top of page

【MIRAIU|鹿児島県の空き家解体】桜島・シラス台地・大隅・甑島・奄美、壊す前に土地の出口を考える

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
11 時間前
読了時間: 15分



※本記事には広告・PRを含みます。


桜島が見える家と、シラス台地の縁に建つ実家、錦江湾の海沿いや離島に残る古家。同じ鹿児島県でも、解体に必要な車両や廃材の運び方、壊した後の土地の使い道は大きく異なります。古い家を取り壊す前に、まずその違いを確かめましょう。


雨漏りや台風で傷んだ屋根が心配でも、すぐに一棟すべてを壊すことが答えとは限りません。危険な部分の安全対策を急ぎながら、家を残して売る方法と更地にして売る方法の両方を比較したいところです。


鹿児島市は危険空き家の除却に工事費の3分の1・上限30万円、鹿屋市も対象者や危険度の条件を満たせば上限30万円の案内があります。奄美市も上限30万円ですが事前審査申込みは既に終了しており、同じ金額だから同じ制度とは言えません。金額だけで工事契約を決めないことが大切です。


✓ 鹿児島市・鹿屋市は上限30万円でも判定と受付が異なる。奄美市は直近年度の事前審査が終了。

✓ 桜島の降灰・シラス台地の斜面・川内川の洪水と、甑島・種子島・奄美の搬出を住所で確認。

✓ 古家付き売却と更地売却の手取りを、解体・家財・税金・草刈り・島の船代まで含めて比較。





▪️1|「危険な家」と「土地の所有を終えること」は別の判断

相続した実家の瓦が落ちそう、庭木が道路へ伸びている、台風のあとに雨漏りが増えた。そんなときは近隣の安全を守る対応が必要です。ただし危険な部分の応急措置と、建物をすべて解体する契約は分けて考えましょう。


空き家をなくせば屋根や壁の心配は減りますが、土地の固定資産税、境界の確認、草刈りは続きます。所有者にとって負担なのは家の維持なのか、土地を持ち続けること自体なのか。家族の希望を最初に整理しておくと、工事後に後悔しにくくなります。


相続人が複数いる家では、土地と建物の登記事項、共有者の同意、抵当権や古い増築の記録を確認します。書類が古いときは固定資産税の資料や現況写真も集めておきましょう。


祖父母が暮らした家を、すぐに更地にするのが惜しいと感じる人もいます。修繕して使う買い手が現れる可能性や、現況での売却価格を確かめる余地を残しておくことも、大切な判断です。


▪️2|桜島の降灰とシラス台地、解体車両の道を確かめる

鹿児島市の桜島・吉野・坂之上周辺と、谷山・喜入方面では、降灰の影響だけでなく坂道や住宅地の道幅が異なります。灰が積もりやすい屋根や雨樋、側溝は解体前の現地調査で状態を確認し、屋根材の破損と廃材の扱いを分けて見ましょう。


シラス台地の急な縁や古い擁壁がある土地では、隣地への土砂流出、重機を置く位置、進入路の勾配が見積もりに関わる場合があります。台地の上だから安全、海沿いだから危険とひと括りにすることはできません。


大隅半島の鹿屋・垂水・志布志などでは、海沿いの宅地と農地に囲まれた住宅、山側の集落で解体材の搬出条件が変わります。狭い橋や急カーブを大型車が通れるか、作業車の待避場所を確保できるかを現地で確かめます。


工事車両が敷地へ入れることと、新しい住宅を建てられる法的な接道があることは別です。見積もりの前に所在地の地番を控え、建築担当に道路の扱いを相談しましょう。解体してから再建築が難しいと分かっても、元の建物には戻せません。


建物の本体費だけでなく、重機の進入、廃材運搬、石綿の事前調査と追加費用まで同じ条件で見積もることが大切です。




▪️3|鹿児島市・鹿屋市・薩摩川内市で補助制度を比べる

鹿児島市の危険空き家の解体補助は、年度の公式案内で対象費用の3分の1・上限30万円とされています。1年以上使用されていない住宅で、危険性や周囲への影響などの要件を満たす必要があり、事前協議が必須です。


