丸亀市の空き家売却|島の改修200万円は買い手向け?危険家屋除却160万円との違い

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「丸亀の実家を売りたいけど、離島の家なんて買ってくれる人がいるんやろか」。本島や広島に家があると、内見のための船便や、庭木の管理だけでも手間が掛かります。本土の家と同じ感覚で、最初からリフォームを発注するのは考えたいところです。
丸亀市には離島で使える改修支援と、危険な家を除却する別の補助があります。どちらも金額が大きく見えますが、買い手の利用目的と危険度によって条件が変わります。まず今の家をどう引き継げるかを確かめましょう。
▪️市街地の空き家と、船で通う島の家は判断を分ける
丸亀市街地や土器町の住宅は通勤、買い物、敷地内駐車場が買い手にとって大きな条件になりやすいでしょう。島の家では、家が広いかどうか以上に船便と建物までの道、次の人が管理できるかが問題になる場合があります。
どちらの家も古いという理由だけで売れないと決めつけないこと。必要な修理の種類と管理に掛かる時間を分けて考えましょう。
▪️島の移住者用住宅には改修費90%・上限200万円の制度
丸亀市の離島空き家リフォーム補助金は、島外で3年以上暮らした後に島へ移住する人が、賃借または購入した家を自ら住むために改修する場合などを対象にしています。住宅向けは工事費の90%、上限200万円です。
これは売主が現金200万円を受け取る制度ではありません。移住予定者の契約年度または翌年度の工事などの条件があり、実際の住み手が決まってから利用を検討する仕組みです。
対象者・受付期間・必要書類は市の公式案内で確かめます。
▪️島で店舗等をつくる改修は、住宅と補助率が違う
島の空き家を店舗等として改修する事業者向けにも上限200万円の支援がありますが、補助率は50%です。住宅の90%という数字をそのまま店の工事へ当てはめることはできません。
さらに補助を受けた用途で10年以上利用することなどの条件があります。観光客がいる島だから宿泊施設にすれば売れると思い込まず、事業計画と手続きが必要か確かめましょう。
▪️本島・広島の空き家は、内見と工事の運搬を同じ費用にしない
本島や広島では、見学に来る人を案内する船便と、修繕用の資材を運ぶ手段で負担が変わります。港に着いても家まで車が入るとは限らず、家財の搬出も工事見積もりの確認点です。
売る前の一度きりの作業だけでなく、売却まで毎年何回草を刈り、戸締まりや台風後の様子を見に行くかまで考えます。買い手にとっても将来の費用が見えれば判断しやすくなるはずです。
▪️令和8年度の危険な家の除却支援は上限160万円
丸亀市は老朽危険空き家の除却に、対象費用等の80%以内・上限160万円の制度を設けています。周囲に悪影響を及ぼし、建物の損傷程度を示す評点が100点以上となる住宅が対象です。
『家が古いから160万円出る』わけではなく、市の判定と審査が必要。除却後に住宅を建てられるかも前面道路などの条件次第なので、補助があるから先に壊すという順番は避けたいところです。
対象者・受付期間・必要書類は市の公式案内で確かめます。
▪️除却の受付は4月1日から5月22日。追加受付は市へ確認
2026年度の予約審査の申込みは4月1日から5月22日でした。市は予算状況によって受付期間後にも申し込める場合があるとしていますが、今も枠があるとは限りません。
工事契約も着工も、所定の申請手続きより先に進めないことが大切です。2027年1月29日までに工事を終えて実績報告する条件もあり、予算と解体業者の日程をあわせて確認する必要があります。
▪️市の空き家マッチングは、仲介を確約する仕組みではない
丸亀市は2026年、持て余している空き家と宅建業者をつなぐマッチング事業を案内しています。市に情報を提供したからといって、売買や管理まで市が代行してくれる制度ではありません。
実際に扱える家かどうか業者が調べ、取扱いを希望する業者が所有者へ連絡する流れです。既に別の不動産会社と媒介契約を結んでいる物件は、この事業へ申し込めないと説明されています。
対象者・受付期間・必要書類は市の公式案内で確かめます。
▪️登録したあとの草刈りは所有者の責任が残る
