など日常の使い勝手を重視する場合があるでしょう。古家の裏が農地だったり細い道路に面していたりすると、建替え条件の確認が必要になることもあります。
沿岸から離れた住所なら水害の心配がない、とは限りません。ため池周辺や河川・排水路に近い土地では、その住所に該当する浸水想定を個別に調べましょう。
▪️観音寺市|財田川の低地と海側の住宅では、先に見る図面が違う
観音寺市の住宅では財田川などの河川に近い低地と、有明浜・豊浜方面の海側とでは確かめたい災害情報が異なります。川の氾濫と高潮・津波を同じ『水害』という言葉だけで片付けないことが重要です。
家の床下に修理した跡がある場合は、いつ何を直したか記録を残します。公表された災害の想定と実際の建物の傷みを分けて説明できれば、買い手も必要な費用を考えやすくなります。
▪️さぬき市|志度・津田の沿岸と、長尾方面の土地の広さを分ける
志度や津田など海が近い住宅では、道路・通勤・海風による設備の傷みが判断材料です。内陸の長尾方面などでは、庭や付属建物、ため池周辺の土地条件が気になる買い手もいるでしょう。
家を売った後に裏の畑だけ所有したままになると、草刈りや境界管理は続きます。住宅と農地をどこまで一緒に引き渡せるか、登記上の地目と所有者を確かめておきたいところです。
▪️東かがわ市|三本松・引田の古家は、海と生活道路の両方を見る
東かがわ市では三本松や引田の住宅と、山側の集落とでは家までの道や生活施設への距離が異なります。海に面した古家は景観に魅力があっても、修繕時の運搬や海風の影響も確認したいところです。
売主が『古民家だから高値で待ちたい』と考えると、その間の通風、屋根の見回り、草刈りが必要になります。現況での買い手の条件を調べ、管理費を何年負担できるかを比較します。
▪️三豊市|詫間・仁尾の海側と高瀬・財田では出口が異なる
三豊市では詫間や仁尾の沿岸住宅と、高瀬や財田方面の農地・山側の家で買い手の目的が違うかもしれません。眺めが良い家でも、日々の交通や道路幅と工事の搬入費を無視して価格を決めることはできません。
粟島など島の家を手放したい場合も、建物だけでなく船便と見学日程が実務上の課題になります。家を残す案と更地へ変える案のどちらが管理を早く終えられるか考えます。
▪️海沿いの家は津波と高潮、金属部の傷みを分けて説明する
香川県の瀬戸内沿岸では、津波と台風等による高潮の想定を別々に確認します。高潮の県公表図は想定最大規模の台風を前提とした浸水を示すもので、物件が過去に被災した証明ではありません。
家が実際に潮風でどれだけ傷んでいるかも地図からは分かりません。サッシ、給湯器、雨戸などの状態と修理履歴を確かめ、想定・現況・必要な修繕費を分けて買い手に伝えましょう。
海沿いならまず、県が公表する高潮の浸水想定を住所で調べます。
▪️河川洪水は『川が近い』より、その場所の公表図を見る
香川県は県管理河川について洪水浸水想定区域図を公表しています。川の名前や町名だけで安全性を判断せず、自宅の住所に対応する図を確認する必要があります。
この図は一定の降雨条件に基づく予測であり、宅地が過去に浸水した証拠ではありません。室内の水跡、床下、道路の排水や修理記録も別に確認したいところです。
県の河川別資料から、該当する洪水浸水想定を選んで確認します。
▪️香川県で見落としたくないのが、ため池の下流にある土地
海から遠い家だから水の心配は少ないと考えていたのに、近くのため池が気になる。香川県では市町がため池ハザードマップ等を公表しており、決壊を想定した浸水の範囲を調べられます。
ただし、ため池が近ければ必ず危険だとか、地図で色のない家なら絶対安全とは言えません。土地の住所と池の位置を確認し、避難の想定と家の修繕履歴を分けて考えましょう。
ため池マップから市町別の浸水想定図へ進み、物件の場所を照合します。
▪️土砂や地震は、県内8市のハザード情報を住所で確かめる
山側や斜面にある住宅では土砂災害警戒区域と擁壁・排水を、地震については建物の耐震性や過去の改修歴を別に確認します。公表図の区域外でも、建物に調査が不要という意味ではありません。
