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各務原市の空き工場をインドアスポーツ施設にできる?用途変更・消防・収支を確認する7つの手順

  • 執筆者の写真: MIRAIU
    MIRAIU
  • 4月8日
  • 読了時間: 15分

更新日:8月20日

各務原市に使っていない工場や倉庫を所有していると、

「壊すには費用がかかる」

「そのまま工場として貸しても決まらない」

「広さと天井高を生かしてスポーツ施設にできないか」

と考えることがあります。

確かに、

広い床。

大きな屋根。

高い天井。

まとまった駐車スペース。

といった既存工場の特徴が、インドアスポーツ施設と相性のよいケースはあります。

しかし、

古い工場がある=安くスポーツ施設へ転用できる

わけではありません。

実際には、

用途地域。

建築基準法上の用途変更。

消防設備。

既存建物の状態。

アスベスト。

空調。

駐車場。

周辺への音。

競合施設。

運営方法。

まで確認して初めて、事業として成立するか判断できます。

特に各務原市では、市内に複数の公共スポーツ施設があり、新しい総合体育館・総合運動防災公園の整備も進んでいます。

そのため、

「屋内スポーツ需要があるはず」ではなく、「この建物でしか提供しにくい需要があるか」

まで考える必要があります。

この記事では、各務原市の空き工場・倉庫をインドアスポーツ施設へ活用するときに、工事へ進む前に確認したい順番を整理します。

※本記事には広告・PRを含みます。



▪️まず結論|工場を壊す前に活用検討はあり。ただし「屋根がある」だけでは事業にならない


空き工場を所有している場合、

最初から解体だけに決める必要はありません。

建物状態が良く、

用途上の問題がなく、

必要な改修が現実的で、

実際の利用者が見込めるなら、

既存建物を生かす選択肢があります。

一方で、

用途上スポーツ施設にできない。

耐震・雨漏り等の改修負担が大きい。

消防設備の追加費用が大きい。

空調費が事業収支に合わない。

駐車場が足りない。

周辺環境と相性が悪い。

という場合は、建物が広いこと自体が強みになりません。

だから最初に行うのはリフォームの見積もりではなく、

「この建物をスポーツ施設として使える条件がそろっているか」

の確認です。

土地・建物の活用方法を広く比較したい場合はこちら。



▪️旧記事の「古い工場=最高のスタジアム」という前提は外す


空き工場には、インドア施設へ活用しやすい特徴があります。

例えば柱の少ない大空間なら、

バドミントン。

フットサル。

卓球。

スポーツスクール。

室内練習場。

一部のラケットスポーツ。

などを検討できる場合があります。

しかし競技ごとに、

必要な面積。

天井高。

床仕様。

照明。

安全距離。

ネット。

空調。

更衣室。

トイレ。

が違います。

つまり、

建物に合わせてスポーツを決めるのではなく、想定する競技に建物が合うか確認する

必要があります。

巨大な工場だから何でもできるわけではありません。

反対に、小さめの工場でも、

個人練習。

スクール。

少人数の予約制施設。

などに絞れば、大型体育館とは違う使い方が考えられます。

「何でもできるスポーツパーク」を最初から目指すより、

誰が・何のために・いくら払って利用するのか

を先に決めた方が事業は整理しやすくなります。



▪️確認①|各務原市の用途地域を最初に確認する


元々工場として使われていた建物だから、

「商売なら何でもできる」

とは限りません。

各務原市には、

住居系。

商業系。

準工業地域。

工業地域。

工業専用地域。

など複数の用途地域があります。

そして用途地域によって、建てられる建物・使える用途が違います。

特に注意したいのが、

工業専用地域だからスポーツ施設にも向いているとは限らない

ことです。

工業専用地域は工場の操業環境を守る目的が強い地域で、一定の運動施設を含め、建築できない用途があります。

さらに、

地区計画。

特別な地域指定。

敷地条件。

などが重なる場合もあります。

各務原市では2026年にも用途地域の変更が行われています。

昔の地図。

購入した当時の資料。

固定資産税の資料。

だけで判断せず、現在の都市計画情報を確認します。

活用案を作ってから「ここではできません」と判明する順番を避ける。

これが最初のポイントです。

各務原市で荒れた土地を再活用するときの確認順はこちらでも整理しています。



▪️確認②|「工場からスポーツ施設」は用途変更になる可能性がある


次に確認するのが建物の用途です。

建築基準法では、

工場。

倉庫。

体育館などのスポーツ用途。

をすべて同じ建物用途として扱うわけではありません。

既存工場を不特定または多数の人が利用する施設へ変えると、建築基準法上の確認事項が大きく変わる場合があります。

一定規模を超える特殊建築物への用途変更では、建築確認が必要になるケースがあります。

ここで重要なのは、

確認申請が不要な規模なら何をしてもいいわけではない

ことです。

避難。

採光。

換気。

排煙。

内装。

通路。

耐火性能。

など、用途変更後の建物として求められる条件を確認する必要があります。

そのため、

「床を塗る」

