久留米市の空き家は筑後川・低地・東部丘陵で別判断|洪水・内水・空き家活用・耐震を確認

更新日:7 日前
久留米市の空き家は、まず「筑後川がある低地の家」と「東部の丘陵・山際の家」を分けて考えたいです。中心市街地、筑後川・広川など河川周辺、田主丸・草野・山本などでは、改修後の負担が変わります。
久留米では洪水だけでなく内水も重要です。浸水後に直しやすい家へ戻せるかを見てから、売る・貸す・住む出口へ工事費を合わせましょう。
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▪️1 中心市街地・筑後川低地・東部丘陵を同じにしない
中心市街地では住宅流通、筑後川や広川など河川周辺では水害、東部の山本・草野・田主丸などでは土砂や道路・敷地管理を重ねて見ます。
住宅需要を見込みやすい家なら、水回りや断熱へ費用を回す余地があります。復旧費や外周管理が重い家では、内装を抑えて市場へ出す方法もあります。
まず立地で変えられない条件を分けると、建物へいくら使えるかも見えやすくなるでしょう。
▪️2 筑後川の洪水と内水を別々に確認する
久留米市のWeb版ハザードマップでは、洪水、高潮、内水、土砂災害、ため池を確認できます。30河川の洪水ハザード情報も追加されています。
筑後川など大きな河川だけでなく、支川や排水路の能力を超える雨による内水も見ましょう。河川から離れていても浸水が想定される場所があります。
床下、分電盤、給湯設備、1階収納など、浸水後にどこまで復旧しやすいかを改修前に確認すると判断しやすくなります。
▪️3 水害がある家は「高級化」より復旧しやすさを優先する
浸水想定がある家では、高価な床材や造作を増やすより、濡れた後に交換しやすい仕上げが合う場合があります。
電気設備や給湯器の位置を確認し、1階に置く設備を必要最小限にする方法もあります。
水害リスクだけで改修をやめる必要はありません。住宅需要、避難条件、復旧費を同じ表で比べましょう。
▪️4 2026空き家活用補助は50%、居住誘導区域内50万円・区域外30万円
久留米市の2026年度空き家活用居住誘導事業補助金は、耐震性を有する、または確保する予定の空き家をリフォームして活用する人などを対象としています。
補助額は対象工事費の50%で、居住誘導区域内は上限50万円、区域外は上限30万円です。市内業者施工、10万円以上の対象工事、契約・着工前の申請など条件があります。
空き家情報バンク掲載物件は、通常必要な6か月以上空き家という確認が不要になる扱いがあります。
▪️5 子育て・若年世帯は2026年7月から上限100万円
2026年7月から、居住誘導区域内の空き家へ子育て・若年世帯が居住する場合、空き家活用補助の上限が100万円へ拡充されています。
子育て世帯は18歳未満の同居者がいる世帯など、若年世帯は夫婦のいずれかまたは世帯主が40歳未満など条件があります。
上限が大きくても、その金額まで工事する必要はありません。出口と必要工事から予算を決めましょう。
▪️6 旧耐震は改修だけでなく2026拡充の除却も比較する
久留米市は2026年度も、昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅の耐震診断・耐震改修等を支援しています。
2026年度からは、相続等で取得した一定の空き家の除却も補助対象として拡充されています。構造の状態と利用予定を見て、改修・建替え・除却・売却を比べましょう。
複数社へ同じ条件を伝えると、水害復旧も含めた工事範囲を比較しやすくなります。
▪️7 確認する順番
確認する順番は、①地域、②筑後川などの洪水・内水・土砂、③復旧しやすさ、④建物の劣化、⑤空き家活用補助、⑥耐震・除却・工事費、⑦売る・貸す・住む出口です。この順で見ると、水害地域だから全部直す、または何もしないという両極端を避けやすくなります。
最初は中心市街地・河川低地・東部丘陵のどこにある家かを確認し、必要なハザードを絞ります。次に床下や設備配置、道路・敷地管理を見ましょう。
その後、居住誘導区域と世帯条件を確認し、空き家活用補助や耐震支援を重ねます。制度が使えても不要な工事まで増やす必要はありません。
最後に工事総額と住宅需要、復旧費を比べます。費用が見合わないなら、現況売却や除却も選択肢です。
▪️⑧ Q&A
Q. 久留米市の空き家リフォーム補助は、どの家でも上限50万円ですか?
居住誘導区域内は上限50万円、区域外は30万円です。さらに子育て・若年世帯が区域内へ居住する場合は上限100万円となる制度があります。
Q. 筑後川から離れていれば水害は気にしなくていいですか?
内水や支川の洪水が判断材料になる場所があります。Web版ハザードマップで住所から洪水・内水・土砂などを重ねて確認しましょう。
Q. 水害リスクがある家は、全面改修しない方がいいですか?
一律には決まりません。住宅需要、浸水想定、設備配置、復旧費を比べ、部分補修・全面改修・売却のどれが合うか判断します。
▪️⑨ まとめ
久留米市の空き家では、筑後川流域の洪水と内水を分け、中心市街地・河川低地・東部丘陵で改修の意味を変えることが重要です。
そのうえで空き家活用補助、子育て・若年世帯の上乗せ、耐震・除却を出口に合わせて使います。補助上限から工事額を決めないことが大切です。
最後は、売る・貸す・住むのどれに費用を合わせるかで判断します。復旧しやすさまで含めて比べましょう。
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