⑧共益費って何?どこに使われてるの?
- MIRAIU

- 17 時間前
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共益費って何?どこに使われてるの?
家賃とは別に書かれている 共益費。
「これって何のお金?」
「なんで毎月必要なの?」
「どこに使われてるの?」
と、初心者がほぼ100%疑問に思う部分です。
実は共益費は
“アパートを安全・快適に保つための運営費”。
今回はその内訳を、わかりやすくまとめました。
■ ① 共益費=「建物全体を維持するためのお金」
家賃は“部屋そのもの”の使用料。
共益費は “共用部分の維持費”。
アパートを運営するためには、
部屋以外にもお金がかかります。
例えば…
・廊下
・階段
・外灯
・ゴミ置き場
・駐輪場
・敷地全体の設備
これらをキレイに、安全に使える状態に保つためのお金が共益費です。
■ ② 共益費はどこに使われているの?
初心者にとってここが一番不透明な部分。
実際の内訳はこんな感じ👇
✔ ① 共用灯(外灯)の電気代
夜間のアパートを明るく照らすための照明代。
✔ ② 共用部の清掃費
・廊下
・階段
・駐輪場
・ゴミ置き場
こうした“みんなで使う部分”を清潔に保つ費用。
✔ ③ ゴミ置き場の維持管理
ネット交換、掃除、破損の補修など。
意外とコストがかかる部分。
✔ ④ 消火器・防災設備の点検
建物として必要な法定点検もここに含まれる。
✔ ⑤ 共用部の軽い修繕費
・階段の手すりのグラつき
・外灯の球切れ
・掲示板の交換
など、細かな修理が多い。
✔ ⑥ 管理会社が行う巡回・点検
物件の見回り・点検・ゴミ状態のチェックなど。
「なんとなく取られてるお金」じゃなく
“建物全体を整えておくための必要経費”
というわけ。
■ ③ 共益費は家賃とは別に設定される理由
もし共益費が家賃に含まれてしまうと…
・家賃が高く見える
・物件検索で不利になる
・入居者が比較しづらい
こうした問題が起きる。
だから、
“見える化するために分けている”
というのが現在の一般的な形。
家賃は部屋の価値
共益費は建物の維持費
と切り分けた方が入居者も納得しやすい。
■ ④ 共益費だけを見ると安い・高いは判断できない
初心者がやりがちなミス👇
「共益費0円の物件のほうが得!」と思うこと。
実は違う。
✔ 共益費0円の物件
→ 家賃に上乗せされているだけ
✔ 共益費が高い物件
→ 清掃頻度が高い・共用設備が充実している
→ 巡回の安心感がある
つまり、
“合計金額+サービス内容” で見ないと判断できない。
■ ⑤ 大家は共益費で儲けているわけではない
よく誤解されるけど、これが真実👇
✔ 共益費は「利益」ではなく「運営費」
大家が自由に使えるお金ではない。
むしろ、共益費だけでは足りず
大家が自己負担しているケースも多い。
賃貸運営は思った以上に
“細かい出費”が積み重なる世界。
■ ⑥ まとめ
共益費は、建物全体の生活環境を守るためのお金。
✔ 共用灯の電気代
✔ 清掃費
✔ ゴミ置き場の維持
✔ 防災設備
✔ 軽い修繕費
✔ 管理会社の点検
これらを入居者全員で負担することで
アパートが安全に、清潔に運営される。
共益費を知ると
賃貸経営の仕組みが一気にクリアになる。
▶ 次の記事:はじめての不動産賃貸 STEP7
⑦管理会社って何をしてくれるの?