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土地の売却を見送った後はどうする?草刈り・管理費・再検討時期を決める7つのこと

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 2025年12月25日
  • 読了時間: 11分

更新日:8月17日

草刈りがしんどい。

固定資産税もかかる。

ほとんど使っていない。

「もう、この土地を売った方がいいかもしれない」

そこまで考えて査定や家族との話し合いまでしたものの、

今回は売らない。

そう決めることもあります。

売却価格が思っていたより低かった。

将来、子どもが使う可能性がある。

親から受け継いだ土地なので、まだ手放す決心がつかない。

理由はさまざまです。

売らないという判断自体に問題はありません。

ただし注意したいのは、売却を見送った瞬間に、以前と同じ管理へそのまま戻ってしまうことです。

草が伸びたら慌てて刈る。

毎年同じように費用を払う。

数年後また限界になり、

「やっぱり売ろうかな」

と同じところから考え直す。

これでは、せっかく一度売却まで検討した経験を活かせません。

この記事では、土地の売却をいったん見送ったあと、草刈りや管理をどう組み直し、いつ再び売却を考えるのかまで整理します。

※本記事には広告・PRを含みます。


▪️「今回は売らない」と「何となく持ち続ける」は違う



売却を検討した結果、

「今は売らない方がいい」

という結論になることはあります。

問題なのは、そこで思考を止めてしまうことです。

売らないなら次に決めたいのは、

・何のために持つのか


・年間いくらまでなら管理できるのか


・誰が管理するのか


・いつ判断を見直すのか

です。

たとえば、

「5年後に子どもが家を建てる可能性があるので、それまでは持つ」

なら保有理由があります。

一方、

「何となく売るのがもったいないから、とりあえず持つ」

だけでは、管理費を払い続ける期間が決まりません。

保有する目的を一文で言えるか。

まずここから確認します。


▪️①まず「売却を見送った理由」を残しておく



売らないと決めた直後は、その理由を覚えています。

しかし2年、3年と経つと、

「なんであのとき売らなかったんやった?」

となることがあります。

そこで、

・査定価格が低かった


・家族が反対した


・将来利用する予定がある


・急いで現金化する必要がなかった


・もう少し保有してから判断したかった

など、見送った理由を簡単に残しておきます。

大げさな書類は必要ありません。

スマートフォンのメモでも十分です。

重要なのは、次に売却を考えたときに、前回との条件の違いを比較できることです。

前回500万円だった査定が700万円になった。

使う予定だった家族が「もう使わない」と言った。

以前は自分で草刈りできたが、今は難しくなった。

こうした変化があれば、前回と同じ結論になるとは限りません。


▪️②草刈りを「全部自分でやる」前提から外す



売却まで考えるほど土地管理が負担になったなら、保有継続後も同じやり方を続ける必要はありません。

たとえば今まで、

敷地全面。

年3回。

毎回自分で草刈り。

という管理をしていたなら、管理方法を見直します。

・道路沿いと隣地境界は優先する


・敷地中央は必要な時期だけ管理する


・危険な斜面は業者へ任せる


・年1回は全面、それ以外は部分管理にする

など、土地によって負担を減らせます。

売却を見送ったからといって、

以前の管理方法まで継続しなければならないわけではありません。

草刈り後の管理方法を見直したい方はこちら。

定期管理についてはこちら。


▪️③年間管理費を一度まとめて出す



草刈りだけを見ると、

「1回2万円なら、それほどでもない」

と思うことがあります。

しかし土地を保有する費用は、草刈り代だけではありません。

たとえば、

・固定資産税等


・草刈り


・庭木や竹の管理


・建物があれば修繕


・火災保険等


・現地までの交通費


・不用品処分


・見回りに使う時間

があります。

年3回草刈りして6万円。

固定資産税が5万円。

交通費やその他管理で4万円。

なら年間15万円です。

5年間なら単純計算で75万円になります。

ここまで数字にすると、

