top of page

実家を売る話を家族が避けるのはなぜ?揉めずに話し合う7つの進め方

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
5月26日
読了時間: 6分

更新日:9月30日

実家をどうするか話そうとすると、『まだ早い』『売ると決まったわけではない』と家族の会話が止まることがあります。思い出や親への気持ちがあるため、売る・残すの結論から入ると話しにくくなるのは珍しくありません。


国土交通省も空き家について、売却・活用・除却を早めに検討し、決められない場合は市区町村や専門家へ相談するよう案内しています。まず結論ではなく、現在の事実を共有します。


▪️1 最初の議題を『売るか』にしない

最初から売却賛成・反対を聞くと、家族が自分の立場を守る話になりやすくなります。


誰が使っているか、年に何回行くか、税・保険・草刈りはいくらかなど事実から始めます。


結論を出さない初回会議でも構いません。


▪️2 親本人の希望を確認する

親が存命なら、住み続けたい、残してほしい、相続後は任せたいなど本人の希望を聞きます。



家族が『きっと残したいはず』と推測で決めません。


認知・健康状態によって意思確認が難しくなる前に、可能な範囲で話しておきます。


▪️3 年間管理費を数字で共有する

固定資産税、火災保険、電気・水道、草刈り、修繕、交通費を年額で出します。


誰か一人が立て替えている場合は、その人だけが負担を抱えないよう共有します。


費用が分かると『とりあえず残す』場合にも必要な予算を決められます。


▪️4 現在価値は査定で確認する

売ると決めていなくても現況査定を取れます。


一社の査定額を確定価格にせず、必要なら複数社で根拠を比較します。


価格が分かると、保有費との比較や相続人間の話し合いをしやすくなります。


▪️5 利用予定を期限付きで確認する

『いつか子どもが住むかも』なら、誰が何年以内に使うのかまで確認します。



具体的な利用予定がない場合は、半年後・1年後など見直す期限を決めます。


保留すること自体ではなく、期限がないまま管理だけ続く状態を避けます。


▪️6 役割分担を売却判断と分ける

売るか決まっていなくても、草刈り、郵便、建物点検、支払い担当は決められます。


遠方なら管理会社等を使い、特定の家族だけへ負担を集中させない方法を検討します。


誰が何をするかを記録すると、次回話し合いで同じ説明を繰り返さずに済みます。



家族会議では、売却した場合・1年間保有した場合・賃貸等へ活用した場合の3案程度を同じ紙に並べると話しやすくなります。最初から一つの結論へ誘導しないことが重要です。


実家に荷物が多い場合も、売却方針と片付けを同時に決めなくて構いません。査定時に残置物の扱いを確認してから、処分する範囲を決める方法があります。


きょうだいで費用負担の感覚が違う場合は、誰が固定資産税・保険・草刈り・修繕を払ってきたかを事実として整理します。過去の負担を責める材料ではなく、今後の分担を決める材料として使います。


親が認知機能や判断力に不安を感じ始めている場合は、売却の是非だけでなく今後誰が契約・管理を行うかも早めに相談します。本人の意思確認ができる段階で希望を記録しておくことが重要です。


家族の一人が実家を残したい場合は、その人が住む・借りる・管理する具体案まで確認します。気持ちだけで残すと、費用と管理が他の家族へ偏ることがあります。


売却する場合も、いつまでに売るか、残置物を誰が整理するか、査定・媒介契約を誰が担当するかを分担します。結論後の実務を決めておくと話し合いが進みやすくなります。


話し合いが難しい場合は、税理士・司法書士・不動産会社などテーマごとに外部専門家を入れる方法があります。家族間の価値観の対立と、制度・価格の事実確認を分けられます。


家族会議では、誰が発言したかより『次回までに誰が何を調べるか』を決めます。査定、税金、修繕、名義など担当を分けると、感情的な議論だけで終わりにくくなります。


親が一人暮らししている場合は、売却時期だけでなく次の住まい・引越し・荷物整理も同時に考えます。家を手放す話だけを先に進めると、生活面の不安で話が止まりやすくなります。


家族会議の前に、固定資産税通知書・火災保険・修繕履歴・査定書など客観資料を一つの共有フォルダへまとめます。資料がないまま記憶だけで話すと、金額や状態の認識差で議論が進みにくくなります。


売却に反対する家族がいる場合は、その理由が思い出なのか、価格への不満なのか、親の住まいへの不安なのかを分けます。理由ごとに必要な情報や代替案が違います。


家族会議の資料は、一枚に『現在の利用』『年間費用』『査定』『親の希望』『次回期限』をまとめると感情論だけになりにくくなります。誰か一人の意見を正解として押し付けず、各人が気にしている点を書き出します。


相続後に共有名義となる可能性がある場合は、将来の売却・修繕で複数人の合意が必要になる場面を想定します。共有を避けるために誰が取得するかという話も、売却賛否とは別の論点です。


実家を残す案では、年間管理費だけでなく大規模修繕・屋根・外壁・給排水等の将来費用も概算します。『今は費用が少ない』だけで長期保有を決めません。


売却案では、仲介・買取・残置物ありの現況売却など複数条件を比較します。売ることに抵抗がある家族にも、価格だけでなく時間・片付け・管理負担の違いを示します。


話し合いの内容は簡単な議事メモに残します。次回までの宿題と担当者を決めると、毎回同じ話を最初からやり直す状態を避けやすくなります。


▪️7 確認する順番

確認は、①現在誰が実家を使っているか、②親本人の希望、③固定資産税・保険・草刈り・修繕等の年間管理費、④現況査定による現在価値、⑤具体的な利用予定と期限、⑥売る・残すが未定でも必要な管理役割、⑦次回家族で話す日とその日までに集める資料、の順です。最初から売却の賛否を決めず、事実と期限を共有します。


まず一回目は結論を出さず、費用・利用状況・親の希望を確認します。査定が必要なら次回までの宿題にします。


次に売る・残す・活用する案を同じ条件で比較します。家族ごとに希望が違う場合は理由も記録します。


最後に次回話す日を決めます。保留する場合も管理担当と見直し期限を決め、数年単位で話が止まる状態を避けます。


▪️⑧ Q&A

Q. 家族が売却の話を嫌がる場合は?


最初は売るかどうかではなく、年間費用・利用状況・親の希望を共有するところから始めます。


Q. 査定を取ると売却前提になる?


査定は現在価値を把握する材料です。売却契約とは別なので、比較のために利用できます。


Q. 結論が出ない場合はどうする?


次回話す期限と、その間の管理担当・費用負担を決めて保留します。


▪️⑨ まとめ

実家を売る話が進まないときは、売却賛否ではなく親の意思・年間管理費・利用予定・現在価値から共有します。


結論を急がなくても、管理担当と見直し期限は決められます。事実をそろえて複数案を比較すると家族会議を進めやすくなります。


▪️関連記事






最新記事

すべて表示
miramaru kusakari 3.png
bottom of page