鹿児島市の直近年度の申請期限は12月9日ですが、予算がなくなれば早期に受付を終える仕組みです。建物本体以外の家財、樹木、塀、地下埋設物などは対象外になり得ます。現在も申請可能と決めつけず、写真を持って市の窓口へ確認してください。


鹿屋市も危険空き家の解体・撤去費を対象に3分の1・上限30万円を案内していますが、助言・指導を受けた建物、危険度の点数、市内業者への発注、解体跡地の利用などの条件があります。直近年度の予定受付期間は11月30日までとされ、鹿児島市とは別の審査です。


薩摩川内市には危険廃屋等の解体撤去を支援する制度があり、市職員による事前の危険度判定が必要です。本土の川内・樋脇・入来と甑島を同じ工事費で見込むことはできません。補助率や募集枠は必ず所在地を伝えて最新の市の案内を確認しましょう。


どの制度も「古いから必ず補助される」というものではありません。工事契約や着工を先に行うと対象外となる場合があるため、危険箇所の安全確保と補助申請の手続き順を担当課と相談してください。


▪️4|奄美・甑島・種子島では解体材と船便を見積もる

甑島の里・上甑・下甑に残る家では、島内の道路幅だけでなく、解体重機と廃材をどの船で運ぶかが大きな条件です。人が移動できる航路と産業廃棄物を運べる手段は同じではありません。船の積み下ろし、港までの車両、島内処分の可否を見積もりに入れましょう。


種子島の西之表市では、港に近い建物と内陸の集落とで工事車両の回数が変わることがあります。発注業者の所在地だけではなく、島内で対応できる工事と島外へ運ぶ資材・廃棄物を分ける必要があります。


奄美市の名瀬・住用・笠利でも、台風後の現場確認、離れた集落への運搬、海沿いの浸水情報が判断材料になります。市の危険空き家等除却助成金は工事費の3分の1・上限30万円で、今年度の事前調査受付は5月29日まででした。現在の受付中制度として扱わないことが大切です。


鹿児島県の島には、屋久島町や中種子町・南種子町など市ではない自治体もあります。19市の一覧に含まれなくても、所有する家がある町の窓口で制度を確認する必要があります。島を一括して「鹿児島市と同じ補助金」と考えないようにしましょう。


▪️5|解体する前に古家付き売却・空き家バンクも考える

空き家を壊すつもりで不動産会社へ相談すると、建物を残した方が買い手が見つかりやすいと分かることがあります。畑や広い庭と一緒に使いたい人、修理を楽しみたい人にとっては、家が残っていることに意味があるかもしれません。


県内の自治体では空き家バンクを通じて家の紹介を行う場合があります。ただし全市町村に同じ仕組みがあるわけではなく、空き家バンク登録と売買成立は別です。名義や家財の状態、仲介方法を確認しましょう。


鹿児島市の住宅地や霧島市の国分・隼人周辺と、離島の山あいの家では、購入希望者の数も価格のつき方も異なります。更地の売却予想額が高く見えても、工事代・測量・管理費を引いた手取りで比較しないと判断を誤ることがあります。


たとえば古家付きで売ったときの手取りと、更地にしてから売ったときの手取りを同じ条件で計算します。解体補助が受けられない場合、売却まで一年以上かかる場合も想定すると、無理な資金計画を避けやすくなります。


家を壊す費用を先に払う前に、古家付きで売る選択肢も比べてみてください。




▪️6|川の洪水・土砂・津波・火山を住所ごとに調べる

桜島の降灰や火山活動は、建物の傷みや現場作業に影響する場合があります。ただし火山に近いというだけで解体が必要と決まるわけではありません。公表されている火山防災情報と建物の現況を分けて確認してください。


シラス地盤の斜面や谷沿いでは、降雨後の土砂災害や排水、古い擁壁の状態が気になります。とくに山側の道路は、工事車両が雨の後に安全に通行できるかも含めて見積もりを取ると安心です。


川内川、万之瀬川、肝属川、甲突川などの近くでは、河川の洪水と雨水の排水が追いつかない内水を分けて調べます。地図の色がついていない場所でも、前面道路の浸水や側溝の状態を確かめましょう。


