和歌山県の太陽光発電所はどこまで維持管理が必要?県条例・FIT/FIP・草刈りの正しい基準
- MIRAIU

- 2月10日
- 読了時間: 17分
更新日:8月22日
▪️和歌山県の太陽光発電所、草刈りだけしていれば大丈夫?
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太陽光発電所を所有しているものの、
・売電は続いている
・遠隔監視では大きな異常が出ていない
・最近は現地をほとんど見ていない
というケースは珍しくありません。
久しぶりに現地へ行くと、
・パネル周辺まで雑草が伸びている
・フェンスが草に埋もれている
・排水路が見えない
・防草シートの隙間から草が出ている
・以前より発電量が少ない気がする
ということもあります。
そこで気になるのが、
「草を刈れば維持管理は終わりなのか」
という点です。
結論からいうと、
太陽光発電所の維持管理は、草刈りだけではありません。
確認したいのは、
・雑草
・パネル
・架台
・配線
・パワーコンディショナー
・フェンス
・排水
・法面
・発電状況
・周辺環境
などです。
さらに和歌山県では、一定規模以上の太陽光発電事業について県独自の条例による認定制度があります。
そのため、
「草が伸びたら刈る」という土地管理ではなく、「発電事業全体を維持する」という視点
で考えることが重要です。
和歌山県の草刈り・土地管理全体はこちらでも整理しています。
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▪️結論|維持管理は「草丈○cm」では決まらない
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太陽光発電所で確認したい内容は、大きく分けると次の6つです。
・発電設備
・敷地と雑草
・排水と地盤
・フェンスや門扉
・発電量や設備異常
・周辺環境
例えば草が生えていても、
・パネルへ影が出ていない
・点検通路を確保できている
・配線や基礎を確認できる
・排水状態を確認できる
という状態なら、草があること自体が直ちに重大な問題になるとは限りません。
反対に、
・草がパネル前面まで伸びている
・設備周辺へ入れない
・配線や架台基礎が見えない
・排水路が草や土で確認できない
という状態なら、一度管理を見直した方がいいでしょう。
つまり草刈りの目的は、
雑草を完全になくすことではなく、発電設備を点検・維持できる状態を保つこと
です。
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▪️和歌山県には太陽光発電事業の独自条例がある
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和歌山県で太陽光発電所を所有しているなら、まず知っておきたいのが、
和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例
です。
和歌山県では、山林や傾斜地などで太陽光発電事業が行われる中で、
・防災
・環境
・景観
・地域住民との関係
などへの配慮を目的として独自の条例を設けています。
ただし、
和歌山県内のすべての太陽光発電設備が、この条例の認定対象になるわけではありません。
主な対象は、
・合計出力50kW以上
・2018年6月22日以降に本工事へ着手する事業
・建築物の屋上等へ設置する設備ではない
といった条件に該当する太陽光発電事業です。
合計出力についても、単純にパネル容量だけを見るのではなく、パネルの合計出力とパワーコンディショナー出力の小さい方で判断されます。
一方で、
50kW未満だから何も管理しなくていい
という意味ではありません。
県条例。
FIT・FIP制度。
電気事業法。
その他の関係法令。
それぞれを分けて考える必要があります。
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▪️県条例では「維持管理」まで事業計画に含まれる
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和歌山県条例の対象となる太陽光発電事業では、設備を設置して終わりではありません。
事業計画には、
・土地の造成
・設備の設置
・事業区域の維持管理
・発電設備の維持管理
・事業廃止
まで含まれます。
つまり、
維持管理は発電開始後のおまけではなく、最初から事業運営の一部
ということです。
認定後も、認定を受けた事業計画に従って事業を進める必要があります。
計画に反する形で事業を行った場合には、条例に基づく命令や認定取消しの対象になる可能性もあります。
ただし、
・一度草刈りが遅れた
・雑草が一部伸びた
だけで直ちに認定取消しになるという意味ではありません。
重要なのは、
発電所全体を継続して適切に維持できているか
です。
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▪️50kW未満なら維持管理しなくていい?