香川県は高松から三豊まで8市のハザードマップの案内をまとめています。津波・河川・ため池・土砂を一つの図にまとめて見たつもりにならず、必要な情報を切り替えて確かめたいところです。
県の市町別ハザードマップ一覧から、実家がある市の資料を探せます。
▪️2026年は県の空き家ポータルが簡易版。古いリンクを頼りにしない
香川県は2026年9月18日、従来の県空き家ポータルが5月頃からサーバー事業者側の障害で閲覧できず、代わりに簡易版ページを公開していると案内しました。以前のサイトが開かなくても、すぐに制度がなくなったと判断する必要はありません。
簡易版には空き家のガイドブック、市町ごとの除却・改修支援への案内、相談先がまとまっています。リンクが見つからないときほど、県や家の所在地の市の公式窓口から情報をたどり直しましょう。
2026年9月公表の県の簡易版には、市町支援と空き家ガイドブックの案内があります。
▪️県の改修支援は『どの市でも同じ金額』ではない
香川県の空き家登録住宅の改修等支援では、登録物件の改修や一部市町の家財処分が案内されています。ただし補助の有無や額、誰が申請できるか、耐震性・法適合・移住の要件は市町で異なります。
売主が現金を受け取る補助なのか、買い手が引渡し後に利用する支援なのかも確認が必要です。補助があるという理由だけで全面改修を先に発注するのは避け、次の利用者が何をしたいのか見えてから検討しましょう。
使える制度は市ごとに違うため、県の案内から所在地の窓口を確認します。
▪️相続した実家は、売値の前に『誰の家か』を確かめる
親の家を相続していても、土地と建物の名義が別、兄弟姉妹で共有している、離れた農地も付いていることがあります。買い手が見つかってから所有者の意思がそろわないと、取引が止まるかもしれません。
まず固定資産税の通知書などから物件を特定し、登記の名義と家族の意向を確認しましょう。相続登記は義務化されていますが、具体的な申請期限や税の特例は個別の状況で変わるため、必要に応じて司法書士や税理士に相談します。
▪️家財の山を見ても、最初の仕事は全処分ではない
押し入れに古い書類が残り、家具の搬出だけでも大変そうな家。売る前に全部捨てる決まりがあるわけではなく、現況で引き継ぐ買い手がいるかや、契約で残置物をどう扱うかによって判断は変わります。
まず権利書など重要な書類と貴重品を確保し、内見できる動線を作るところから。大型家具を先に運び出してしまうより、処分範囲を買い手の条件と比較する方が無駄な出費を防げる場合があります。
▪️直してから売るなら、進む雨漏りと見た目を同じにしない
空き家の室内を見ると、古い台所や汚れた壁紙に目が行くものです。しかし雨漏りや漏水など傷みが広がる原因を放置し、内装だけ直すと後で追加工事が必要になる可能性があります。
逆に買い手が設備や間取りを自分で変えたいなら、売主の全面交換が売値に反映されないかもしれません。今必要な対処、買い手が選べる工事、後回しできる工事の三つに分けましょう。
県内の地形と建物状態を踏まえて、売る前にどこまで直すか考えます。
▪️草刈りは玄関と道路を優先。離島なら移動費も数える
半年ほど空けた家の庭で草が伸びていても、全敷地を同じ頻度で刈る必要があるとは限りません。まず道路に出た枝や見学者が通る場所を整え、隣地や水路への影響を確認します。
島の家なら船便と資材の運搬、山側なら斜面の安全と刈草の処分が費用に関わります。刈った草を安易に燃やさず、地域の収集ルールも確かめ、保有中に何回作業するかを計算したいところです。
売るまでの庭の管理を、道路・斜面・島外からの作業に分けて考えます。
▪️例えば年13万円の管理費。3年で39万円になることも
数字を置くと判断しやすくなります。例えば固定資産税5万円、保険2万円、草刈り3万円、見回りの交通費3万円なら年13万円。費用が変わらなければ3年で39万円です。これは説明のための仮の計算で、実際の金額は家ごとに違います。
