草刈りで花粉症が悪化する?イネ科・ブタクサ・ヨモギと作業時の対策

更新日:9月30日
草刈りのあとにくしゃみ、鼻水、目のかゆみが強くなることがあります。春のスギ・ヒノキだけでなく、カモガヤなどのイネ科やブタクサ・ヨモギなど草本の花粉も花粉症の原因になります。
厚生労働省は、イネ科の花粉は主に初夏、キク科のブタクサ・ヨモギなどは真夏から秋口に飛散すると案内しています。草刈りをすれば誰でも悪化するわけではなく、自分が反応する花粉と作業時期・曝露量を分けて考えます。
▪️1 草刈りそのものより花粉への曝露を見る
症状が出るかは、草刈機を使ったかどうかだけでなく、その場所にどの植物があり、どの程度花粉へ曝露したかで変わります。
同じ土地でも開花前と開花中では条件が違います。毎年同じ時期に症状が強くなるなら、草の種類と時期を記録します。
スギ花粉の季節が終わっても、夏や秋に草本花粉で症状が出る人がいます。
▪️2 イネ科・ブタクサ・ヨモギの時期を確認する
厚生労働省は、イネ科ではカモガヤなど、キク科ではブタクサ・ヨモギなどを花粉症の原因植物として挙げています。
飛散時期は地域差があります。全国共通の月だけで作業日を決めず、地域の花粉情報や自分の症状を確認します。
花が目立たない草でも風媒花として花粉を飛ばす種類があります。
▪️3 服装と作業後の持ち込みを減らす
長袖・長ズボン、帽子、保護メガネなどで皮膚・目への付着を減らします。マスクを使う場合は暑さや呼吸のしやすさにも注意します。
作業後は衣服や髪へ付着した花粉を室内へ持ち込みにくいようにします。
花粉だけでなくマダニ・飛び石対策にもなるため、草むらでは肌の露出を減らすことが安全面でも有効です。
▪️4 症状が強い日は作業を分ける
鼻水や目のかゆみが強い状態で長時間作業すると、安全確認へ集中しにくくなることがあります。
土地全体を一日で終わらせず、道路際・境界など優先箇所だけに分ける方法があります。
症状が強い人は家族や業者へ依頼し、自分が現地へ入る時間を減らす選択もあります。
▪️5 花粉症以外の原因も決めつけない
草刈り後の鼻・目症状がすべて花粉症とは限りません。土ぼこり、カビ、刺激物、風邪など別の原因も考えられます。
毎回同じ作業で強い症状が出る、喘鳴や呼吸苦があるなど気になる症状があれば医療機関へ相談します。
自己判断で原因植物を断定せず、必要に応じてアレルギー検査等を相談します。
▪️6 業者依頼でも作業時期を伝える
自分が現地へ行かなくても、刈草回収や作業後確認で花粉へ触れることがあります。
業者へ依頼する場合は、完了写真で確認する、刈草処分まで頼むなど自分の現地滞在を減らせます。
花粉飛散が多い時期を避けられるなら、土地管理上支障がない範囲で日程をずらす方法もあります。
作業前後の症状をメモすると、自分にとって負担が大きい時期を把握しやすくなります。
遠方土地なら完了写真で確認し、刈草回収まで業者へ依頼すると現地滞在を短くできます。
市販薬を使っていても眠気などがある場合は刈払機操作に注意します。薬の注意事項も確認します。
喘息など持病がある人は、屋外作業の可否を主治医へ相談する方法があります。
▪️7 確認する順番
確認は、①症状が出る時期、②土地に多い草の種類、③地域の花粉時期、④服装・目鼻の保護、⑤作業時間、⑥作業後の花粉持込み、⑦症状が強い場合の外注・受診、の順で進めます。草刈り=必ず花粉症悪化と決めないことが重要です。
まず自分の症状が出る季節を確認します。春だけでなく夏・秋の草本花粉も候補になります。
次に作業時間と装備を調整します。全部を一日で終わらせる必要はありません。
最後に症状が強い場合は作業を止めます。花粉症以外の原因も含め医療機関へ相談します。
▪️⑧ Q&A
Q. 夏や秋の草刈りでも花粉症になりますか?
イネ科やブタクサ・ヨモギなど草本花粉が原因になることがあります。地域と時期で飛散状況は変わります。
Q. 草刈りをすれば必ず症状が悪化しますか?
必ずではありません。原因植物、飛散時期、曝露量、個人の感作状況で変わります。
Q. 症状が強い日はどうすればいいですか?
作業を分ける、外注する、必要に応じて医療機関へ相談するなど無理をしない方法を選びます。
▪️⑨ まとめ
草刈り後の花粉症症状は、イネ科・ブタクサ・ヨモギなど草本花粉との関係を確認します。
季節・植物・装備・作業時間を分けて考え、症状が強い日は無理に作業しません。