錦江湾・東シナ海・太平洋に面する地域や離島では、高潮と津波の想定を住所ごとに確認します。解体しても土地の高さや道路の条件は変わりません。災害が心配だからすぐに壊すという判断ではなく、次の所有者がどう使える土地なのかを考えます。


▪️7|鹿児島県19市の解体で最初に確認すること

鹿児島県には県庁所在地の鹿児島市から、島々に広がる西之表市・奄美市まで19市があります。同じ県内でも、降灰・台風・河川洪水・農地に囲まれた集落・船便という異なる問題が重なるため、県名だけで解体の相場を決められません。


市街地では隣地や電線との距離、郊外では道路幅や農地の転用、離島では港からの運搬を見ます。まずは自分の家のある市を確認し、建物と土地の名義、道路、災害情報、古家付きの査定を揃えてください。


これから市別の記事を順に用意し、公開された市だけをこの一覧から接続します。まだ詳細な記事がない市についても、自治体の窓口と現在の補助受付を直接確かめることが大切です。


鹿児島県19市|所在地から確認する入口

以下は市別の判断の入口です。市ごとの詳細ガイドが実公開された時点で、該当する市名からリンクを接続します。




▶ 枕崎市|港に近い家と内陸の坂道では、高潮や水路の状態、前面道路の幅と古家付き売却を別々に考える。


▶ 阿久根市|脇本・黒之浜の海沿いと山間の道路では、津波・高潮、土砂災害と車両搬入を住所ごとに確認する。


▶ 出水市|出水平野の低地と野田・高尾野の集落で、河川浸水と農地付きの実家、再建築できる道路の扱いを調べる。


▶ 指宿市|指宿・山川・開聞の温泉や砂むし周辺では、設備と埋設配管、海沿いの津波や温泉利用の権利を区別する。


▶ 西之表市|種子島の港周辺と内陸の集落で、工事車両・廃材の船便、家財処分と売却までの渡航費を見込む。


▶ 垂水市|桜島の東側と錦江湾の海沿いで、降灰・土石流・高潮と擁壁、工事車両の進入路を確かめる。


▶ 薩摩川内市|川内川の洪水、本土の樋脇・入来と甑島の船便を分け、危険廃屋等の判定と工事費の内訳を調べる。


▶ 日置市|伊集院の住宅地と東市来・吹上の海沿いで、接道・河川低地・草刈りと土地の売却可能性を比べる。


▶ 曽於市|末吉・大隅・財部の畑に囲まれた実家では、農地境界と谷道、再建築可否と搬出費を先に確認する。


▶ 霧島市|国分・隼人の住宅地と牧園・霧島の温泉地で、火山・豪雨・設備や土地の需要を別々に見て判断する。


▶ いちき串木野市|串木野・市来の海沿いと山あいで、津波・高潮、狭い道路、家財処分と解体後の境界管理を確認する。


▶ 南さつま市|加世田の市街地と坊津・笠沙の海岸集落で、湾沿いの道路・山道・工事車両の待避場所を考える。


▶ 志布志市|志布志港と有明・松山の住宅地・農地周辺で、津波・河川、接道と農地付き売却の条件を確かめる。


▶ 奄美市|名瀬・住用・笠利の台風・津波と物流を分け、危険空き家除却の事前審査と船便の負担を確認する。


▶ 南九州市|知覧の歴史的な町並みと頴娃・川辺の農村集落で、景観・道路・家財、農地との境界を整理する。


▶ 伊佐市|大口・菱刈の盆地と川沿いで、洪水・土砂、冬の道と遠方管理、古家付き売却の出口を考える。


▶ 姶良市|加治木・姶良の住宅地と蒲生の集落で、別府川の低地・錦江湾の海沿いと解体後の土地需要を比較する。


▪️8|見積書・住宅用地の税・解体後の管理を整理する

解体工事の見積もりは、建物本体、基礎、屋根材、浄化槽、塀、庭木、家財、石綿の事前調査、廃材の運搬と処分を分けて確認しましょう。島では船便や積み替え、シラス台地の端では擁壁の保護などが別費用になる場合があります。


