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【MIRAIU|鹿児島県の空き家リフォーム】桜島・霧島山・シラス台地・台風・離島で「直す/持たない」を決める

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
10月3日
読了時間: 9分

更新日:5 日前



鹿児島県の空き家は、桜島を望む都市住宅地、霧島山周辺、シラス台地、長い海岸線、大隅半島、薩摩半島、種子島・奄美などの離島で、改修前に見る条件が大きく変わります。築年数が同じでも、火山・水害・高潮・物流・管理費まで含めると工事上限は同じになりません。


2023年の空き家は184,200戸、空き家率20.5%。賃貸・売却用や二次的住宅を除く『その他の空き家』率13.6%は全国1位です。だから鹿児島では『空き家だから直す』ではなく、直す・売る・貸す・解体・持たないを先に比べる意味が大きくなります。


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▪️① 空き家率20.5%、「その他の空き家」率13.6%は全国1位

2023年住宅・土地統計調査では、鹿児島県の住宅総数は899,600戸、空き家は184,200戸、空き家率は20.5%です。


賃貸用53,800戸、売却用3,700戸、二次的住宅4,500戸を除く『その他の空き家』は122,200戸で、住宅総数に占める割合13.6%は全国1位です。


候補物件が多い地域ほど、一つの古家へ改修費を集中させる前に、周辺の中古住宅や空き家バンク物件と総額を比べる必要があります。



▪️② 鹿児島では「直す」より先に「持ち続けるか」を決める

空き家率が高い県では、改修したから必ず売れる・貸せるとは限りません。市場性が弱い場所では、建物をきれいにしても管理費だけが残ることがあります。


現況売却、部分補修、賃貸、自宅利用、解体、管理継続の6案を並べ、3年程度の維持費を含めてから工事額を決めましょう。


▪️③ 鹿児島市は都市流通と桜島・沿岸を同時に見る

鹿児島市は県内最大の住宅市場があり、中心部・郊外住宅地では現況でも流通しやすい家があります。一方、桜島・沿岸・低地・斜面など地域条件は大きく違います。


火山灰や降灰後の屋根・雨樋・外装管理、沿岸災害、道路・斜面を内装とは別に確認し、都市部だから全面改修と決めないことが重要です。


▪️④ 霧島・姶良は火山と都市近郊需要を分ける

霧島市・姶良市は鹿児島市近郊の住宅需要を見込める地域がある一方、霧島山周辺では火山防災、河川・土砂、温泉地や山側の道路条件を確認します。


住宅市場へ出せる家は現況査定を先に取り、長期居住する家だけ耐震・断熱・設備まで広げましょう。


▪️⑤ 鹿屋・垂水・曽於・志布志は大隅半島の距離と管理を見る

大隅半島側では、鹿屋の住宅地、垂水の桜島・錦江湾側、曽於の内陸、志布志の沿岸・物流周辺で改修条件が変わります。


市街地から離れる家では、現地確認の交通費、広い敷地の草刈り、台風後の外装確認を3年管理費へ入れます。


▪️⑥ 指宿・南九州・枕崎・南さつまは台風と沿岸管理を重ねる

薩摩半島南部では、指宿の温泉地、南九州の内陸農村、枕崎・南さつまの海岸部で、高潮・津波・台風・土砂・道路の優先度が変わります。


海が見える家ほど価値が高いと決めず、外装・塩害・避難・復旧・売却市場まで同じ表で比べましょう。


▪️⑦ 薩摩川内・いちき串木野・日置は川内川と西海岸を分ける

薩摩川内市では川内川流域と甑島、いちき串木野市・日置市では西海岸・河川・丘陵で水害と管理条件が変わります。


本土側と島しょ部を同じ坪単価で考えず、搬入・交通・台風後確認まで改修後の維持費へ加えます。


▪️⑧ 阿久根・出水は八代海側の沿岸・平野・河川を見る

阿久根市・出水市では八代海側の沿岸、平野、河川、丘陵で洪水・高潮・土砂の組み合わせが変わります。


広い敷地や農地周辺では、住宅本体と外周・水路・農地管理を分けて費用を確認しましょう。


▪️⑨ 西之表は種子島の物流・台風・遠方管理を住宅価格へ足す

西之表市の空き家は、種子島への資材・人員の移動、台風後の点検、遠方所有者の交通費を本土の住宅と同じ条件で考えられません。


取得価格が低くても、搬入・修理待ち・巡回費を含めて3年総額で比較します。


▪️⑩ 奄美は台風・塩害・物流と住宅流通を分ける

奄美市では名瀬の市街地と笠利・住用で住宅流通や道路・管理条件が変わります。台風・塩害・高湿度、資材物流は通常の内装費とは別に確認したい項目です。


離島だから一律に高額改修を避けるのではなく、長期居住・賃貸・売却の出口に合わせて外装と設備の優先順位を決めます。


▪️⑪ 伊佐は内陸・寒暖差・山間管理を沿岸市と分ける

伊佐市は沿岸津波より、河川・土砂・冬季の冷え込み、広い敷地、山間道路を優先する家があります。


空き家率が高い地域ほど、建物を全面改修する前に、売却までの時間と管理継続費を見積もることが大切です。