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答えは違います。
50kWという数字は、主に和歌山県条例の認定対象を判断する基準です。
太陽光発電設備そのものについては、規模にかかわらず、
・設備状態
・安全性
・発電状況
・周辺環境
を確認する必要があります。
FIT・FIP制度の認定を受けている場合も、適切な保守点検・維持管理を行うことが事業運営上重要です。
したがって、
「50kW未満=草刈りも点検も不要」ではありません。
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▪️遠隔監視があれば現地確認はいらない?
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遠隔監視では、
・発電量
・PCSの状態
・停止情報
・異常コード
などを確認できます。
遠方から発電所を管理するうえでは非常に便利です。
しかし、遠隔監視だけでは分からないこともあります。
例えば、
・フェンスの破損
・倒木
・不法投棄
・雑草の繁茂
・排水路の詰まり
・小さな土砂流出
・パネル表面の汚れや損傷
・第三者の侵入跡
などです。
そのため、
遠隔監視+定期的な現地確認+必要に応じた専門点検
という組み合わせで考える方が実務的です。
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▪️雑草の影で発電量は落ちる?
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雑草がパネルへ影を落とせば、発電量へ影響する可能性があります。
ただし、
草の影が少し入っただけでストリング全体が止まる
と一律には言えません。
影響は、
・影の位置
・影の大きさ
・時間帯
・システム構成
・パネルや機器の仕様
などによって変わります。
そのため確認したいのは、
・パネル前面まで草が伸びていないか
・パネル南側に高い雑草がないか
・架台間の草が点検を妨げていないか
といった点です。
また発電量が落ちている場合も、
・雑草による影
・パネル汚れ
・PCSの異常
・設備故障
・出力制御
・天候
など複数の原因が考えられます。
「発電量低下=草」
とは決めつけず、原因を切り分けます。
和歌山市の太陽光発電所はこちらでも詳しく整理しています。
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▪️雑草がパネルへ触れると火災になる?
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旧記事では、
雑草がパネルへ接触。
ホットスポット。
パネル焼損。
枯れ草へ引火。
という流れで説明していました。
しかし、
雑草がパネルへ触れただけでホットスポットが発生する
と単純には言えません。
ホットスポットには、
・影
・セルの損傷
・汚れ
・電気的不具合
などさまざまな原因があります。
一方で、設備周辺に乾燥した草などの可燃物が大量に残っている状態は、管理上確認しておいた方がいいでしょう。
つまり、
設備の異常と、周辺の可燃物管理を分けて考える
ことが大切です。
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▪️草むらがあると害獣がケーブルを切る?
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発電所で動物による設備損傷が起きることはあります。
ただし、
草が伸びる。
動物が住み着く。
ケーブルを噛む。
という流れが必ず起きるわけではありません。
動物による影響は、
・周辺の山林
・生息状況
・設備構造
・配線方法
・フェンス状態
などによって変わります。
それでも草丈が高くなれば、
・ケーブル損傷
・動物の痕跡
・巣
・設備破損
などを見つけにくくなります。
雑草管理の目的は、
害獣を完全に排除することではなく、異常を発見できる状態を保つこと
です。
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▪️太陽光発電所の草刈りは地面ギリギリが正解ではない
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太陽光発電所には、
・パネル
・架台
・配線
・基礎
・防草シート
などがあります。
そのため、一般的な空き地以上に刈払機の扱いへ注意が必要です。
特に地面ギリギリまで刈ろうとすると、
・石を跳ねる
・配線を傷付ける
・防草シートを破る
・設備へ飛散物を当てる
可能性があります。
つまり、
短く刈れば刈るほどいいわけではありません。
必要なのは、
・パネルへ影が出ない
・人が安全に通れる
・設備状態を確認できる
・設備を傷めない
程度へ整えることです。
草刈りの高さについてはこちらでも詳しく整理しています。
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▪️草刈り後に見るべき場所は「設備の足元」
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草刈りが終わったら、そのまま帰るのではなく設備周辺を確認します。
見る場所は、
・架台基礎
・配線
・防草シート
・フェンス
・門扉
・排水路
・法面
・地面の陥没
・土砂流出
・不法投棄
などです。
草が伸びていると、
・小さな亀裂
