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アパートの浄化槽が高い理由(オーナーの本音で書く)

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

アパートに設置されている浄化槽は

家族3〜5人用ではなく、人数規模に合わせた“合併処理浄化槽” になる。


この“人数規模(人槽)”が費用を一気に押し上げる。



◎ ① 人槽(人数規模)がでかい



戸建:5〜7人槽

アパート:20人槽・30人槽・50人槽など


人数が増えるほど


  • 点検回数

  • 水質検査項目

  • 清掃の作業時間

  • 廃棄物の量


    が増える。



その結果、費用が跳ね上がる。



◎ ② 年間5〜10万円が“普通”



アパート規模だと、

浄化槽管理費は年間5〜10万円が一般的。


物件によっては

12〜15万円

になることもある。


戸建てが年間2〜3万円なのを考えると、

アパートの浄化槽は“桁が違う”と言っていい。



◎ ③ 清掃時の廃棄物量が増える



大きい浄化槽は、

バキュームカーが吸い上げる量も多くなる。


作業時間も長い → 作業料金UP

廃棄物の処理量が増える → 処分費UP



◎ ④ 点検回数の基準が上がる



人数規模が大きい浄化槽は、

法定点検の回数が増える。


例:


  • 小規模:年3回

  • 中規模:年4〜6回



この時点で費用が増えるのは避けられない。



◎ ⑤ 故障したときの修繕費が高額



アパート浄化槽は設備が複雑で、

修理費も跳ね上がりやすい。


  • ブロワー:3〜5万円

  • 曝気装置:5〜20万円

  • 配管の大規模補修:10〜30万円


築古アパートではここが“爆弾”になることもある。



◎ ⑥ 入居者数が多い=負荷がかかりやすい



使用人数が増えると


  • 食べ物残渣

  • 洗剤量

  • 異物混入

  • 排水の質


    などが劣化のスピードを早める。



その結果、

点検・薬剤・清掃の費用が増える。



■ アパートは業者比較の差がもっと大きい


アパート規模になると業者ごとの金額差が 年間3〜5万円以上 出ることがある。


同じ30人槽でも:


  • A社:年間6.5万円

  • B社:年間9.8万円



こんな差は普通にある。


15年保有したら

45万円差

これはキャッシュフロー直撃レベル。




■ 結論:アパートの浄化槽は“管理費”と割り切るしかない



アパート経営において浄化槽は

「知らなければ赤字、知っていれば許容できる固定費」

そんな存在。

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