▪️⑫ 2026年3月までに県管理459河川すべてで洪水想定を指定

鹿児島県は水防法改正で対象が拡大した中小河川を含め、2026年3月末までに県が管理する459河川すべての洪水浸水想定区域を指定しました。


大きな川から離れているだけで安全と判断せず、市町村ハザードと県の最新区域図を重ねます。



▪️⑬ 2026年は鹿児島湾・大隅沿岸の高潮想定が新しい

県は想定最大規模の高潮について、大隅沿岸を2025年12月23日、鹿児島湾沿岸を2026年2月27日に指定しました。八代海沿岸は既に指定済みです。


一方、薩摩沿岸と薩南諸島沿岸は今後指定予定とされています。沿岸の空き家では『県内どこでも同じ高潮図がある』とは考えず、指定状況を確認しましょう。



▪️⑭ 津波は県想定と市町村ハザードをセットで見る

鹿児島県の津波浸水想定は、県沿岸へ最大クラスの津波をもたらすと想定される複数の地震モデルを重ねて浸水域・浸水深を示しています。


県ページは2013年の地震等災害被害予測調査に基づく想定を案内しているため、改修前は市町村が現在公表している防災マップや避難情報も合わせて確認します。



▪️⑮ 土砂災害警戒区域は2026年2月時点で23,857箇所

鹿児島県内の土砂災害警戒区域は2026年2月10日時点で23,857箇所で、そのうち20,476箇所は特別警戒区域を含みます。


シラス台地の縁、山際、沢、擁壁に近い家は区域図だけでなく現地排水・斜面状態も確認し、外周対策が大きければ室内工事より先に費用を把握します。



▪️⑯ 2026火山防災は桜島・霧島山を別に確認する

2026年3月には桜島以南5火山合同火山防災協議会、霧島山火山防災協議会がそれぞれ開催され、避難計画や警戒区域、噴火警戒レベルに関する更新が進められています。


鹿児島市・垂水側の桜島、霧島市側の霧島山では同じ火山リスクではありません。火山灰・噴石・道路規制・避難計画を所在地ごとに確認します。




▪️⑰ 耐震は2026年3月改定の県計画、市町村制度を個別確認

鹿児島県は2026年3月に建築物耐震改修促進計画を改定し、2026年度から2035年度までを次期計画期間としています。


住宅の耐震診断・改修の具体的な補助額や受付期間は市町村ごとに異なります。県内共通の上限があるようには扱わず、市記事で所在地の2026制度を確認します。



▪️⑱ 空き家改修・除却は市町村ごとに制度が違う

県は市町村・専門家団体の空き家相談窓口を一覧で案内しています。改修助成や除却助成の有無、空き家バンク、移住要件は自治体ごとに違います。


補助制度は予算到達や受付期間で終了する場合があるため、契約・着工前に2026年度の現行ページを確認しましょう。



▪️⑲ 離島は工事費より物流・台風後管理が効くことがある

種子島・奄美などでは、資材価格だけでなく運賃、職人移動、工期、台風後の点検、遠方所有者の交通費が総額へ影響します。


本土の坪単価をそのまま当てず、購入・改修・外周・交通・3年管理を分けて見積もります。


▪️⑳ 見積もりは火山・水害・物流条件まで揃えて比較する

鹿児島の空き家は、通常の屋根・構造・水回りに加え、降灰、高潮、台風、斜面、物流、遠方管理が物件ごとに違います。


複数社へ見積もりを取るときは、その家固有の条件を同じ資料で伝え、補助金額ではなく出口に必要な工事へ絞りましょう。























▪️㉑ Q&A

Q. 鹿児島県は空き家が多いですか?


2023年調査では空き家184,200戸、空き家率20.5%です。賃貸・売却用や二次的住宅を除く『その他の空き家』率13.6%は全国1位です。


Q. 鹿児島県の沿岸なら高潮マップは全部そろっていますか?


2026年時点で大隅沿岸・鹿児島湾沿岸・八代海沿岸は指定済みですが、薩摩沿岸・薩南諸島沿岸は今後指定予定です。


Q. 桜島と霧島山は同じ火山対策で見ればいいですか?


同じではありません。火山ごとに警戒区域・避難計画・噴火警戒レベルを確認します。


Q. 空き家なら県の共通リフォーム補助がありますか?


市町村ごとに改修・除却・移住支援の条件が異なります。所在地の2026年度制度を個別に確認してください。


Q. 離島の安い空き家は改修すれば得ですか?


取得価格だけでは判断できません。物流、台風後管理、交通、外周、売却市場まで含めた総額で比較しましょう。


▪️㉒ まとめ

鹿児島県の空き家は、空き家率20.5%という供給の多さに加え、桜島・霧島山・シラス台地・台風・長い海岸線・離島という地域差が大きいことが特徴です。


2026の洪水459河川、高潮指定、土砂、火山、耐震計画を最新情報で確認し、直すこと自体を目的にせず、売る・貸す・住む・解体・持たない出口から工事額を決めましょう。


鹿児島県の実家を売る予定なら、工事を始める前に桜島の降灰・シラスの地形・離島の物流まで含めた売却後の手残りを比べると、直す範囲が決めやすくなります。



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