空き家の内覧ができないと売れない?鍵・残置物・危険箇所・見せ方の確認順

更新日:1 日前
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「土曜日にお客様をご案内したいのですが、室内へ入れますか?」。不動産会社から連絡が来た。
鍵は遠方に住む妹が持っている。玄関の荷物も片付けていないし、廊下の床が少し沈むのが気になっている。内見が決まったのに、どうしたらよいか分からない。
内見が難しい空き家でも、売却の相談がそこで終わるとは限りません。ただし安全に見られる範囲と、まだ見せられない範囲をはっきりさせることが先です。今回は内見前日の段取りに絞って考えます。
▪️① 鍵は『誰が』『いつ』『どう渡す』?
実家の鍵が家族の誰かの手元にあり、不動産会社が内見のために借りられない場合があります。まず所有者や管理担当の同意のもとで、鍵の受渡し方法を確認しましょう。
合鍵があるか、玄関以外の鍵はどうなっているか、返却を誰が確認するかも大切です。無断で鍵を複製したり、無理に建物へ入ったりする必要はありません。
内見が終わったあと、施錠をどのように確認するかまで決めておけば、遠方の売主も状況を理解しやすくなります。
▪️② 荷物は全部捨てず、歩く場所から考える
和室にタンスがあり、押入れにも物が残る実家。買主が建物の状態を確認するため、玄関から主要な部屋へ安全に通れる場所が必要な場合があります。
だからといって内見前に家具を全撤去すべきとは限りません。売却担当者へ、どの部屋を見てもらう予定か確認し、必要な動線だけ整理する案もあります。
重い家具や崩れそうな荷物を無理に動かさず、危険な作業は対応できる業者へ相談してください。
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▪️③ 床が沈む廊下へ、お客様を入れていい?
以前より床が沈む感じがある、階段が傷んでいる、天井から水が入る可能性がある。こうした不安がある家では、内見者の安全を優先する必要があります。
不動産会社へ把握している不具合を伝え、立ち入りを制限する範囲や、事前調査が必要かを相談しましょう。『少しきしむだけだから大丈夫』と自己判断しないことが大切です。
危険な場所は買主へ見せないのではなく、見られない理由を正確に説明することが重要です。
▪️④ 入れない部屋は写真と図面で説明できる?
室内へ入れない部分があるなら、昔の間取り図や安全な時期に撮影した写真、修繕の履歴などが参考になる場合があります。
ただし古い写真は現在の状態を保証しません。『何年に撮影した写真か』『今は確認できていない』ことも伝えましょう。
必要に応じて専門家の建物状況調査を相談する方法もありますが、危険な状態を無視して強引に実施するものではありません。
▪️⑤ 内見を急いで、高額な修繕を契約しない
『床も壁も全部きれいにしたら買主が喜ぶはず』と思うかもしれません。でも工事費の分だけ売却価格が上がるわけではなく、買主が自分で直したい場合もあります。
まず安全上必要な対応と、見た目の改修を分けましょう。危険な状態で内見を強行してよいという意味ではありません。
内見のために必要な整理や調査の範囲を、不動産会社と相談してから費用を考えます。
▪️⑥ 内見の難しいまま査定を相談する方法もある
写真や図面と、把握している不具合の説明を使って、現況での仲介や買取の条件を相談できる場合があります。
ただし入れない部屋があるなら買主の判断に必要な情報も不足するため、査定額が低くなったり契約条件が厳しくなったりする可能性があります。
『内見できるようにする費用』『現況のまま売る場合の条件』『買主へ説明する内容』を分け、手残りと期間を比較しましょう。
危険箇所や荷物の現状を説明したうえで、内見が難しい状態でも相談できる売り方を確認しましょう。
工事や売却の条件は、こちらも参考にできます。
▪️⑦ 土曜日の内見前に、不動産会社へ伝えること
鍵を誰が持ち、内見時にどう受け渡すかを最初に確認します。所有者や管理担当と連絡を取りましょう。
次に廊下や階段など心配な場所を写真で伝え、内見者が安全に見られる範囲を相談します。
残置物が多い部屋の状態や、未確認の場所があることを説明し、何を先に整理するべきか聞いてみましょう。
準備が安全に整わないなら内見日を調整する方法もあります。無理に当日へ間に合わせることより、買主へ正確な情報を伝えることが大切です。
▪️⑧ Q&A
Q1. 内見ができない空き家は売れませんか?
鍵や安全の問題があっても、現況の条件で査定や買取を相談できる場合があります。
内見できない理由と、買主へ説明できる資料を整理しましょう。
Q2. 内見までに家の中を全部空にするべき?
主要な動線の整理で足りる場合もありますが、建物状態と買主の確認内容によって変わります。
必要な場所を不動産会社へ確認し、安全を優先して作業してください。
Q3. 床が傷んでいても内見を進めていい?
危険な箇所への立入りは避け、担当者と安全に対応する方法を決める必要があります。
把握している不具合を正確に伝え、必要なら調査や日程変更を検討しましょう。
▪️⑨ まとめ
内見が難しい空き家では、鍵・安全な動線・危険箇所・室内の資料を分けて確認しましょう。無理に全室を開放することが売却の第一歩ではありません。
買主へ説明できることと未確認のことを整理し、必要な準備費と現況売却の手残りを比べて判断しましょう。
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