雨漏りや水回りの修理が必要なら、その支出はさらに増える場合があります。高い売値を待つ案と今の条件で売る案を、差額だけでなく管理に使う時間も含めて比べましょう。
▪️相談する前にできることは、今日は三つだけ
まず固定資産税の通知書を探して、土地と建物の所在地を確かめる。次に、去年の草刈りや見回りで払った金額をメモする。最後に家族へ、今後その家を使う予定があるか聞いてみる。この三つなら、今夜でも始められそうです。
売ると決めるのはその後で構いません。住所と名義、維持費、家族の予定が分かるだけで、査定するのか、改修するのか、もう少し持つのかを考える材料がそろいます。
▪️今の状態でいくらになるか分かれば、片付けと解体を決めやすい
「こんな古い家は売れないかも」と思っていても、現況で買い手を探す方法はあります。ただし、査定額がそのまま成約額になるわけではなく、残置物を残せるかや売却までの期間も売り方によって違います。
実家を必ず売る必要はありませんが、高額な修理や解体を考えているなら、今の状態でいくらになりそうか知ると支出の上限を決めやすくなります。相談できる範囲や条件を確かめ、必要な場合だけ売却方法を比較してみてください。
まだ売ると決めなくても、まず現況の価格と引渡し条件を比較したい場合の入口です。
▪️共有者や遠方の親族がいる家は、売却条件をそろえるところから
「実家を売りたいのは自分だけで、きょうだいはまだ迷っている」。そんな場合には、不動産会社を探す前に家族の意思をそろえる方が先かもしれません。片付けや修繕に誰がお金を出すかも、後から揉めやすいところです。
相続した土地と建物の名義、家財、共有者の意向を整理した上で、売却や買取にどんな方法があるか考えます。自力で条件を整えるのが難しい場合には、対応範囲とサービス条件を確認して相談先を比較する方法もあります。
相続や共有の事情を踏まえて売り方を考えたい場合に、相談先の対応範囲を確かめます。
▪️いま売らなくてもいい家もある
家族が数か月後に住むことが決まっていて、無理なく安全に維持できる家なら、慌てて売却相談をする必要はないでしょう。家を残すこと自体が悪いわけではありません。
一方、誰も使う予定がなく、草刈りと修繕費が年々負担になるなら、持ち続ける理由を一度話し合いたいところです。売却を選ばなくても、管理の担当と費用を決めておくことには意味があります。
▪️最終判断|『いくらで売れるか』と『いつ手放せるか』を並べる
建物付きの売却、最低限の補修、解体後の更地売却、管理継続。それぞれについて見込み価格だけでなく、仲介・登記・家財・工事・税と、引渡しまでの草刈りや保険を差し引きます。
香川県の同じ市でも海側・内陸・島では負担が変わります。買い手に説明できる現況資料をそろえ、家族の予定と手残りを見比べてから決めましょう。
▪️よくある質問|香川県の空き家売却
Q. 香川県の空き家は、海の近くなら売れませんか?
A. 海沿いというだけで売却が禁止されるわけではありません。高潮や津波の公表想定と、建物の塩害や修繕の現況を分けて確認し、買い手に正確な条件を説明しましょう。
Q. ため池の近くに家があっても、浸水想定図を見れば十分ですか?
A. ため池が決壊する想定と、河川洪水・高潮・土砂災害は別の情報です。市町ごとの地図を住所で確認し、現地の排水や建物の傷みも併せて調べてください。
Q. 県の改修補助は、どの市でも同じ金額が使えますか?
A. 同じではありません。対象者や改修内容、耐震性、移住要件、申請時期などは市町で異なります。売主が先に工事しても利用できない場合があります。
Q. まだ売ると決めていない実家でも、価格の確認はできますか?
A. 売却するか迷っている段階で現況の査定や売り方を相談する方法はあります。ただしサービスごとの対応地域や申込条件を確認し、無理に契約を進める必要はありません。
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