・土砂が流れた跡
・配線の異常
・排水不良
を見落としやすくなります。
草刈りを、
見た目をきれいにする作業ではなく、点検できる状態へ戻す作業
として使うと維持管理の質が上がります。
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▪️和歌山県では排水・法面も一緒に確認したい
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和歌山県には、山間部や傾斜地に設置された太陽光発電所もあります。
そのような発電所では、草だけではなく、
水の流れと地面の状態
も確認したいところです。
草刈り後には、
・排水路が落ち葉や土砂で塞がれていないか
・雨水が一部分へ集中していないか
・法面に新しい亀裂がないか
・土砂が流れた跡がないか
・架台基礎周辺が洗掘されていないか
・擁壁などに大きな変化がないか
を見ます。
ただし、
草を放置すると斜面が崩れる
とも、
草を刈れば斜面が安全になる
とも言い切れません。
斜面の安定性には、
・地質
・地盤
・傾斜
・雨量
・排水
・造成状態
など複数の要因が関係します。
草刈りはあくまで、
地面の状態を確認しやすくするための一つの管理作業
です。
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▪️台風・大雨後は通常管理と分ける
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和歌山県で太陽光発電所を管理するなら、台風や大雨の後は通常管理とは別に考えます。
例えば、
・パネルの破損
・飛来物
・フェンスの変形
・倒木
・排水路
・法面
・架台周辺
などを確認します。
遠隔監視で正常に発電していても、敷地側では問題が起きている可能性があります。
反対に、大雨直後の斜面へ無理に入るのも危険です。
「確認が必要」と「すぐ現地へ入る」は別
と考え、安全を優先します。
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▪️防草シートを敷けば草刈り不要になる?
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防草シートを施工すれば、雑草管理の負担を減らせる可能性があります。
しかし、
・シートの継ぎ目
・端部
・架台基礎周辺
・破損箇所
などから草が出ることがあります。
また、
・破れ
・めくれ
・劣化
も起こります。
そのため、
防草シート=永久に草刈り不要
ではありません。
長期運用するなら、防草シートの施工費と毎年の草刈り費を比較して判断します。
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▪️草刈りは年何回必要?
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太陽光発電所について、
「年2回」
「年3回」
「年4回」
などさまざまな情報があります。
しかし、
すべての発電所に共通する法定草刈り回数があるわけではありません。
必要な頻度は、
・草の種類
・地域
・標高
・日当たり
・パネルの高さ
・防草対策
・周辺環境
などによって変わります。
例えば、
・成長期だけ重点的に刈る
・年数回定期管理する
・防草シート+部分除草にする
といった方法があります。
重要なのは、
年○回という数字を守ることではなく、設備管理に支障が出ない状態を維持すること
です。
年間管理についてはこちらでも整理しています。
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▪️写真は「資産価値の証明」ではなく管理履歴として残す
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写真記録は有効です。
例えば、
・草刈り前
・草刈り後
・パネル周辺
・フェンス
・排水路
・法面
・設備周辺
を定期的に撮影します。
ただし、
写真があるだけで発電所の資産価値が証明されるわけではありません。
役立つのは、
・いつ確認したか
・前回から何が変わったか
・どの部分を管理したか
・次に何を確認する必要があるか
を把握できることです。
遠方所有なら、作業業者へ写真報告を依頼する方法もあります。
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▪️発電量も維持管理記録として残す
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発電所の状態を見るなら、草刈り写真だけでは足りません。
例えば、
・月間発電量
・PCS停止履歴
・エラー履歴
・前年同月との比較
なども確認します。
ただし、
前年より10%低い。
というだけで設備故障とは判断できません。
発電量には、
・天候
・日射量
・出力制御
・汚れ
・影
・設備異常
などが関係します。
重要なのは、
異常を見つけるきっかけとしてデータを見ること
です。
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▪️草刈り業者とO&M業者は役割が違う
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ここも重要です。
草刈り業者へ依頼しても、
・パネル
・PCS
・配線
・絶縁
・電気設備
まで専門的に点検してくれるとは限りません。
