津久見市の海と斜面にある空き家、何から直す?津波・高潮・内水・耐震と2026住宅支援を整理

更新日:6 日前
津久見市の空き家は、海沿いの市街地、四浦・保戸島など沿岸・島しょ、山際の住宅地で、津波・高潮・内水・土砂・道路の条件が変わります。最初に内装を考えるより、海と斜面のどちらの影響が大きい家かを確認する方が改修順を決めやすくなります。
2026年度は子育て・三世代・高齢者向け住宅リフォーム支援が実施され、木造住宅の耐震診断は平成12年5月以前まで対象が拡大しました。空き家バンクも現在運用されていますが、移住・空き家向けの個別給付は申請時点の現行要件を市へ確認してから資金計画へ入れます。
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▪️1 2025総合防災マップから「海側」と「山側」を分ける
津久見市は2025年3月に、風水害・河川氾濫・土砂・地震・津波・高潮を一冊にまとめた総合防災マップを作成しました。
市街地・長目・千怒・四浦・保戸島などでは海との距離、山際では土砂や道路を重ねます。高潮は想定最大規模の台風と満潮が重なる条件で浸水区域が示されています。
避難経路だけでなく、工事後の設備交換、外装管理、道路が使えるかまで確認してから改修範囲を決めましょう。
▪️2 沿岸は津波と高潮、低地は内水を別に見る
津久見市は高潮・津波・内水を別々のハザードとして公開しています。高潮は台風、津波は地震、内水は排水能力を超える雨というように原因が違います。
海に近い家でも津波だけ見ればよいわけではなく、低地では内水、背後に斜面があれば土砂も重ねます。
分電盤・給湯設備・室外機、床下点検のしやすさまで見ておくと、浸水後の復旧コストを抑える改修を考えやすくなります。
▪️3 空き家バンクは現況比較の入口として使う
津久見市は空き家情報バンクを現在も運用し、所有者と利用希望者をつないでいます。登録物件は移住定住ポータル『つくみ de Life』でも案内されています。
購入前は空き家バンク物件だけでなく、一般中古住宅と価格・道路・修繕状態を比較しましょう。沿岸や島しょは取得価格が低くても搬入・管理費が増えることがあります。
空き家向けの購入・改修等の支援は年度や要件が変わり得るため、申請前に商工観光・定住推進課へ現行条件を確認します。
▪️4 2026住宅リフォーム支援は世帯条件から確認する
2026年度の津久見市住宅リフォーム支援は、子育て支援型、三世代同居型、高齢者バリアフリー型を対象に実施されています。
募集期間は5月1日から9月30日で、募集状況により早期終了する場合があります。旧耐震木造では申請前に耐震アドバイザー利用や耐震性確保が求められる区分があります。
空き家であることだけを理由に使える制度ではないため、世帯要件と建物条件を先に確認しましょう。
▪️5 2026耐震診断は平成12年5月以前、全体改修は150万円
津久見市は2026年度から耐震診断の対象を平成12年5月31日以前に着工した木造住宅まで拡大し、診断費は原則0円としています。
全体耐震改修は工事費10分の10・上限150万円、段階的耐震改修は3分の2・上限60万円、耐震シェルターは3分の2・上限30万円です。
耐震改修の主な対象は昭和56年5月以前着工の木造住宅です。内装や水回りより先に構造状態を確認します。
▪️6 海辺・斜面・島しょは3年管理を工事費へ足す
四浦や保戸島など遠方・島しょの家では、台風後の外装確認、草刈り、交通・船便、資材搬入まで維持コストになります。
市街地の住宅と比較するときは、購入費だけでなく3年分の巡回・外周・交通費まで同じ表に置きましょう。
改修する家は、構造・浸水復旧・外装・搬入条件を同じ資料で複数社へ伝えます。
▪️7 確認する順番
①海側か山側か、②津波・高潮・内水・土砂、③道路・島しょ・3年管理、④空き家バンクと現況市場、⑤2026世帯別リフォーム支援、⑥耐震・工事費、⑦住む・貸す・売る出口の順で確認します。
最初に総合防災マップと現地道路を見て、工事で変えられない立地条件を把握します。
次に住宅として使い続ける年数と世帯要件を決め、該当するリフォーム支援・耐震を通常工事と分けて確認します。
最後に購入・改修・搬入・3年管理を合計し、市街地の中古住宅や別の空き家バンク物件と比べてから決定しましょう。
▪️⑧ Q&A
Q. 津久見市の空き家は海沿いなら津波だけ見ればいいですか?
津波だけではありません。高潮・内水・土砂も別に確認し、道路や避難経路を重ねてください。
Q. 2026耐震診断は昭和56年以前だけですか?
2026年度から診断は平成12年5月31日以前着工の一定木造住宅まで対象が拡大しています。耐震改修の主な対象は旧耐震住宅です。
Q. 空き家なら2026住宅リフォーム補助を使えますか?
空き家であるだけでは対象になりません。子育て・三世代・高齢者などの世帯要件と建物条件を確認してください。
▪️⑨ まとめ
津久見市では、海・斜面・島しょという立地条件を内装より先に確認することが重要です。2025総合防災マップと2026耐震・住宅支援を最新条件で重ねます。
補助金から工事額を決めず、空き家バンク・一般中古・3年管理まで比較し、長く使える家だけ必要な範囲を直しましょう。
売却を考える前に、工事がどこまで必要なのか、今の家を売る条件と手元に残る金額を比べてみましょう。

