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共益費は何に使う?大家が家賃と分ける理由・収入・実費管理の考え方

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
2025年12月5日
読了時間: 4分

更新日:9月24日

※本記事には広告・PRを含みます。


共益費は家賃とは別に表示されることが多いため、「何に使うお金?」「家賃に含めた方が分かりやすい?」と迷いやすい項目です。


大家側では、共用部にかかる実費だけでなく、募集表示、契約書、会計処理まで同じ考え方でそろえることが大切です。




▪️結論|共益費の使途は契約で決まり、家賃と分けても「預り金」とは限らない

共益費は一般に、共用灯、共用水道、清掃、ゴミ置き場、共用設備の維持などに関連して設定されます。ただし、すべての物件で同じ費目に使う全国一律の内訳があるわけではありません。


家賃と別表示しているからといって、大家にとって必ず預り金になるわけでもありません。契約上の受領内容と会計上の扱いを分けて確認します。


▪️確認①|まず共益費で何を負担する契約かを決める

共用灯の電気代、共用部清掃、受水槽・ポンプ、エレベーター、ゴミ置き場など、共用部分にはさまざまな費用があります。小規模物件では、家賃に含めて共益費を設定しない場合もあります。


重要なのは名称ではなく、募集条件と賃貸借契約で何を月額として請求するかを明確にすることです。


▪️確認②|共益費0円でも「実際に共用コストがゼロ」とは限らない

共益費を別途請求しない物件でも、共用部の電気代や清掃費などを大家が負担していることがあります。そのコストを家賃設定の中で回収するか、オーナー負担として見るかは物件ごとの収支判断です。


逆に共益費がある物件でも、その金額だけで管理状態が良い・悪いとは判断できません。借主側は家賃と共益費を合わせた月額負担で比較するため、募集時は総額も確認します。


▪️確認③|税務では共益費等も不動産所得の総収入金額に含まれることがある

国税庁は、不動産所得の総収入金額に、賃貸料収入のほか「共益費などの名目で受け取る電気代、水道代や掃除代など」も含まれると案内しています。


その一方で、物件運営のために支払った電気代、清掃費、修繕費などは、要件を満たせば必要経費として扱われます。「共益費は利益ではないから収入計上しなくてよい」と単純化しないことが重要です。


▪️確認④|家賃と共益費を分けるかは募集上の見え方だけで決めない

ポータルサイトでは家賃と管理費・共益費が分けて表示されることがありますが、検索条件や表示方法は媒体ごとに異なります。「家賃を低く見せるために共益費へ移す」といった発想だけで決めると、総額や契約説明で違和感が出ます。


周辺の競合物件が家賃+共益費をどのように設定しているか、入居者の月額総負担がいくらになるかを見て決めます。


▪️確認⑤|共益費を設定したら年1回は実費と差を確認する

共用電気や清掃費は値上がりすることがあり、反対に清掃頻度や設備変更で下がることもあります。共益費を何年も固定したままにせず、実際の共用コストと大きくずれていないか確認します。


ただし、実費と毎月完全一致させなければならないという意味ではありません。変更する場合は、既存契約の条件や入居者への説明も確認します。



共益費だけを上下させるより、家賃・駐車場・初期費用・フリーレントなどを合わせて見た方が、競合との比較がしやすくなります。



例えば共用電気が年間36,000円、清掃が72,000円、その他の共用維持が24,000円なら、年間共用コストは132,000円です。月額共益費の総収入と並べれば、設定額が運営実態から大きく離れていないか確認できます。

空室がある月は共益費収入が減っても、共用灯や最低限の清掃費はゼロになりません。満室前提の収入だけで共用コストを見ず、空室時にも発生する固定的な支出を分けておくと収支を読みやすくなります。

▪️まとめ|共益費は「使途・契約・税務・総額」で見る

共益費は共用部分の維持に関連して設定されることが多い一方、物件ごとに契約内容は異なります。共益費0円でも共用コストが消えるわけではありません。


大家側では、何を月額請求するか、借主の総負担はいくらか、税務上どう収入・経費として記録するかまで一つの運営条件として整理します。


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