マッチング事業に登録しても、売却が成立するまでは所有者が適切に家を管理する必要があります。丸亀市も、申込み後に管理責任が市へ移るわけではないと明記しています。
遠方の持ち主なら、近くの親族や管理業者へ見回りを頼む案も考えましょう。年の作業費を把握すると、希望売値を長く待つ案の負担も見えてきます。
▪️飯山・綾歌の農地に近い古家は、家だけ売れるかを調べる
飯山や綾歌では広い庭や農地に隣接した家も考えられます。住宅の売却で畑まで引き継いでもらえると思っていても、登記上の地目や農地の許可によって手続きが変わる場合があります。
家と土地の地番を確認し、売りたい範囲と買い手が使う範囲を分けましょう。買い手が庭だけ欲しいなら、離れた農地を所有し続ける管理費も検討する必要があります。
▪️土器川の洪水と瀬戸内の高潮、ため池は別の地図
土器川の近くでは河川洪水、海岸に近い物件では高潮・津波、ため池の下流ではその池の浸水想定を別々に確認したいところです。災害図は予測であり、その家の過去の浸水履歴ではありません。
海に近いから過去に被害を受けたとも、山側だから水害がないとも言えません。床下の修理履歴と公表された想定を分けて説明しましょう。
▪️島の家を直すなら、買い手の予定が見えてから
家が古いからと売主が風呂や台所を全て交換しても、移住する買い手が自分の生活に合わせて変えたい場合があります。先行改修に掛けた費用を、そのまま売値へ反映できるとは限りません。
雨漏りや危険な設備には必要な点検を進めつつ、現況で売る案と工事後の売却価格を比較しましょう。移住者向けの制度と売主の修理予算は別です。
工事を発注する前に、直す範囲を売却価格と比較します。
▪️本土と島では、草刈り一回の費用の中身が違う
本土では道路にはみ出す枝や境界の草を優先して管理し、島では船代や道具の運搬・処分費も掛かる場合があります。作業に来てもらう回数を減らしたいからと、足元が悪い斜面の作業を無理にまとめないようにしましょう。
売却まで何回現地へ行き、庭の手入れを依頼するかを年額にすると、持ち続ける費用が見えてきます。草刈りが一度終われば翌年も不要になるわけではありません。
売れるまでの草刈りと維持費を考えたい場合に。
▪️今日するなら、島の家へ行く回数を数えるだけでもいい
今夜できるのは去年の船代や草刈り代の領収書を探すこと。次に家の鍵を誰が持っているか確認し、三つ目に現況の建物と道路の写真があるか見てみましょう。
この三つが分かれば、補助金を使うか、現況で売るかの相談もしやすくなります。売ると決めなくても、まずは管理が終わるまでの費用と条件を考える材料になります。
▪️補助金を使うために、大規模工事を先に頼まない
離島のリフォーム支援も危険家屋の除却支援も、対象者・工事範囲・事前申請の条件が異なります。利用できるとしても、売主が先に支出して必ず得になるわけではありません。
建物付きと更地の見込価格、運搬・家財・仲介・税と草刈りを差し引きましょう。今の状態の価格と引渡し条件を比較してから、必要なときだけ売却方法を相談するのが自然です。
売ると決めていなくても、対応条件を確認して現況価格を知る方法があります。
香川県内の他の市の売り方と比べたい場合は、県全体の売却ガイドから確認できます。
▪️よくある質問|丸亀市の空き家売却
Q. 丸亀市の離島改修200万円は売主が先に直す工事にも使えますか?
A. 住宅の改修は、島へ移住する購入者・賃借人など、対象者と利用目的に条件があります。住宅向けの補助率は90%、上限200万円で、売主が自由に受け取る金額ではありません。
Q. 丸亀市の解体160万円は普通の古家でも対象ですか?
A. 周辺への影響や老朽危険度100点以上などの条件があります。2026年度の予約受付は4月1日~5月22日ですが、追加受付の可否は市へ確認してください。
Q. 市のマッチング事業に登録したら草刈りは市がやってくれますか?
A. 売却までの管理責任は所有者にあります。すでに媒介契約中の物件は申込み対象外で、登録は成約の保証ではありません。
▪️関連記事|次に確かめたい判断
希望価格だけでなく、仲介・登記・家財と管理費を引いて比べる。
解体費を先払いせず、今の状態でも売れるか考える。
土地と建物の名義・共有者を売却前に確かめる。
引渡し条件が決まる前に処分費を使いすぎないために。
雨漏りの応急対応と、買い手が選べる内装を分ける。