「土地を持っている」ではなく「年間○万円で保有している」

と考えられるようになります。

土地管理そのものを続けるか迷っている場合はこちら。


▪️④次に売却を考える「条件」を先に決める



ここが今回の記事で一番重要です。

売却を見送ったなら、

次にいつ考えるかではなく、何が起きたら考えるか

まで決めておきます。

たとえば、

・年間管理費が20万円を超えた


・自分で草刈りできなくなった


・家族が利用しないことが決まった


・相続する人が決まらない


・近隣から管理について連絡が来た


・建物に大きな修繕が必要になった


・売却相場が大きく変化した

といった条件です。

こうしておけば、毎年、

「売ろうかな、どうしようかな」

とゼロから悩む必要がありません。

条件に当てはまったときだけ、改めて検討します。


▪️⑤条件だけでなく「見直す日」も決めておく



大きな変化がなくても、長期間まったく確認しないのは避けたいところです。

そこで、

毎年1回

あるいは、

2年に1回

など、判断を見直すタイミングを決めます。

そのとき見るのは、

・この1年間でいくら管理費がかかったか


・土地を実際に使ったか


・今後使う予定が具体化したか


・自分の管理負担は増えていないか


・周辺の土地利用に変化があったか

です。

この確認に30分でも時間を取れば、

「気づいたら10年間そのまま」

という状態を防ぎやすくなります。

売却を見送るなら、見直し日までセットにする。

これだけでも「保留」と「放置」はかなり違います。


▪️⑥家族にも「なぜ持っているのか」を共有する



土地を持ち続ける判断は、所有者一人だけの問題で終わらないことがあります。

特に、

親から相続した土地。

実家。

先祖代々の土地。

家族が将来使うと言っている土地。

では、

「自分は理由を知っているけど、子どもは何も知らない」

という状態が起こります。

最低限、

・なぜ今は売らないのか


・年間どれくらい費用がかかっているのか


・誰が草刈りしているのか


・将来誰が使う可能性があるのか


・いつ再検討するのか

を共有しておきます。

これをしないと、次の世代では、

「何のために持ってる土地なん?」

から始まります。

土地を残すのであれば、土地そのものだけでなく判断理由も残すことが大切です。


▪️⑦売却査定は「売ると決めた人だけ」がするものではない



一度査定したからといって、その価格が何年も同じとは限りません。

周辺の取引。

道路整備。

近隣の開発。

土地需要。

建物の状態。

などが変われば、評価が変わる可能性があります。

そのため数年後の見直し時には、

「売ると決めてから査定する」

のではなく、

現在価値を知ってから、売るか保有するか決める

という順番でも構いません。

仮に年間15万円の維持費がかかり、今後10年間使う予定がないのであれば、

今の売却価格。

10年間の管理費。

今後必要になる修繕。

を比較する材料になります。

現在の売却価格を確認したい場合はこちら。


▪️「草刈りが嫌だから売る」だけで決める必要もない



反対に、

毎年草刈りがしんどい。

だから土地を売る。

という二択にする必要もありません。

土地自体は残したいのであれば、

・草刈りを外注する


・管理範囲を絞る


・定期管理へ切り替える


・防草対策を検討する


・近隣や管理会社に相談する

など、管理方法を変えるだけで負担が減ることがあります。

草刈り業者へ依頼した場合の費用はこちら。

草刈りを依頼したい場合はこちら。

重要なのは、

土地を手放したいのか。

それとも、

草刈りから解放されたいだけなのか。

を分けることです。

ここを間違えると、本当は残したかった土地まで手放す判断になることがあります。


▪️逆に「思い入れだけ」で保有していないかも確認する



土地には数字だけでは決められない感情があります。

親が残してくれた。

子どもの頃によく遊んだ。

先祖代々守ってきた。

こうした気持ちを理由に残すこと自体はおかしくありません。

ただし、

「大切な土地だから」

という理由と、

「今後も維持できる」

という話は分けて考えます。

年間10万円なら続けられる。

30万円になると厳しい。

自分が70歳になったら草刈りは難しい。

そういった現実まで含めた上で、

それでも残したい

なら、その判断には意味があります。