反対に、O&M契約へ、
・敷地全体の草刈り
・刈草処分
・伐採
が含まれていない場合もあります。
そのため見積もり時には、
・草刈り範囲
・架台下
・フェンス沿い
・刈草処分
・除草剤
・防草シート補修
・写真報告
・設備点検
のどこまで含まれるか確認します。
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▪️草刈りだけ必要なら、まず費用を確認する
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設備に大きな問題はなく、
「今回は雑草だけ整えたい」
というケースもあります。
その場合、太陽光発電所の草刈り費用は、
・敷地面積
・草丈
・傾斜
・石の有無
・架台の高さ
・防草シート
・刈草処分
・車両進入条件
などによって変わります。
一般の空き地より設備へ配慮する必要があるため、面積だけで料金を判断しない方がいいでしょう。
※以下にはアフィリエイト広告を含みます。
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▪️年間管理費は「売電収入との差額」で見る
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太陽光発電は事業です。
そのため、
「草刈り10万円は高い」
だけで判断するのではなく、年間収支を見ます。
例えば説明用として、
・年間売電収入:120万円
・草刈り:10万円
・設備点検:5万円
・保険・その他:5万円
なら、年間の維持関連費は20万円です。
さらに数年単位では、
・PCS交換
・フェンス補修
・防草シート補修
・伐採
・設備修繕
などが発生する可能性があります。
だからこそ、
売電収入だけではなく、維持管理費を差し引いた後の収益
を見る必要があります。
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▪️追加の防草対策は回収期間を見る
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雑草管理を減らすために、
・全面防草シート
・砂利敷き
・フェンス交換
・追加設備
などへ投資することがあります。
長期間運営するなら合理的なケースもあります。
例えば、
防草対策100万円。
年間の草刈り費削減10万円。
なら、単純な回収期間は約10年です。
残りの事業期間が長ければ検討できます。
一方、
・FIT期間が残り数年
・設備が老朽化している
・近いうちに売却予定
なら、100万円をかける価値があるか再確認した方がいいでしょう。
管理が楽になることと、投資として回収できることは別問題
です。
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▪️FIT終了や老朽化が近いなら「持ち続ける前提」を外す
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発電所を所有していると、
「まだ発電しているから、このまま持つ」
と考えやすくなります。
しかし長期運営では、
・PCS
・パネル
・架台
・フェンス
・防草シート
なども劣化します。
さらにFIT残存期間によって、将来収入の見え方も変わります。
そこで、
・今後10年以上運用する
・数年間だけ運用する
・発電事業を売却する
・事業を廃止する
・土地を別用途へ転換する
という選択肢を並べます。
重要なのは、
今年何回草を刈るかではなく、この発電所をあと何年運営するのか
です。
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▪️発電所の売却は「土地だけ売る」のとは違う
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太陽光発電所を第三者へ売却する場合は、
・土地
・太陽光設備
・FIT・FIP認定
・売電関係
・保守管理契約
・発電実績
などをまとめて確認します。
和歌山県条例の認定対象事業では、事業承継に関する手続きも確認する必要があります。
そのため、
土地の名義を変えれば全部完了
とは考えない方がいいでしょう。
買主側から見ても、
・過去の発電実績
・草刈り履歴
・修繕履歴
・設備点検履歴
が整理されていれば、発電所の状態を把握しやすくなります。
ここでも日々の維持管理記録が役立ちます。
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▪️発電をやめた後の土地活用も考える
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将来、発電事業を終了するなら、設備撤去後の土地をどうするかも考えます。
例えば、
・売却
・貸地
・事業用地
・別用途への転換
・蓄電所
などです。
ただし、
太陽光発電所だった土地なら、そのまま蓄電所にできる
というわけではありません。
・系統条件
・道路
・面積
・周辺環境
・法令
などを改めて確認します。
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▪️持ち続けるか売るかは「最終手残り」で比較する
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例えば説明用として、
今売却:800万円
だったとします。
一方、5年間持ち続ける場合、
