和歌山市郊外・原野活用の失敗:売電収入を飲み込んだ「管理コスト」の連鎖
- MIRAIU

- 3月2日
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更新日:3月4日

和歌山市の北部に広大な原野を所有していたB氏(50代)。「耕作放棄地を有効活用し、安定した売電収入を得る」という営業マンの言葉に乗せられ、自己資金とローンを組み合わせて20kWの太陽光パネルを設置しました。
表面利回りは20%。10年で元が取れる計算でしたが、現実はそのシミュレーションを嘲笑うかのような展開を辿りました。
■ 1. 和歌山の「高温多湿」が招く雑草の猛威
和歌山は全国屈指の日照時間を誇りますが、それは同時に「雑草にとっても最高の環境」であることを意味します。
B氏は「年1回の草刈りで十分」と聞いていましたが、梅雨明けの1ヶ月で雑草はパネルの高さ(約1.5m)を軽々と超えました。パネルに影が落ちれば、発電量は30%以上ダウンします。
結局、発電量を維持するために年3回の草刈りが必要になり、その外注費用だけで年間15万円以上の出費となりました。
■ 2. 「荒れた土地」に集まる不法投棄の闇
草刈りを少しでも怠ると、土地は一気に「管理されていない場所」として認識されます。
和歌山市郊外の目が届かない立地だったこともあり、敷地内に古いタイヤ、家庭ゴミ、挙句の果てには建築廃材が投げ込まれるようになりました。これらは太陽光の運営とは無関係のコストですが、所有者であるB氏が自費で処分しなければなりません。
* ゴミ撤去費用:累計40万円
* 防犯フェンス設置費用:60万円
これらはすべて、当初の収益計画には1円も入っていなかった「死に金」です。
■ 3. 2026年、出口を失ったパネルの山
設置から10年が経ち、売電価格は下がり、パワーコンディショナーの故障修理代が発生し始めました。
今、B氏を最も悩ませているのは、20年後の「撤去義務」です。廃棄費用は積み立てが義務化されましたが、和歌山の山中に放置されたパネルを撤去し、元の山林に戻すための費用は、これまでの利益をすべて吐き出しても足りない計算です。
> **解剖結果:** 太陽光発電は「土地活用」ではなく「設備産業」である。土地の管理コスト(草刈り・防犯)を過小評価したことが、20年にわたる赤字の根源となった。
■ まず草刈りが必要な場合
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■ 草刈り後の“次の判断”はこちら
刈ったあとに迷うのが一番しんどいので、次の判断はここにまとめています。




