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伊賀市の空き地は草刈りだけでいい?雑草条例・獣害対策・土地活用の確認順

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 2月19日
  • 読了時間: 12分

更新日:8月18日

伊賀市に使っていない土地や実家の敷地があり、

「草刈りだけしておけば大丈夫?」

「雑草を放置するとイノシシが来る?」

「毎年管理するより土地活用や売却を考えた方がいい?」

と迷うことがあります。

伊賀市には、あき地の雑草等の除去に関する条例があり、住宅地に隣接するあき地について適正管理を求めています。

一方、伊賀市はシカ・イノシシなどによる農作物被害への鳥獣害対策も進めています。

ただし、

雑草が伸びる=必ず害獣が住み着く。

草を刈る=害獣対策が完了する。

という単純な関係ではありません。

また、

空き地。

農地。

山林。

空き家付き土地。

では、確認する制度も違います。

この記事では、伊賀市の使っていない土地について、

草刈り → 周辺への影響 → 獣害 → 土地の種類 → 今後の活用

の順番で整理します。

※本記事には広告・PRを含みます。


▪️最初に「空き地・農地・空き家付き土地」を分ける



使っていない土地を見ると、すべて同じ「放置地」に見えることがあります。

しかし実務では、

住宅地の空き地。

田・畑などの農地。

山林。

建物が残る空き家付き土地。

を分けて考えます。

住宅地の空き地なら、雑草・越境・火災・交通への影響などの日常管理が中心になります。

農地なら農地法や農業委員会との関係があります。

建物が残っていれば、空家法による管理不全空家・特定空家等の制度が関係する場合があります。

つまり、

「草が生えている」という見た目だけで制度を決めない

ことが最初のポイントです。

草刈り・空き地管理全体はこちら。


▪️伊賀市には「あき地の雑草等の除去に関する条例」がある



伊賀市では、住宅地に隣接するあき地が管理されず、雑草等が繁茂することによる周辺への影響について対応しています。

市は、

害虫。

交通への支障。

火災。

などの原因になるとして、土地所有者へ適正管理を求めています。

近隣から相談があり、対象となるあき地を市が調査した結果、管理上問題がある場合には、

所有者へ文書等で適正管理を求める指導

が行われることがあります。

したがって、

「自分が使っていない土地だから、草が伸びても問題ない」

とは考えない方がよいでしょう。


▪️伊賀市は除草時期の目安も案内している



伊賀市は、あき地の適正管理について、

暖かくなる5月頃から雑草が生育し、晩秋の10月頃まで伸びるとして、

年2回、7月・10月頃以上の除草が効果的

という目安を案内しています。

ただし、これは、

すべての土地で必ず年2回刈れば十分という法的基準ではありません。

道路へ草が出ている。

隣地へ越境している。

枯草が増えている。

見通しを妨げている。

土地へ入れないほど繁茂している。

など、実際の状態によって対応時期は変わります。

市の目安は管理計画を作る参考として使い、現地状態も合わせて確認します。


▪️刈った草をそのまま残さない



草刈りでは、刈る作業だけで終わらないことも重要です。

伊賀市も、刈った後の草等は廃棄物となるため、

その場へ放置せず適切に処理するよう案内しています。

大量の刈草を放置すると、

地面が確認しにくい。

次回の作業がしにくい。

乾燥した草が残る。

といった状態になります。

業者へ依頼する場合は、

草刈りだけ。

集草まで。

運搬・処分まで。

のどこまで見積もりに含まれているのか確認します。

草刈り費用はこちら。

草刈りを業者へ相談したい場合はこちら。


▪️伊賀市で獣害対策が必要なのは事実だが「雑草=害獣」ではない



伊賀市では現在、鳥獣被害防止計画を策定し、農作物に被害を与える野生鳥獣への対策を進めています。

2026年には獣害政策アドバイザーも設置し、

シカ。

イノシシ。

などによる農作物被害の軽減に取り組んでいます。

つまり、

伊賀市で鳥獣害を確認する意味はあります。

しかし、

草が伸びた空き地には必ずイノシシが来る。

藪になれば必ず獣道になる。

とまでは言えません。

土地周辺で実際に、

足跡。

掘り返し。

農作物被害。

目撃情報。

などがあるかを確認します。


▪️草刈りは獣害対策の「一部」にはなる



農林水産省は鳥獣害対策として、

耕作放棄地などの草刈り。

藪の刈払い。

侵入防止柵周辺の緩衝帯整備。

などを生息環境管理の一つとして位置付けています。

