地方でモニターホン設置が効果的な理由|築古物件の防犯対策を考える

更新日:9月26日
※本記事には広告・PRを含みます。
築古賃貸でモニターホンを付けるべきかは、新しい設備だからではなく、今の玄関設備でどんな不便が残っているかから判断します。家賃、入居者層、競合物件、他の修繕優先度を分けて見るのが先です。
モニターホンだけで空室が埋まる、家賃が上がると決めつけるのは危険です。一方、来訪者を室内から確認できるという使い方は説明しやすく、小規模な設備改善として比較しやすい項目です。
▪️1 最初に見るのは今の不便
現在が昔ながらのチャイムなのか、音が聞こえにくいのか、故障があるのかを確認します。既存設備に不具合があるなら、付加価値より先に正常に使える状態へ戻すことが優先です。
単身者中心か、ファミリー中心か、宅配利用が多そうな間取りかも整理します。同じ築年数でも入居者が感じる便利さは変わります。
▪️2 来訪者確認という機能を具体化する
モニターホンの価値は、防犯という抽象語だけでなく、宅配や訪問営業など具体的な場面で考えると分かりやすくなります。室内から相手を確認できることが日常の使いやすさにつながります。
ただし設備一つで安全を保証できるわけではありません。玄関錠、共用部照明、窓まわり、管理状態など他の要素も合わせて確認します。
▪️3 費用回収は空室日数と並べる
導入費だけでなく工事費、配線条件、将来の故障交換まで含めます。例えば家賃4万5,000円の部屋なら、空室10日分は単純計算で約1万5,000円、30日分なら約4万5,000円です。
これはモニターホンで空室が短縮できるという意味ではありません。設備投資額と空室が長引いた場合の機会損失を同じ尺度で比較するための例です。
▪️4 工事前に配線と設置位置を確認
既存配線を使えるか、電源工事が必要か、玄関側機器をどこに付けるかで内容は変わります。外壁や共用部の扱いもあるため、現地確認なしで費用を固定しない方が安全です。
退去後の原状回復と同時に施工できるなら、職人手配や室内作業をまとめやすい場合があります。単独工事と同時工事の見積もりを分けて比較します。
▪️5 先に直すべき設備がないか確認
給湯器、水漏れ、ブレーカー、玄関錠、エアコン故障など生活に直結する不具合が残っているなら、モニターホンより先に対応します。
必須修繕が終わり、内見で築古感を少しでも減らしたい段階なら、小規模設備投資として検討しやすくなります。
▪️6 募集写真と設備欄まで更新する
交換しただけで募集ページに反映されていなければ、検討者には伝わりません。室内モニターが分かる写真を入れ、設備欄にも実際の仕様に沿って記載します。
内見時は新しいから良いではなく、玄関前を室内から確認できるという使い方を短く伝えると具体的です。写真、設備欄、現地の3点を一致させます。
設備を一つだけ直すより、水回りや内装も含めて優先順位を整理した方が総額を把握しやすい場合があります。複数箇所を触る可能性があるなら、工事範囲と見積もりを比較してから決めます。
▪️7 採用後は問い合わせから申込まで記録
導入後は問い合わせ数、内見時の反応、申込までの日数を残します。付けたという事実だけではなく、次回空室で同じ投資をするか判断できる記録にします。
標準ケースでは必須修繕後に検討し、慎重ケースでは空室期間が短い物件なら急いで追加せず、競合や次回募集の反応を見て判断します。
▪️⑧ Q&A
Q. モニターホンを付ければ家賃を上げられますか?
A. 設備一つで家賃アップを決めつけず、周辺募集条件、部屋の状態、他設備とのバランスを見て判断します。
Q. 空室中に交換した方がいいですか?
A. 室内工事が必要なら空室中は進めやすい時期です。必須修繕と同時に見積もると優先順位を付けやすくなります。
Q. 古いチャイムが使えていても交換対象ですか?
A. 使えるだけで即交換ではありません。入居者層、競合設備、空室期間、予算を並べて費用対効果を見ます。
▪️⑨ まとめ
モニターホンは築古賃貸を一発で決める設備ではありません。現在の不便、必須修繕、競合との差を確認し、そのうえで小規模投資として比較するのが基本です。
導入したら募集写真と設備欄へ反映し、問い合わせから内見、申込までの変化を記録します。次回空室でも使える判断材料を残します。

