top of page

売れない土地⑪ 前面道路が狭い土地はなぜ敬遠されるのか

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 3月7日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月2日





土地の条件の中で、意外と大きな影響を与えるのが「前面道路の幅」です。


見た目は普通の住宅地でも、前面道路が狭いだけで土地の売れ行きが悪くなるケースは少なくありません。


特に車社会の地域では、道路の広さは生活のしやすさに直結するため、購入者が非常に気にするポイントになります。


────────────────


■ 前面道路とは何か


前面道路とは、土地が接している道路のことです。


住宅を建てる場合、日本の建築基準法では


「幅員4m以上の道路に2m以上接している」


ことが原則条件になっています。


これを満たさない土地は、建築が難しくなる場合があります。


────────────────


■ 車の出入りがしにくい


前面道路が狭いと、生活の中で次のような問題が起きやすくなります。


・車のすれ違いができない

・駐車が難しい

・来客の車が止めにくい


毎日の生活で使う道路だからこそ、この問題は購入者にとって大きな判断材料になります。


────────────────


■ 救急車や消防車の不安


道路幅が狭いと


・救急車

・消防車

・工事車両


が入りにくい場合があります。


住宅購入者は安全面も重視するため、この点も不安要素になります。


────────────────


■ セットバックが必要な土地


古い住宅地では、道路幅が4m未満のケースがあります。


この場合


「セットバック」


という制度が必要になることがあります。


これは


道路の中心線から2m下がって建物を建てる


というルールです。


つまり、その分だけ土地が使えなくなるということです。


────────────────


■ 再建築が難しい場合もある


極端に道路が狭い土地では


・建築許可が出にくい

・工事車両が入れない


といった問題が発生することもあります。


このような土地は、購入希望者が大きく減る傾向があります。


────────────────


■ それでも売れる土地


前面道路が狭くても、次の条件があると売れるケースもあります。


・駅が近い

・土地価格が安い

・住宅需要が高い地域

・土地が広い


特に都市部では、価格の安さで購入されることもあります。


────────────────


■ 不動産市場の現実


一般的に、前面道路が狭い土地は


周辺相場より

10〜20%ほど安くなる


ケースが多いです。


道路条件は土地価格に大きく影響する要素の一つです。


────────────────


■まとめ


前面道路の広さは、日常生活のしやすさに直結する重要な条件です。


道路が狭い土地は建築ができる場合でも、車の出入りや安全面の不安から購入者が減り、売れにくくなることがあります。


土地を購入する際は、敷地だけでなく道路環境も含めて判断することが重要です。


売れない土地には、さまざまな原因があります。

再建築不可、境界問題、私道トラブル、崖条例など、土地によって事情は大きく異なります。

実際の不動産現場でよく見かける「売れない土地の原因」をシリーズとして整理しています。

他のケースも知りたい方は、こちらにまとめています。



売れない土地でも、原因によっては活用できる可能性があります。

土地の条件によっては、


・トランクルーム

・駐車場

・資材置き場

・太陽光

・賃貸住宅


など、売却以外の方法が見つかることもあります。

土地の条件に合わせた活用方法をまとめています。


最新記事

すべて表示
地方で「管理してるつもり」が危険になるケース

■地方で「管理してるつもり」が危険になるケース 地方の空き家や土地では、 「ちゃんと管理しているつもりだった」 というケースがかなり多くあります。 特に多いのが、 ・たまに見に行く ・草刈りだけしている ・換気だけしている という状態です。 ただ実際には、 “管理しているつもり”でも、 問題が進行しているケースがあります。 今回は、地方で「管理してるつもり」が危険になりやすい理由を実務目線で整理し

 
 
空き家を見に行くだけで疲れる理由

■空き家を見に行くだけで疲れる理由 地方の空き家相談では、 「見に行くだけでしんどい」 という声がかなり多くあります。 最初は、 「たまに確認すればいい」 と思っていても、 数年後には精神的にも体力的にも重くなるケースがあります。 今回は、空き家を見に行くだけで疲れる理由を実務目線で整理します。 --- ■“何か悪くなっている気がする”が続く 空き家を見る時、 多くの人は無意識に緊張しています。

 
 
地方で古い家の修理判断を間違えやすい理由

■地方で古い家の修理判断を間違えやすい理由 地方の空き家相談では、 「直すべきか、もうやめるべきか分からない」 という悩みがかなり多くあります。 特に古い家は、 ・まだ住めそう ・少し直せば使えそう に見えるため、 修理判断が難しくなりやすいです。 今回は、地方で古い家の修理判断を間違えやすい理由を実務目線で整理します。 --- ■“見た目だけ”で判断しやすい 一番多いのがこれです。 ・外観はまだ

 
 
miramaru kusakari 3.png
bottom of page