草や藪を刈ることで、

野生鳥獣が身を隠しやすい場所を減らす。

人里へ近づきやすい環境を改善する。

という考え方です。

したがって、

草刈りが獣害対策と無関係というわけではありません。

一方で、草を刈っただけで野生鳥獣の侵入を防げるわけでもありません。

周囲の状況によっては、

誘引物をなくす。

侵入防止柵を整備する。

追い払いを行う。

捕獲対策を行う。

など、別の対策が必要になります。


▪️「草刈り=防獣フェンス」とは考えない



旧来の記事では、

草を刈って地表を露出させること自体が物理的な防獣対策

という説明になりがちでした。

しかし、草刈りと侵入防止柵では役割が違います。

草刈りは、

見通しをよくする。

隠れ場所となりやすい藪を減らす。

柵周辺を管理しやすくする。

という環境整備です。

侵入を物理的に止める場合には、対象となる動物や土地条件に応じた柵などを検討します。

草刈りは「近づきにくい環境づくり」、柵は「侵入防止」というように役割を分けます。


▪️草刈り前に獣・蜂・地面の状態を確認する



長期間入っていない土地では、いきなり草刈り機を入れない方が安全です。

草の中には、

石。

空き缶。

杭。

側溝。

倒木。

ごみ。

などが隠れている可能性があります。

また、

蜂の巣。

動物の痕跡。

斜面。

ぬかるみ。

などが確認されることもあります。

特に藪が深い土地では、まず外周から状況を確認します。

動物を見つけた場合も、追いかけたり自分で捕獲しようとせず、対象動物に応じた対応を確認します。

草刈り前の安全確認はこちら。


▪️農地なら普通の空き地として土地活用を決めない



伊賀市には農地も多く、

使っていない田。

耕作していない畑。

元々農業に使っていた土地。

を所有している場合があります。

ここで、

「草が生えているから普通の空き地」

と判断するのは注意が必要です。

登記地目や現況が農地であれば、

農地として売る。

駐車場へ変える。

住宅を建てる。

資材置場にする。

などの際に農地法上の確認が必要になる場合があります。

草刈り管理と農地転用は別の問題です。

農地転用の確認順はこちら。


▪️空き家が残っているなら「特定空家」の話を分ける



空き地だけの話と、空き家が残る土地も分けます。

空家法では、

管理不全空家。

特定空家等。

について行政による指導・勧告等の仕組みがあります。

伊賀市も2026年、改正空家法に基づく管理不全空家について案内しています。

しかし、

草が伸びた更地だけが「特定空家」になるわけではありません。

空家法上の制度は建物のある空家等について確認するものです。

また、固定資産税についても、

草が伸びた瞬間に税額が何倍になる

というものではありません。

住宅用地特例に関係する空き家について、市から勧告を受けた場合などに税の扱いが変わる可能性がある、という制度として整理します。

空き家の草・庭木管理はこちら。


▪️雑草より高い雑木になったら条例上の扱いも違う



長期間管理していない土地では、

雑草。

低木。

大きな樹木。

が混在することがあります。

伊賀市の案内では、あき地の雑草等の除去条例について、

雑草に類する3m以下の低木を含む一方、

大きく育った雑木は個人資産となる可能性があるため、同じ条例による除去指導の対象にはできない場合があると説明しています。

つまり、

草刈り機で処理できる段階と、大きな樹木の伐採が必要な段階では対応が変わります。

太く高くなった樹木を無理に自分で切らず、作業方法を確認します。


▪️毎年草刈りを続けるなら年間管理費を見る



土地を所有し続ける場合は、一回の草刈り価格だけで判断しません。

たとえば、

春から秋に何度現地確認するか。

毎回どの範囲を刈るか。

刈草処分まで頼むか。

樹木管理が必要か。

遠方からの交通費がかかるか。

を確認します。

そのうえで、

1年間で土地管理にいくら使っているか

を把握します。

管理費を把握して初めて、

このまま保有する。

防草対策へ変える。

活用する。

売る。

の比較ができます。

草刈りを業者へ頼み続けるかの判断はこちら。


▪️土地活用へ変えるなら伊賀市の土地利用ルールを確認する



草刈り負担を減らすために、

駐車場。

資材置場。

事業用地。

太陽光発電。

建物建築。

などを検討する場合があります。

しかし、

空き地だから好きな用途へ自由に変えられる

とは限りません。

伊賀市には、

「伊賀市の適正な土地利用に関する条例」

と土地利用基本計画があります。

開発内容や規模、土地の区域などによって確認する手続きが変わります。

さらに農地なら農地法。

