top of page

相続人が複数いる空き家で揉めやすいポイント

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 5月19日
  • 読了時間: 4分

■結論:相続人が複数いる空き家は、“放置するほど揉めやすくなる”傾向があります。


地方の空き家問題で非常に多いのが、


「兄弟で意見が合わない」

「誰が管理するのか決まらない」

「売りたい人と残したい人がいる」


というケースです。


最初は、

「とりあえずそのままで」

となることが多いのですが、

この“保留状態”が長くなるほど状況は複雑化していきます。


特に2026年現在は、


・空き家増加

・管理費上昇

・修繕費高騰

・地方人口減少


なども重なっており、

「持ち続ける負担」が以前より重くなっています。


────────────────


■相続人が複数いると、判断が止まりやすい


例えば、


・長男は残したい

・次男は売りたい

・県外の相続人は無関心

・誰もお金は出したくない


この状態になると、

空き家は動かなくなります。


特に実家には、

感情が入ります。


・親との思い出

・仏壇

・荷物

・帰省場所

などが絡むため、

「資産」として割り切れないケースも多いです。


結果として、

誰も決断できず、

何年も放置されることがあります。


────────────────


■放置すると“管理負担”だけが増えていく


空き家は、

誰も住んでいなくても維持費がかかります。


例えば、


・固定資産税

・草刈り

・火災保険

・水道電気

・修繕

・片付け費用


などです。


さらに地方では、


・台風

・湿気

・シロアリ

・獣害

・雑草


などの影響も受けやすく、

管理を止めると急激に傷みます。


しかし相続人が複数いると、


「誰がお金を出すのか」


で止まりやすいです。


これが、

空き家問題が長期化する大きな原因のひとつです。


────────────────


■特に危険なのが「誰も住む予定がない空き家」


揉めやすいのは、

“価値が高い家”

だけではありません。


むしろ地方では、


・古い

・売れにくい

・修繕が必要

・解体費が高い


という空き家ほど、

押し付け合いになりやすい傾向があります。


理由は単純で、


「欲しい人がいない」


からです。


すると、


・管理する人

・費用を払う人

・片付ける人


だけが必要になります。


この状態になると、

兄弟関係が悪化するケースも珍しくありません。


────────────────


■“とりあえず放置”が一番危険


相続直後は、

精神的にも忙しく、


「落ち着いてから考えよう」


となりやすいです。


ですが、

空き家問題は時間が経つほど難しくなることがあります。


例えば、


・家が傷む

・荷物が増えたまま

・草木が荒れる

・近隣苦情

・固定資産税負担

・売却難易度上昇


などが進みます。


さらに相続人同士で連絡頻度が減ると、

余計に話がまとまりにくくなります。


────────────────


■まずは“結論”ではなく整理が重要


ここで大切なのは、

すぐ売るかどうかではありません。


まず、


・誰が管理するのか

・年間維持費はいくらか

・本当に残す価値があるのか

・売却可能性はあるのか

・賃貸化できるのか


を整理することです。


特に地方では、

「思っていたより売れない」

ケースも多いため、

早めに現実を把握しておくことは非常に重要です。


────────────────


🔹相続人が複数いる空き家は、“感情”と“お金”が混ざることで判断が止まりやすくなります。


だからこそ、

放置するより先に、

「誰がどう考えているか」

を整理することが重要になります。


────────────────


■まとめ


地方の空き家は、

相続人が複数いることで、


・管理責任

・費用負担

・売却判断

・感情面


が複雑になりやすいです。


特に、

「とりあえずそのまま」

が長引くほど、

空き家自体も傷み、

人間関係も悪化しやすくなります。


まずは、

売る・残すの結論を急ぐより、

現状整理と相続人同士の方向性確認から始めることが大切です。


■空き家で悩んでいる方へ


空き家は「売る」「活用する」「解体する」「維持する」の4つの判断に分かれます。


どれを選ぶべきかは、状況によって大きく変わります。


最新記事

すべて表示
「いつか使う」は危険?空き家が傷むスピードの現実

■結論:「いつか使う」は、地方の空き家で最も危険な放置理由のひとつです。 空き家相談で非常に多いのが、 「今は使わないけど、いつか戻るかもしれない」 「子どもが将来使うかもしれない」 「まだ思い出があるから残したい」 という状態です。 もちろん、その気持ちは自然なことです。 ですが実際には、“いつか”が来ないまま数年経過し、気づいた時には修繕費も売却難易度も大きく上がっているケースが非常に多くあり

 
 
実家の片付けを後回しにすると大変になる理由

■実家の片付けを後回しにすると大変になる理由 実家の空き家問題で、多くの人が止まりやすいのが「片付け」です。 最初は、 「時間ができたらやろう」 「落ち着いたら整理しよう」 と思っています。 しかし実際には、 そのまま数年経ってしまうケースが非常に多いです。 特に地方の実家は、 ・部屋数が多い ・物置がある ・倉庫がある ・農機具がある ・昔の荷物が大量 というケースも珍しくありません。 そのため

 
 
地方で空き家を解体したあと困ること

■地方で空き家を解体したあと困ること 地方で古い空き家を持っていると、 「もう壊した方がいいのでは」 と考える場面があります。 実際、 ・老朽化 ・雨漏り ・シロアリ ・近隣苦情 ・管理負担 などが重なると、解体を選ぶケースもあります。 しかし地方の空き家は、 “壊したら終わり” ではありません。 むしろ、 解体後に新たな問題が出るケースもかなり多いです。 特に最近は、 解体費高騰、 固定資産税問

 
 
miramaru kusakari 3.png
bottom of page