空き家は売る・貸す・解体する?費用・税金・管理負担で比較する判断基準

更新日:9月29日
空き家を相続すると、売る・貸す・解体する・しばらく保有するのどれがよいか迷います。どれか一つが常に正解ではなく、建物状態、需要、費用、税負担で変わります。
比較するときは、売却価格や家賃収入の大きさだけではなく、その選択を実行するためにいくら必要で、最終的にどれだけ負担が残るかを見ます。
▪️1 売る場合は現況査定から始める
古い建物だから先に解体するのではなく、まず古家付きの状態で査定を取ります。仲介での売却と現況買取の両方を確認すると出口を比較しやすくなります。
▪️2 貸す場合は修繕費と家賃を比べる
賃貸へ回すなら、貸せる状態までの修繕費、家賃、空室期間、管理費を確認します。高額な改修をしても家賃で回収できない場合は慎重に判断します。
▪️3 解体は古家付きと更地価格を比較する
解体すると土地が見やすくなる一方、解体費が必要です。古家付き価格、更地想定価格、解体費を並べ、売主が解体する意味があるかを確認します。
▪️4 固定資産税は条件を分けて確認する
住宅を解体すると住宅用地特例の扱いが変わる場合があります。ただし『必ず税額が6倍』と単純には言えないため、具体的な税額は自治体へ確認します。
▪️5 保有する場合も管理費が続く
草刈り、通水、換気、保険、修繕など、利用しなくても管理費は発生します。保有を選ぶ場合は年間維持費と今後の利用予定を確認します。
▪️6 4つの出口を手残りで比較する
売却、賃貸、解体、保有について、初期費用と年間負担を同じ表にします。感情や思い出だけで決めず、数年後の負担まで見て出口を選びます。
▪️7 確認する順番
①建物状態、②現況査定、③賃貸需要・修繕費、④解体費・更地価格、⑤税金、⑥年間管理費、⑦売却・賃貸・解体・保有、この順で確認します。
①〜③では、売却と賃貸の可能性を現在の建物状態から確認します。先に大規模工事を決めません。
④〜⑥では、解体と保有にかかる費用を整理します。税金もネット上の倍率だけでなく具体的な課税条件を確認します。
最後に⑦で、4つの出口を手残りと管理負担で比較します。収入だけでなく負担の少なさも判断材料にします。
▪️⑧ Q&A
Q. 古い空き家は解体してから売るべきですか?
A. 一律ではありません。古家付き査定と更地想定価格、解体費を比較します。
Q. 貸せば売るより得ですか?
A. 修繕費、空室、管理費を含めて手残りを確認する必要があります。
Q. 何もしないで保有してもいいですか?
A. 選択肢にはなりますが、管理費や劣化、将来の利用予定を確認します。
▪️⑨ まとめ
空き家は、売る・貸す・解体する・保有するの4つを同じ基準で比較すると判断しやすくなります。建物状態と現況価値を確認してから、必要費用を並べます。
税金や売却価格だけでなく、修繕費、管理費、空室負担まで含めて手残りを見ます。今だけでなく数年後の負担が少ない出口を選びましょう。