一定規模以上の解体には建設リサイクル法の届出などが必要になる場合があります。建設業の許可・解体工事業登録、産業廃棄物の処理方法やマニフェストも確認し、工事の範囲と追加費用が書面で分かる業者に依頼しましょう。


建物を解体すると住宅用地の固定資産税等の特例が変わり、税額が増える場合があります。ただし課税額は土地の評価などで違うため、一律に何倍と断定できません。解体の時期も含めて市の税担当に問い合わせてください。


更地になっても草刈り、境界の管理、雨水の排水、ごみの投棄防止は続きます。遠方からの見回りは交通費がかさみ、島の土地では渡航費も負担になります。土地の売却までの管理予算を決めておきましょう。


検討する出口

先に確かめる条件

古家付きで売る

家の傷みと現況査定、道路の扱い

安全箇所だけ直す

屋根・塀・擁壁と応急措置の費用

家財を整理して売る

権利書・遺品の保管と撤去費

更地にして売却

解体費・税・再建築・船便

管理を続ける

草刈りと点検、土地を手放す期限


▪️9|家族で決める順番とよくある質問

家族で決める順番は、まず周囲への危険を確かめ、次に名義と権利関係を整理すること。その後、所在地の道路・災害と市の制度を調べ、古家付き売却と解体後の手取りを比較します。


鹿児島市と鹿屋市は上限30万円と案内していますが、対象となる危険度、工事業者や跡地の条件、受付期限は異なります。奄美市の直近年度の事前審査は既に終了しているので、過去の公表額を今使える補助金として扱わないようにしましょう。


誰がいつ工事を契約し、誰が家財を片付け、誰が更地の管理を行うか。家族の中で決めておくと、工事費の比較だけでは見えない負担にも気づけます。大きな支払いをする前に、複数の見積もりと売却の相談先を比べましょう。


壊した方が売りやすい土地と、古家を残す方が次の使い道が広がる土地は違います。急ぐべき安全対策と時間をかけて考えたい出口を分けて、無理のない判断をしていきたいところです。


Q|鹿児島県の古い家なら、必ず解体補助金をもらえますか?


いいえ。市の危険度判定、建物の用途と使用状況、所有者や工事業者、申請時期などの要件があり、予算が終了している場合もあります。家の写真と地番をもって自治体へ相談してください。


Q|鹿児島市・鹿屋市・奄美市の上限30万円は同じ制度ですか?


金額が同じでも別制度です。鹿児島市は事前協議、鹿屋市は助言・指導や跡地利用などの条件があり、奄美市は直近年度の事前審査が既に終了しています。工事契約前に所在地の市へ確認しましょう。


Q|離島や桜島の近くなら、壊して更地にした方が売れますか?


島の物流、火山、津波、道路や再建築の扱いによって異なります。古家付きの査定と更地の手取り、船便・税金・草刈りまで並べて比較してから判断してください。


危険な部分の安全確保と、家族で選ぶ所有の出口を分けて考えていきましょう。


▪️関連記事|売却・リフォーム・草刈りから考える

解体する前に、古い家を残して売る方法や、無理なく管理を終える道も比べてみてください。






▪️公式情報|補助と災害を契約前に確認する

必要な公式資料は文章の途中にまとめず、目的に合わせて二つずつ分けました。募集枠と更新日を確認し、使えるかどうかを市へ相談してください。


▪️補助制度と相談窓口

まず対象の建物と申請の順番を確認しましょう。




▪️大隅と薩摩の危険家屋

鹿屋と薩摩川内の制度は対象も条件も異なります。




▪️離島の解体と県の空き家管理

島では危険度の判定と廃材の搬出を分けて考えてください。




▪️全国共通の制度とハザード

相続した空き家を売るか壊すか、住所の条件を確認します。





この地域の空き家解体を考える方へ





この地域の空き家解体を考える方へ





この地域の空き家解体を考える方へ





この地域の空き家解体を考える方へ





この地域の空き家解体を考える方へ





この地域の空き家解体を考える方へ





この地域の空き家解体を考える方へ





この地域の空き家解体を考える方へ





伊佐市の空き家解体を考える方へ



 
 

最新記事

すべて表示
miramaru kusakari 3.png
bottom of page