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松阪市の城下町で空き家が売れない?境界・水路・接道を売却前に確認する実務ポイント

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
4月8日
読了時間: 4分

更新日:9月29日

※本記事には広告・PRを含みます。


松阪駅西側や松阪城跡周辺など古くからの市街地では、細い道路や水路、古い塀が残る土地があります。ただし、城下町だから境界が複雑、私道だから売れないと一律には判断できません。


売却前に整理したいのは、登記上の筆界、現地の利用境界、道路・水路の扱い、接道です。必要な確認だけを行い、最初から高額な測量や工事を前提にしません。


▪️1 登記図面と現況を照合する

公図、地積測量図、登記事項などを確認し、現地の塀や杭と照らし合わせます。昔からの認識だけで境界を確定せず、資料の有無を先に整理します。



▪️2 筆界と所有権の範囲を混同しない

登記上の筆界と、当事者が認識する所有権の範囲は同じ話ではありません。疑問がある場合は土地家屋調査士などへ相談し、必要な確認方法を選びます。



▪️3 水路・里道など公有地を確認する

敷地に沿って水路や里道がある場合は、その管理者や位置を確認します。見た目が通路でも、自分の敷地や建築基準法上の道路とは限りません。


▪️4 私道は持分・通行・掘削を分ける

私道に面する場合は、所有者、持分、通行の状況、上下水道工事などで必要な手続きを分けて確認します。持分がないという一点だけで売却不可と決めません。


▪️5 接道と再建築条件を役所で確認する

道路幅や接し方は建て替えへ影響します。現地の道路が建築基準法上どう扱われるか、接道条件を松阪市の窓口等で確認します。



▪️6 測量費と売却価値を比較する

境界確定が必要な場合でも、隣接地数や資料の有無で費用は変わります。売却前に必要な測量範囲を確認し、現況売却や訳あり買取も比較します。


通常仲介で扱いにくい条件がある場合は、工事や値下げを重ねる前に現況買取も比較すると出口を判断しやすくなります。



▪️7 確認する順番

①登記資料、②現況境界、③水路・里道、④私道、⑤接道・再建築、⑥測量費・現況査定、⑦整理後売却・現況売却、この順で確認します。


①〜③では、昔からの利用状況だけで境界や道路を決めません。公図や測量図、公有地の情報を分けて確認します。


④〜⑥では、私道や接道の権利条件と、必要な測量費を整理します。売却価格に対して過大な費用をかけないようにします。


最後に⑦で、必要な境界整理をして売るか、現況のまま対応できる買主へ売るかを決めます。『境界未確定=売却不可』と決めないことが重要です。


▪️⑧ Q&A

Q. 境界杭がない土地は売れませんか?


A. 一律ではありません。資料や取引条件に応じて必要な確認を決めます。


Q. 私道持分がないと必ず売れませんか?


A. 必ずではありません。通行・利用状況や権利関係を個別に確認します。


Q. 売る前に必ず確定測量が必要ですか?


A. 取引条件や買主、土地の状況で変わります。必要な測量範囲を先に確認します。


▪️⑨ まとめ

松阪市の旧市街地にある空き家は、境界・水路・私道・接道を一つの問題として扱わず、資料と現況を順番に確認します。古い街並みというだけで売却困難と決めないことが大切です。


測量や権利整理へ費用をかける前に、何が売却条件として必要かを確認します。通常仲介と現況対応の売却先を比較し、必要な整理だけを行いましょう。


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