・5年間の売電手残り:500万円
・5年間の修繕・管理費:150万円
・5年後の売却価格:500万円
なら、
500万円
-150万円
+500万円
=850万円
です。
この場合、単純比較では保有継続が50万円上回ります。
しかし実際には、
・税金
・ローン
・FIT残存期間
・設備故障リスク
・将来売却価格
まで見る必要があります。
だからこそ、
「まだ売電できるから持つ」ではなく、保有した場合と売却した場合の手残りを比較する
ことが重要です。
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▪️和歌山県内でも地域によって管理方法は変わる
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和歌山県内でも、
・和歌山市
・岩出市
・紀の川市
・御坊市
・田辺市
・新宮市
・山間部
・沿岸部
では条件が違います。
例えば、
住宅地に近い発電所
・草木の越境
・作業時の飛散
・騒音
山間部の発電所
・排水
・法面
・倒木
・搬入路
沿岸部の発電所
・設備状態
・塩害への確認
など、見るポイントが変わります。
だからこそ、
「和歌山県なら年○回草刈り」という一つの答えではなく、発電所ごとの維持管理
が必要です。
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▪️よくある質問|和歌山県の太陽光発電所は年何回草刈りが必要?
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全国一律の法定草刈り回数はありません。
・草の成長
・パネルの高さ
・防草対策
・点検頻度
などを見て、設備管理へ支障が出ない状態を維持します。
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▪️50kW未満なら和歌山県条例は関係ない?
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県条例による認定制度は、主に合計出力50kW以上の一定の事業が対象です。
ただし50kW未満でも、
・FIT・FIP制度
・電気事業法
・設備保守
などは別に考える必要があります。
50kW未満だから維持管理不要という意味ではありません。
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▪️遠隔監視があれば現地確認はいらない?
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遠隔監視では発電量や設備異常を確認できます。
一方、
・フェンス
・雑草
・排水
・倒木
・不法投棄
・法面
などは現地でなければ確認しにくい部分です。
遠隔監視と現地確認を組み合わせます。
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▪️防草シートを敷けば維持管理不要?
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不要にはなりません。
防草シートを施工しても、
・破れ
・めくれ
・継ぎ目からの雑草
・設備状態
などの確認は必要です。
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▪️草刈り業者に設備点検も頼める?
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業者によります。
草刈り業者が、
・PCS
・配線
・パネル
・電気設備
まで専門的に点検できるとは限りません。
見積もり時に作業範囲を確認してください。
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▪️まとめ|和歌山県の太陽光発電所は「草刈り」ではなく「事業全体」を管理する
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和歌山県で太陽光発電所を所有しているなら、
雑草が伸びたら刈るだけ
で維持管理を終わらせないことが重要です。
確認したいのは、
・パネルへ影が出ていないか
・設備周辺を歩けるか
・配線や架台基礎を確認できるか
・フェンスや門扉に異常がないか
・排水路が機能しているか
・法面や地面に変化がないか
・発電量に異常がないか
・管理記録を残しているか
です。
また和歌山県では、一定規模以上の太陽光発電事業について独自条例があり、
・設備設置
・維持管理
・事業廃止
まで含めた事業計画が求められます。
そのため、
「年○回草を刈れば大丈夫」
という管理では不十分です。
長期的には、
・年間売電収入
・草刈り費
・点検費
・修繕費
・設備更新費
・FIT残存期間
を並べます。
そのうえで、
・運用を続ける
・追加投資する
・発電所を売却する
・事業を廃止する
・土地を別用途へ使う
という出口を比較します。
旧記事では、
「除草は利回りを守る投資」
という考え方を中心にしていました。
しかし、より正確に言えば、
守るべきなのは雑草のない景観ではなく、発電事業全体の安全性・継続性・収支です。
草刈りはそのための一つの手段です。
「今年は何回刈るか」
だけで終わらせず、
この発電所をあと何年間、どの状態で運営するのか
まで考えて維持管理を決めましょう。
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