「LEDを付ける」

「ネットを張る」

という内装工事の見積もりから始めません。

まず建築士などへ、

現在の建築確認資料。

竣工図。

建物用途。

床面積。

構造。

予定するスポーツ施設の内容。

を伝えて、用途変更上の扱いを確認します。



▪️確認③|消防設備は「今まで工場で問題なかった」では判断できない


工場として長年使われていた建物でも、

スポーツ施設へ変えれば利用人数や利用方法が変わります。

その結果、

消火器。

自動火災報知設備。

誘導灯。

非常警報。

避難経路。

その他の消防用設備。

などについて、現在とは違う対応が必要になることがあります。

各務原市では、一般住宅等を除く建物を新たに使用する場合だけでなく、従前の用途やテナントを変更する場合にも消防への届出が関係します。

そのため、

内装が終わってから消防署へ相談するのでは遅いことがあります。

改修前に、

「現在は工場ですが、こういうスポーツ施設として使う予定です」

と相談します。

消防設備の追加は、

数万円の備品だけで済む場合もあれば、建物規模や用途によって大きな工事になる可能性もあります。

消防費用まで含めて初期投資。

ここを忘れないようにします。



▪️確認④|古い工場は屋根より先に「建物状態」を見る


旧記事では、

「巨大な屋根と柱があること自体に価値がある」

という前提でした。

確かに使える構造体が残っているなら価値があります。

しかし古い工場では、

雨漏り。

鉄骨の腐食。

外壁の劣化。

屋根材の劣化。

床の不陸。

建具。

電気設備。

給排水。

トイレ。

耐震性。

などを確認する必要があります。

特にスポーツ施設では、人が長時間滞在します。

工場として、

作業者が限られた範囲だけ使っていた建物と、

子ども・保護者・一般利用者などが出入りする施設では、

必要な安全性や快適性が違います。

「建物がまだ立っている」

と、

「一般客を入れて営業できる状態」

は同じではありません。

まず建物調査。

そのあと改修範囲。

最後に見積もり。

という順番で考えます。



▪️古い工場を改修するならアスベストも確認する


空き工場では、

屋根材。

外壁材。

天井。

耐火被覆。

配管周辺。

などに古い建材が使われている場合があります。

現在は、建築物の解体だけでなく改修工事でも、工事対象部分についてアスベスト含有の有無を事前に調査する必要があります。

だから、

「壊さないからアスベストは関係ない」

とは限りません。

照明を交換する。

天井を触る。

壁を撤去する。

空調を新設する。

屋根を改修する。

といった工事でも確認が必要になる可能性があります。

活用なら解体費ゼロ

と計算する前に、

改修時にどんな調査と工事が必要かを確認します。

元工場・事業用地で土地そのものの履歴も気になる場合はこちら。



▪️確認⑤|インドア施設では空調と電気代を甘く見ない


工場は広い。

天井も高い。

これはスポーツには魅力ですが、空調では不利になることがあります。

真夏に利用する施設なら、

室内温度。

換気。

空調。

断熱。

大型扇風機等。

をどこまで整えるかで快適性が大きく変わります。

「屋根があるから外より快適」

だけでは、有料施設として十分とは限りません。

さらに、

空調。

照明。

換気。

受付設備。

シャワー。

自動販売機。

などを使えば、毎月の電気・水道費が発生します。

だから収益計算では、

改修費だけでなく毎月の運営費まで見る

必要があります。

古い工場を安く取得・保有できていても、毎月の固定費が高ければ事業として残るお金は少なくなります。



▪️確認⑥|各務原市では「公共体育館と価格競争しない」方がいい


各務原市には、

総合体育館。

地区体育館。

学校開放施設。

スポーツ広場。

テニスコート。

その他のスポーツ施設。

があります。

さらに現在、新総合体育館・総合運動防災公園の整備も進められています。

これはスポーツへの関心が低いという話ではありません。

むしろ市としてスポーツ環境の充実を進めています。

ただし民間施設を始める側から見れば、

今後の競合環境が変わる

ことを意味します。

公共体育館と同じ、

バドミントン。

バスケットボール。

バレーボール。

だけを、

公共施設より高い料金で貸すなら、明確な理由が必要です。

例えば、

予約が取りやすい。

早朝・夜間に使える。

少人数でも借りられる。

冷暖房がある。

競技専用設備がある。

スクールとセットになっている。

個人練習できる。

動画撮影設備がある。

という違いです。

つまり、

「スポーツ需要があるか」だけでは足りません。

「既存施設では満たされていない需要があるか」

を確認します。



▪️確認⑦|競技を決める前に利用者へ聞く


工場を見ると、

「フットサルができそう」

「パデルなら流行りそう」

「スケートボードなら若者が来る」

と、設備から事業を考えたくなります。

しかし最初に設備を入れると、需要がなかった場合に戻りにくくなります。

そこで先に、

地域のスポーツクラブ。

スクール運営者。

学校外のスポーツ団体。

社会人サークル。

競技経験者。

などへ聞きます。

確認したいのは、

どんな場所が足りないのか。

何曜日に使いたいのか。

