古い家のコンセントは増設すべき?電気工事士・容量・費用の確認順

更新日:6 日前
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築古の家で『ベッドの横にコンセントがない』『キッチンで同時に家電を使えない』と気付くと、増設した方が入居者に喜ばれるのではと考えますよね。
ただ、コンセントの数を増やすだけでは容量不足や古い配線の問題は解決しません。使う機器・回路・工事の安全を分けて確認しましょう。
① まずどこに何をつなぐか書き出す
寝室の充電、リビングのテレビ、キッチンの電子レンジや炊飯器など、使う家電と設置場所を整理しましょう。必要な場所が分からないまま増設すると、結局延長コードに頼ることになります。
家具の配置やコンセントの高さも生活動線に関わるため、入居者像を想定して考えてみましょう。
② 差込口の数と電気容量は別
一口を二口へ替えても、同じ回路の許容電流が増えるとは限りません。電子レンジや暖房機器などを同時に使う場合は、分電盤や配線の容量確認が重要です。
ブレーカーが頻繁に落ちる、焦げ臭いなどの異常があれば使用を控え、専門家へ点検を依頼してください。
③ 屋内配線は有資格者へ依頼する
住宅の屋内配線の増設やコンセントの取付・交換など、電気工事士法により資格が必要な作業があります。安易なDIYは感電や火災につながるおそれがあります。
経済産業省も工事の不備による災害防止のため電気工事士制度を案内しています。自分で壁の配線を分岐させないようにしましょう。
④ 露出配線と壁内配線の違い
壁を開けずに配線カバーを使う露出配線が候補になる場合がありますが、見た目だけでなく経路の安全と器具の設置場所を確認する必要があります。
壁の中へ新しい配線を通す工事は建物の構造や既存配管で難易度が変わるため、施工会社へ選択肢を聞きましょう。
⑤ キッチンは専用回路を検討する
消費電力の大きい家電が集中するキッチンでは、必要に応じて専用回路や分電盤側の工事が候補になります。増設だけで安全性が保証されるわけではありません。
設備の消費電力と既存回路の状態を電気工事士に確認してもらうと判断しやすくなります。
⑥ 古い配線と漏電の不安を確認
築年数が古い建物では接地や劣化、分電盤の容量を確認したい場合があります。現状に問題があるなら新しいコンセントを付ける前に点検・修理が必要です。
焦げ、発熱、コンセントのぐらつきなどがあれば異常として扱い、通電したままの分解は避けてください。
⑦ 費用は工事範囲で変わる
既存回路からの増設、専用回路の新設、分電盤交換、壁の補修では金額が違います。『コンセント一か所いくら』だけでは比較できません。
材料費、出張費、配線距離、壁補修、電気設備点検の範囲を同じ条件で見積もりましょう。
⑧ 客付けへの効果は一律ではない
使いやすい位置へ増設すれば生活の不便を減らせることがありますが、入居が決まる保証はありません。家賃、間取り、駅や駐車場なども比較されます。
入居希望者からの具体的な要望や、既存入居者の困りごとを見て優先順位を付けてください。
⑨ 複数工事をまとめて比較する場面
コンセントだけでなくエアコン用回路、分電盤、照明、内装補修などをまとめて直す場合は、工事範囲を比較できる業者に相談する方法があります。
リフォーム比較プロのような見積サービスを使う場合も、電気工事の資格・施工内容・対応地域を確認し、単なる差込口増設との違いを明確にしましょう。
分電盤や専用回路、内装の修繕までまとめて必要なら、複数社に工事範囲と費用を確認する方法があります。
⑩ 工事完了後は使用と書類を確認
完成後は通電の状態やブレーカーの動作について施工会社から説明を受け、必要な施工記録や保証内容を保存しましょう。
入居者へ使える場所と注意点を案内し、工事したことを募集写真にも正確に反映してください。
よくある質問
Q. コンセントの増設は自分でできますか?
A. 屋内配線の変更などには電気工事士の資格が必要な作業があります。専門の電気工事業者へ相談しましょう。
Q. 二口に増やせば電気容量も倍ですか?
A. いいえ。回路や配線の容量は別に確認が必要です。
Q. コンセント工事で空室が必ず埋まりますか?
A. 保証はありません。入居者の使い勝手を改善しつつ家賃や間取りなどの条件も確認してください。
関連記事・一次情報
電気工事に必要な資格と安全を確認する
安全に関わる工事を優先して選ぶ
投資回収と見積もりを比較する
客付け・設備・費用を整理する
他の修繕や売却方法も考える
まとめ|判断する順番
家電の配置→回路と安全→有資格者の現地確認→露出・壁内配線の比較→見積もり→工事記録、の順に進めましょう。

