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空き家の相場が分かりにくいとき|査定額・手残り・売却期間・追加費用を分ける

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
6月22日
読了時間: 6分

更新日:1 日前

※本記事には広告・PRリンクを含みます。


地方の実家を売ることになり、近所の家を検索したら1,200万円で売り出されていた。うちも同じくらいの広さなので、似た価格になると思いたい。


でも隣の家は広い道路に接していて、こちらは狭い路地の奥。実際に1,200万円で売れたかどうかも分からない。


相場が見えにくい地域では、査定額・広告の売出価格・実際の成約価格を混同しないことが最初のポイントです。土地条件、建物状態、取引事例が少ないことも含めて確認しましょう。




▪️① 近所の1,200万円は『売れた値段』?

近所の広告へ1,200万円と載っていても、その価格が成約したとは限りません。広告が出ている期間、取引された時期、金額の種類をメモするだけでも比較しやすくなります。



ポータルサイトに出ている1,200万円は、売主が希望している売出価格であることが一般的です。内見を経てその価格で成約するとは限りません。


不動産会社の査定額は、その会社が想定する価格であって、買主が支払うと決めた金額ではありません。実際の成約事例が分かる場合は、売出価格と分けて見てみましょう。


まず『いつの数字か』『売出しか成約か』を確認するだけで、誤った比較を避けやすくなります。








▪️② 同じ坪数でも、道路の条件が違うかもしれない

同じ60坪でも、一方は車が二台入れ、もう一方は道路から入りにくい場合があります。面積と単価だけでは見えない利用条件を並べることが大切です。



実家の土地が60坪で、近所の家も60坪。でも片方は広い道路へ出られ、もう片方は車が入りにくいことがあります。


土地の形や高低差、接道、再建築の条件、駐車のしやすさなどは買主にとって意味が違います。建物の年数だけで価格差を説明できない場合もあります。


相場を調べるときは『価格と面積』だけでなく、道路と利用しやすさも一緒に書いてみましょう。








▪️③ 古い家が付いていることは、プラスにも負担にも

古家を直したい人と、新築用の土地として買いたい人では必要な工事も変わります。建物の評価があるかないかだけでなく、どんな買主を想定しているか聞きましょう。



『築45年だから価値がゼロ』と一律に考える必要はありません。修理して暮らしたい人がいるかもしれませんし、土地として使いたい人には解体の手間が気になる場合もあります。


雨漏りや床の傷み、荷物の量によって買主の負担は変わります。同じ年代の家でも、今の状態を見ずに価格を決めるのは難しいんです。


不動産会社へは『建物を使う買主を想定していますか? 土地としての需要が中心ですか?』と聞いてみましょう。








▪️④ 取引が少ない町なら、何を参考にする?

取引例の少ない町なら、少し離れた地域の成約事例を参考にする場合もあります。道路・交通・生活施設など何を補正したか、査定担当者へ根拠を質問しましょう。



近くで同じ条件の売買がほとんどなければ、数少ない広告の価格から相場を決めるのは難しくなります。


少し離れた地域の事例を参考にすることもありますが、生活施設や道路条件が違えば調整が必要です。相場の数字が少ないほど、説明の根拠を丁寧に聞きたいところです。


『どの地域の、いつの、何を比較して査定しましたか?』。これを聞ければ、単なる希望価格と市場の材料を分けられます。






近隣の取引例が少ない場合は、現況写真や道路条件を同じように伝えて別の会社にも査定を相談できます。





▪️⑤ 相場が分かっても、手残りはまだ決まらない

売値が高く見えても、測量・残置物・修繕に費用を要するなら実際の受取額は違います。まだ調査していない工事費を確定額とせず、条件付きで比べましょう。



例えば査定が1,000万円でも、片付け50万円、修繕30万円、その他の支払いが必要なら、受け取れるお金は違います。これは仮の金額で、税金やローンなども別です。


相場を見る段階では、まだ必要か分からない工事の費用を勝手に確定しないこと。現況で売る場合と修繕した場合をそれぞれ比較しましょう。


査定額と手残りを同じ欄に書かないだけでも、家族が誤解しにくくなります。








▪️⑥ 買い手が見つかるまでの時間も、相場の一部

長期間の売却を想定するなら、庭管理や保険などの負担を誰が担うか確認します。家族が現地へ通う時間も、見逃しやすい保有コストです。



少し高く売り出して長く待つのか、現況に近い条件で早めに売るのか。期間によって必要な管理が変わる場合があります。


売れるまで半年と一年では草刈りや保険の支払いが違うかもしれません。ただし『半年で必ず売れる』と約束できる会社はありません。


複数の査定を比較するなら、価格だけでなく想定する買主や販売期間、その根拠も聞いてみましょう。


現況の価格や必要な工事の条件を比べたい方はこちらから確認できます。












▪️⑦ 相場が分からないままでも、最初にできること


最初は近所で見つけた売出価格のメモと、実家の面積・築年数・道路の様子をそろえます。


次に、不動産会社へ現況の写真と把握している傷みを伝え、『どの条件を参考に査定したか』を確認しましょう。


家族には査定額と成約価格は違うことを共有し、片付けや修理を先に契約しないようにします。


相場が一つに決まらなくても大丈夫。比較している数字の種類が分かれば、売却条件を考えやすくなります。






▪️⑧ Q&A


Q1. 近所の家が1,200万円なら実家も同じ価格?


土地の形、道路、建物状態、売出価格か成約価格かなどで条件が違います。


数字の種類と物件条件を確認し、現在の査定を比較しましょう。


Q2. 古い家の売却相場は土地価格だけで決まる?


土地の需要や建物を使える可能性、解体負担などが関係する場合があります。


建物付きで売る案と土地として売る案の条件を聞いてみましょう。


Q3. 相場が不明でも査定してもらえる?


近隣事例が少ない地域でも、土地の条件や他の事例などを参考に査定を相談できます。


何を根拠にした価格か、不確かな点も含めて説明を受けましょう。






▪️⑨ まとめ


空き家の相場が分かりにくいときは、近所の広告に書かれた売出価格をそのまま実家の価値にしないことが大切です。面積のほか、道路や利用条件、建物の状態を比べてみましょう。


今の査定条件を聞いたら、その価格が売れる保証ではないことを踏まえ、売却までの費用や時間も別に考えられます。






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