⑤敷金・礼金って何が違うの?
- MIRAIU

- 19 時間前
- 読了時間: 2分
不動産賃貸を始めると、
必ず耳にする 敷金 と 礼金。
名前は知っているのに、
「結局どう違うの?」
「大家さんの収益になるのはどっち?」
と混乱する人がめちゃくちゃ多い。
今回は、初心者が最初につまずくこのテーマを、
大家側の立場から シンプルに まとめました。
■ ① 敷金とは?
“預かり金”であって、大家さんのお金ではない
敷金は、入居者が退去するときに
・原状回復
・未払い家賃
などに使うための 保証金。
つまり、
敷金は大家さんの収入ではありません。
入居者に使わなかった分は返すもの。
✔ 使うのはこんな時
・クロスの張り替え(入居者負担分)
・設備破損の修理費
・家賃滞納の清算
✔ 使わない場合
👉 全額返金 or 一部返金
敷金はあくまで一時預かり。
初心者が勘違いしやすい部分です。
■ ② 礼金とは?
完全に“大家さんの収入”
礼金は、入居が決まったときに
「お礼金」としてもらうお金。
これは返金不要で、
100% 大家さんの収入になる。
✔ 礼金があるメリット
・初期費用が多い分、質の良い入居者が来やすい
・空室が少ない人気エリアでは礼金がとりやすい
・AD(広告料)と合わせてバランスを取れる
■ ③ 敷金・礼金の “本当の違い” をひとことで言うと?
初心者にも伝わるようにまとめると、
✔ 敷金=退去時の保証金(返すお金)
✔ 礼金=入居時のお礼金(返さないお金)
この2つだけ覚えておけばOK。
■ ④ 大家側の収支にどう影響する?
敷金は収入ではないので、CFには関係しない。
一方で礼金は、
そのまま利益として残る。
だから、礼金がある物件のほうが
初月の収入は大きくなる。
ただし、
礼金を高くしすぎると入居が決まりづらくなる。
ここがバランスの世界。
■ ⑤ 最近増えている“ゼロゼロ物件”とは?
・敷金ゼロ
・礼金ゼロ
いわゆる ゼロゼロ物件 が増えている理由は、
入居のハードルを下げるため。
その代わりに
・保証会社必須
・クリーニング費用を先払い
・退去費用を別途徴収
などで調整されている。
大家側としては、
「ゼロゼロ=悪い」ではなく、入居スピード次第で武器になります。
■ ⑥ まとめ
敷金と礼金は似ているようで全く違う。
▶ 次の記事:はじめての不動産賃貸 STEP6
⑥敷金はいつ返す?何を差し引いていい?〈国ルールでわかる返金のしくみ〉