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私道の掘削承諾がない空き家は売れる?持分・設備工事・査定の確認順

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
3月12日
読了時間: 6分

更新日:1 日前

※本記事には広告・PRリンクを含みます。


築45年の実家を売ろうとしたら、内見した人から「水道管を交換するとき、前の私道を掘れますか?」と聞かれた。不動産会社も、掘削の承諾書が見当たらないと言う。


毎日通っていた道なのに、売る段階になって初めて工事の話が出てきた。隣の家へ突然署名を頼むべきなのか、それとも承諾がない家は売れないのか。


大切なのは、通行できることと、私道を掘って設備を直せることを同じ話にしないこと。道路の所有・持分、配管の位置、必要な工事、権利と売買条件を一つずつ確認しましょう。




▪️① まず私道を誰が所有しているか調べる

実家の前の道が私道でも、所有者が一人の場合、複数人で共有している場合、土地の一部に通行や設備の権利がある場合など、状況はさまざまです。


登記事項証明書や公図、売買当時の契約書を集め、私道の地番と所有関係、持分があるかどうかを確認しましょう。私道に持分があることだけで、あらゆる工事を自由にできると決めつけるのは避けたいところです。


古い書類に承諾書が残っていなくても、権利関係やこれまでの利用状況に判断材料がある場合があります。不明な内容は司法書士や弁護士などへ相談しましょう。




▪️② 上下水道・ガスの工事は何が必要?

買主が水道管を新しくしたい場合でも、今の配管がどこを通り、どんな工事が必要なのか分からなければ、掘削の範囲を説明できません。


例えば水道の本管から実家までの引込管を交換するのか、敷地内の配管だけを直すのかでは工事場所が違います。ガス管や下水道も同様です。


水道・ガス・下水の管理事業者へ既存設備と工事の見通しを確認し、施工会社に図面や必要な掘削箇所を説明してもらうと、関係者へ話す内容が具体的になります。




▪️③ 承諾書がないから絶対に掘れない?

掘削承諾書の有無は買主の不安につながりますが、書類がないことだけで、法的に一切工事できないと断定するのは避けましょう。


民法上の設備の設置・使用に関する規定や、道路の権利関係、既存の契約、工事方法によって考え方が変わる場合があります。必要な事前通知や費用負担を含め、個別の状況を専門家へ確認してください。


相手へ一方的に署名を迫るより、まず所有者・権利・工事内容を整理し、必要な説明や手続きを確認することが先です。




▪️④ 所有者が複数、遠方、話が難しい場合

古い私道は相続によって共有者が増えていたり、登記上の所有者がすでに亡くなっていたりする場合があります。誰へ連絡すればよいか分からないこともあるでしょう。


そのようなとき、近所の人にすぐ承諾を求めるのではなく、私道の登記や以前の取り決め、工事に関係する権利を整理します。


権利者が多い場合や意見が対立する場合は、司法書士・弁護士などに事実を伝え、対応方法や見込み期間を相談しましょう。売却予定日だけを先に決めてしまうと調整が難しくなる場合があります。




▪️⑤ 買主が困るのは『将来直せるか』

現在の水道が使えても、買主は購入後の老朽化や設備交換を考えます。特に配管の位置と補修方法が分からないと、必要な費用を見積もりづらいことがあります。


不動産会社へは、今の設備の利用状況、私道の登記、掘削に関する書類の有無、確認中のことを正確に伝えましょう。


現況の不明点を隠して売却することは避けたいところです。調査を進める案と、買主が事情を承知して購入する条件を別に相談しましょう。


現況の不明点と専門家の確認結果を整理し、買取の条件を同じ資料で相談できます。


PR|私道に問題がある家の売却前に

✓ 権利:持分と掘削条件を整理

✓ 工事:水道・設備の将来費を確認

✓ 比較:現況買取と通常仲介を比べる



専門買取だけでなく、通常の仲介で売れる条件も別会社の査定と比較しましょう。





▪️⑥ 承諾の調整費と、現況の売却価格を比べる

仮に現況売却の見込みが600万円、専門家への相談と設備調査に30万円、必要な手続きや工事にさらに費用がかかる場合、先払いしていくら価格が変わるかは確定しません。数字は比較用の仮例です。


まず現況の仲介査定と専門買取の提示条件を確認し、売主が権利調査や工事をどこまで担当するか聞いてみましょう。


費用を使えば必ず売れるとは限りません。売却までの管理期間と追加費用を差し引いた手残りも考えたいところです。




▪️⑦ 私道掘削の不安を解く四つの確認

一つ目は私道の所有者・持分と過去の契約、利用の記録を集めることです。


二つ目に上下水道・ガスの配管経路と、買主が必要とする工事箇所を確認しましょう。


三つ目に承諾・通知・設備設置等の権利と費用負担について、具体的な条件を専門家へ相談します。


最後に現況仲介・必要な調整後の仲介・直接買取を比べ、価格だけでなく期間と手残りで決めましょう。




▪️⑧ Q&A

Q1. 私道の掘削承諾書がない空き家は売れない?


書類がないことだけで売却できないと一律には決められません。


所有関係と設備工事の内容を確かめ、買主へ説明する条件を整理しましょう。


Q2. 私道持分があれば自由に水道管を交換できる?


持分の有無だけで個別の工事の可否や手続きを断定できません。


工事範囲、権利、通知や費用負担を専門家へ確認してください。


Q3. 承諾を得るために先に費用を払うべき?


何の工事にどんな調整が必要かで判断が変わります。


現況査定と調査・工事費を比べ、必要な範囲を決めましょう。




▪️⑨ まとめ

私道の掘削承諾に不安がある空き家は、道路の所有・持分と、実際に必要な設備工事の種類を分けて確認しましょう。


権利と工事方法を把握せずに署名や掘削費を先払いせず、専門家の確認と現況査定を並べて、売却方法を判断することが大切です。




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