感情を捨てる必要はありません。

ただ、感情だけに管理費や作業負担を背負わせないようにします。


▪️「利用予定あり」は具体的な予定か確認する



売却を見送る理由として多いのが、

「将来、子どもが使うかもしれない」

というものです。

ここでは「かもしれない」を少し具体化します。

たとえば、

3年後に住宅を建てる予定。

定年後に家庭菜園として使う予定。

隣地と合わせて活用する計画がある。

なら、保有期間を想定できます。

一方、

「子どもがいつか使うかも」

「何かに使えるかも」

だけで10年経過することもあります。

利用予定があるなら、

誰が・何年後に・何に使うのか

まで一度確認します。

具体化できなければ、次回の見直し時に改めて売却候補へ戻せます。


▪️売却を見送った後にやらない方がいいこと



売らないと決めた安心感から、その後の管理まで止めてしまうのは避けたいところです。

特に、

・査定資料を全部捨てる


・管理費を記録しなくなる


・草刈りを何年も放置する


・家族へ何も伝えない


・次の見直し時期を決めない

状態になると、次回また最初から調べ直すことになります。

一度売却を検討した経験があるなら、その情報を次の判断の基準値として残します。

「去年より管理費が増えた」

「前回より査定価格が上がった」

という比較ができるだけでも、次の判断はかなり楽になります。


▪️保有継続が苦しくなったら、判断を変えていい



一度、

「売らない」

と決めると、その判断を変えることに抵抗を感じる人もいます。

しかし、

当時は自分で草刈りできた。

今はできない。

当時は家族が使う予定だった。

今は使わなくなった。

当時は年間管理費が10万円だった。

今は25万円かかる。

条件が変われば、結論が変わるのは自然です。

前回売らなかったから、今回も売ってはいけないわけではありません。

反対に、前回売ろうと思ったからといって、今すぐ手放す必要もありません。

その時点の条件で改めて判断します。


▪️よくある質問



Q. 一度売却を見送った土地は、何年後にまた査定すればいいですか?



一律の期間はありません。1〜2年ごとなど自分で見直し時期を決めるほか、利用予定や管理費など条件が変わったタイミングで確認する方法があります。


Q. 売らないなら草刈りは全部自分で続けるべきですか?



その必要はありません。管理範囲を絞ったり、一部や全面を外注したりして、続けられる方法へ変えることもできます。


Q. 将来子どもが使うかもしれない土地は残した方がいいですか?



「誰が・いつ頃・何に使うのか」を確認してみましょう。具体的な予定がない場合は、管理費と保有期間も含めて定期的に見直すことをおすすめします。


Q. 草刈り代が高くなったら売却した方がいいですか?



草刈り費だけでは決まりません。固定資産税等やその他の管理費、将来利用する可能性、現在の売却価格を合わせて比較します。


Q. 売却を見送ったのに、すぐまた売ろうと考えてもいいですか?



問題ありません。土地の利用予定、家族の意向、管理負担など条件が変われば、判断を見直して構いません。


▪️まとめ|売却を見送ったら「次に考える日」まで決める



土地の売却を検討した結果、

今回は売らない。

という結論になることはあります。

その判断を無理に変える必要はありません。

ただし売却を見送ったら、そのまま以前と同じ管理へ戻るのではなく、

・なぜ売らなかったのか


・何のために保有するのか


・年間いくら管理費がかかるのか


・草刈りを誰がどう続けるのか


・どんな条件になったら再検討するのか


・次にいつ見直すのか

を決めておきます。

これがあるだけで、

「また草が伸びた」

「またお金がかかった」

「やっぱり売ろうかな」

を毎年繰り返しにくくなります。

売らないことが問題なのではありません。

理由も期限もなく持ち続けることが、判断を難しくします。

そして一度決めた結論は、将来変えて構いません。

家族の予定。

自分の年齢。

土地の状態。

年間管理費。

売却価格。

条件が変われば、もう一度比較します。

売却を見送るなら、「保有する」という新しい判断を始める。

そのために管理方法と再検討の基準まで決めておくことが、土地と長く付き合ううえで大切です。


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