建築なら都市計画・建築関係。

接道。

造成。

なども確認します。

そのため、

先に工事費や収益だけを計算するのではなく、その土地で予定する利用ができるかを確認する

ことが重要です。


▪️獣害が心配だから土地活用する、という順番にも注意する



雑草や野生鳥獣が気になると、

「何か建てれば解決する」

「舗装してしまえば管理不要」

と考えることがあります。

しかし土地活用は、

需要。

初期費用。

固定資産税。

撤去費。

管理。

法令。

出口。

まで含めた事業判断です。

獣害や草刈り負担だけを理由に大きな投資を決めると、別の負担が発生することがあります。

まず必要な管理を行い、

そのうえで土地に需要があるかを確認します。


▪️使う予定がないなら査定してから管理方法を決める



今後、

自分で使う予定がない。

家族も利用しない。

毎年管理費だけがかかる。

という土地なら、現在の売却可能性を確認する方法もあります。

ここで、

「草を全部きれいにしてからでないと査定できない」

と決める必要はありません。

所在地。

面積。

接道。

地目。

法令上の条件。

周辺需要。

などから先に確認できることがあります。

売却可能性を見たうえで、

草刈りへどこまで費用をかけるか決める方が合理的な場合もあります。

不動産会社に断られた土地の考え方はこちら。

現在の売却条件を確認したい場合はこちら。


▪️伊賀市の空き地は5段階で整理する



迷った場合は、次の順番で確認します。

①土地の種類を確認する

住宅地の空き地。

農地。

山林。

空き家付き土地。

を分けます。

②現在の状態を見る

雑草。

低木。

樹木。

道路・隣地への越境。

枯草。

ごみ。

動物の痕跡。

を確認します。

③必要な管理を決める

草刈り。

刈草処分。

樹木剪定。

安全確認。

獣害対策。

を分けます。

④今後の用途を確認する

保有。

農地利用。

駐車場等の活用。

売却。

を比較します。

⑤制度を確認してから費用をかける

伊賀市の土地利用条例。

農地法。

建築関係。

その他対象となる制度。

を確認します。

この順番なら、

「とりあえず毎年草だけ刈る」

から一段進んで土地全体を判断できます。


▪️よくある質問



Q. 伊賀市では空き地を年2回必ず草刈りしないといけませんか?



市は7月・10月頃を含む年2回以上の除草を効果的な目安として案内していますが、土地状態に応じて必要な対応は変わります。


Q. 草を刈ればイノシシやシカは来なくなりますか?



草刈りや藪の刈払いは生息環境管理の一つですが、それだけで侵入を防げるわけではありません。周辺状況に応じて誘引物・柵・追い払い等も確認します。


Q. 空き地の雑草を放置すると特定空家になりますか?



更地の雑草だけを理由に空家法上の特定空家になるわけではありません。建物がある場合は管理不全空家・特定空家等の制度を別に確認します。


Q. 使っていない畑を駐車場にしてもいいですか?



農地であれば農地法上の転用確認が必要になる場合があります。草が生えているという理由だけで普通の宅地として扱わないことが重要です。


Q. 草刈りを続けるか売るか迷っています。



年間の管理費と今後の利用予定を整理し、売却可能性や土地活用条件を確認して比較します。


▪️まとめ|伊賀市の空き地は草刈り・獣害・土地活用を別々に確認する



伊賀市では、

あき地の雑草等の除去に関する条例。

鳥獣被害防止計画。

適正な土地利用に関する条例。

など、土地管理に関係する複数の制度・取り組みがあります。

あき地については、市が除草の目安も案内しています。

一方、伊賀市ではシカ・イノシシなどの鳥獣被害対策も進めています。

草刈りや藪の刈払いは、

野生鳥獣が隠れやすい場所を減らす。

見通しを確保する。

侵入防止柵周辺を管理する。

といった生息環境管理の一部になります。

ただし、

草を刈れば獣害対策が終わるわけではありません。

また、

農地。

山林。

住宅地の空き地。

空き家付き土地。

では確認する制度も違います。

そのため、

草が伸びた。

危険だ。

全部刈る。

何か活用する。

と一気に進めるのではなく、

土地の種類 → 現状 → 必要な管理 → 制度 → 出口

の順番で整理します。

毎年管理を続けるなら年間費用を把握する。

利用するなら先に法令を確認する。

使わないなら売却可能性も確認する。

草刈りを土地所有の目的にせず、土地を今後どう扱うかまで決める。

これが伊賀市の使っていない土地を管理する基本です。


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