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複数の査定額が出たら何を見る?最高額・手残り・売却期間・条件差を4列で比較

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
2025年12月25日
読了時間: 5分

更新日:2 日前

※本記事には広告・PRリンクを含みます。


遠方の実家を売るため、草刈りの帰りに不動産会社へ査定を頼んだ。A社は950万円、B社は820万円。130万円も違う。


「そりゃ950万円の方がいいやろ」と家族は言う。でもA社は『庭を片付けて境界を確認したら』という条件付きで、B社は今の状態のまま売る話だった。


同じ家でも価格の前提が違えば、最高額が得とは限りません。査定額・手残り・売却期間・追加条件の四つの欄を作り、草刈りを続ける負担まで入れて比較してみましょう。




▪️① 950万円と820万円、まず査定の条件をそろえる

最初に、二社の数字が仲介での想定成約額なのか、広告へ掲載する売出価格なのか、直接買取の提示なのかを確認しましょう。種類が違えば、そのまま比較できません。


どちらが現地を訪問したか、同じ時期の写真を見たか、庭と残置物の現況を伝えたかも整理します。A社だけ整備後の状態を想定していれば、130万円の差には工事の条件が含まれているかもしれません。


査定は成約を保証する数字ではありません。『この金額が成立するために売主が何をする必要がありますか?』と各社へ同じ質問をしてみてください。




▪️② 手残りは、売値から先払いを引いた金額

仮にA社の950万円で実際に成約し、家財処分40万円、境界確認30万円、売却に必要な諸費用50万円がかかれば、これらを引いた段階は830万円です。


一方、B社の820万円で成約し、売主負担の費用が20万円なら800万円。単純な差は30万円まで縮まります。税金・ローン残債などは別であり、金額は比較用の架空例です。


査定書の最上段を比較するより、費用と負担する人を一枚に書き出しましょう。見積もりを取る前は未確定と記す方が、思い込みを減らせます。




▪️③ 売れるまで一年かかれば庭の管理も続く

空き家には買主が決まるまで草刈り、保険、見回り、税金などの負担が続く場合があります。遠方なら現地への交通費や休みの日の移動も無視しにくいところです。


例えば年間の管理費が12万円なら、半年なら単純に6万円、一年なら12万円です。ただし実際には急な修繕が発生する可能性もあり、毎月同じ金額とは限りません。


『A社は時間をかけて高く売る』『B社は早い取引を優先する』なら、どのくらいの販売期間を想定し、反響がないとき何を変えるか聞きましょう。




▪️④ 追加条件は片付け・境界・解体に分ける

『庭をきれいにすれば950万円を目指せます』と言われても、必要なのが草刈りだけなのか、剪定や物置の撤去も含むのかでは金額が変わります。


境界の測量、古家の解体、家財の処分が条件になる場合には、売主と買主のどちらが負担するかも重要です。現況のまま売る案と整備後に売る案を混ぜないようにしましょう。


『絶対に必要な準備』『価格を高めるための提案』『買主と交渉できる条件』を分け、必要な費用を不動産会社へ確認してください。


同じ現況条件で比較すれば、査定や解体の前提が違う理由を聞きやすくなります。





▪️⑤ 比較表は家族と同じものを見る

家族の一人は売却価格を重視し、別の人は遠方管理を早く終えたいことがあります。家を管理している人だけが費用を知っている状態では、話し合いも進みにくいでしょう。


各社の査定、手残り、期間、追加条件を一枚にまとめ、誰が庭管理・片付け・内見の鍵を担当するかも確認します。


高く売れる可能性と、いつ売却が終わるかを別々に記録すれば、数字の違いが家族の対立になりにくくなります。




▪️⑥ 条件が違うなら同じ資料で聞き直す

査定会社へは道路と駐車、庭・家財、建物の不具合を同じ写真とメモで伝えましょう。追加の整備をする前とした後の価格の見込みも分けて質問できます。


一社の金額だけ高い場合は、比較した成約事例と売り出し方、買主の想定を説明してもらいます。説明を聞いても根拠が分からないなら、別の会社へ相談する選択肢もあります。


再査定のために先に草刈りや解体を発注する必要があるとは限りません。今の状態での売却条件を先に知ることが大切です。


元記事に掲載されている査定サービスでも、現況条件の相談ができます。





▪️⑦ 複数査定を比較する四つの欄

一つ目は査定額。仲介・買取・売出価格の違い、現況や整備後という前提を記録します。


二つ目は手残り。片付け・測量・仲介報酬・税・残債など、どの費用を引く必要があるか確認しましょう。


三つ目は売却期間。その間の草刈り・保険・交通費を考えます。四つ目は追加条件で、誰が何をするか記します。


最高額を選ぶ前に、この四つの欄が同じ条件で埋まっているか見て、家族が納得する基準で依頼先を決めましょう。




▪️⑧ Q&A

Q1. 一番高い査定の会社に任せればいい?


査定額は成約価格を保証せず、売主が負担する工事や期間の前提が違う場合があります。


価格だけでなく手残りと追加条件を確認しましょう。


Q2. 草刈りしてから再査定を頼むべき?


草刈りで現地を見やすくできる場合がありますが、先に全範囲を整備する必要があるとは限りません。


現況査定と必要な作業を相談してください。


Q3. どの会社の見積もりもばらばらなら?


写真・残置物・修繕の条件を統一し、成約事例と売却期間の根拠を聞く方法があります。


不明な費用は未確定のまま記録し、条件が揃った段階で比較しましょう。




▪️⑨ まとめ

複数の空き家査定を比較するときは最高額に飛びつかず、査定・手残り・売却期間・追加条件の四つをそろえましょう。


遠方の草刈りや保有の負担も含め、家族に残る金額と売却を終えられる時期を比べることが大切です。




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