何時から何時まで使うのか。

月何回利用するのか。

いくらまでなら払えるのか。

現在どこを利用しているのか。

です。

「このスポーツは流行っている」より、「この地域で予約して使いたい人が何人いるか」

の方が重要です。

できれば大規模改修前に、

体験会。

短期レンタル。

イベント。

予約希望の募集。

など、小さく需要を確認します。



▪️収支は「月100万円売上」ではなく稼働率から逆算する


旧記事には、

「スポーツ施設で月100万円のキャッシュフロー」

という強い表現がありました。

しかし、売上とキャッシュフローは違います。

例えば仮に、

1時間4,000円で貸せるスペースを2面つくり、

それぞれ平均6時間利用され、

月25日営業したとします。

計算上の月売上は、

4,000円 × 2面 × 6時間 × 25日

120万円

です。

しかし、ここから、

人件費。

電気代。

水道代。

清掃。

広告。

予約システム。

保険。

設備修繕。

固定資産税。

借入返済。

などが出ていきます。

さらに平均6時間の有料稼働を本当に維持できるかも確認しなければなりません。

平日昼間が空けば、想定より売上は下がります。

だから見るべきなのは、

満員ならいくら売れるかではなく、何%稼働すれば固定費を払えるか

です。

この数字が分かれば、

スポーツ施設として成立するのか。

小規模化した方がいいのか。

別用途の方がいいのか。

判断しやすくなります。



▪️自分で運営する以外に「施設運営者へ貸す」方法もある


工場所有者自身がスポーツ事業を始める必要はありません。

活用方法としては、

自社運営

と、

運営事業者へ建物を貸す

という大きく二つの方法があります。

自社運営なら利益を大きくできる可能性がありますが、

集客。

受付。

設備管理。

事故対応。

スタッフ。

会員管理。

まで自分の事業になります。

一方、スポーツ事業者へ賃貸できれば、

収益の上限は低くなる一方で、所有者の運営負担を減らせる可能性があります。

だから、

「工場活用=自分がスポーツ施設経営者になる」

と決めないことです。

所有する土地・建物でどんな事業者活用が考えられるか、複数案を比較したい方はこちら。



▪️スポーツ施設だけに絞らず、工場に合う他用途とも比較する


スポーツ施設が面白そうでも、一案だけで工事へ進まない方がいいでしょう。

既存工場なら、

そのまま事業用賃貸。

倉庫。

物流・保管。

作業場。

スタジオ。

トランクルーム。

一部区画貸し。

など、別用途が考えられる場合があります。

それぞれ、

必要な改修費。

許認可。

賃料。

管理負担。

撤退しやすさ。

が違います。

特に倉庫・収納系は内装費を抑えられる可能性がありますが、需要や法的条件を確認せず始めれば安全とは限りません。

トランクルーム活用のリスクはこちら。

各務原市で収納需要を考える場合はこちら。



▪️改修費が大きいなら「活用しない判断」も比較する


調査した結果、

屋根改修。

耐震。

消防。

電気。

空調。

トイレ。

駐車場。

アスベスト対応。

まで必要になれば、投資額が大きくなる場合があります。

このとき、

「ここまで調べたからスポーツ施設にする」

と進める必要はありません。

比較するのは、

現状のまま売る。

事業用不動産として貸す。

最低限修繕する。

別用途へ転用する。

解体して土地として使う。

です。

解体も、

費用がかかるから絶対に損

ではありません。

建物を残すことで将来ずっと修繕費を負担するなら、更地化が合理的なケースもあります。

解体を検討する場合でも、先に現状の建物・土地価値を確認します。

解体費用自体を確認して比較したい場合はこちら。



▪️各務原市の空き工場をスポーツ施設へ変える7ステップ


実際に検討するなら、次の順番で進めます。

①現在の建物資料を集める

確認済証、検査済証、図面、建物用途、床面積などを確認します。

②用途地域・地区計画を確認する

予定するスポーツ用途がその場所で可能か確認します。

③建築士へ用途変更を相談する

建築確認の要否だけでなく、用途変更後に必要な建築基準を整理します。

④消防へ計画段階で相談する

必要な消防設備と届出を工事前に確認します。

⑤建物調査と改修費を出す

屋根、構造、床、電気、空調、給排水、アスベスト等を確認します。

⑥需要を小さく検証する

競技団体や利用候補者へ聞き、利用時間・料金・頻度を確認します。

⑦他用途・売却・解体と収支を比較する

スポーツ施設だけを正解にせず、最も合理的な出口を選びます。

この順番なら、

「工場が広いから、とりあえずスポーツ施設にする」

という投資を避けやすくなります。



▪️まとめ|各務原市の空き工場は「壊すか、スポーツ施設か」の二択ではない


各務原市の空き工場には、

広い床。

高い天井。

屋根。

駐車場。

といった、インドアスポーツ施設に生かせる可能性があります。

だから、

古い工場だからすぐ解体。

と決める必要はありません。

しかし同時に、

古い工場だから安くスポーツ施設へ変えられる

とも限りません。

まず確認するのは、

用途地域。

用途変更。

消防。

建物状態。

アスベスト。

空調。

駐車場。

近隣環境。

です。

その後に、

どんな競技なら需要があるのか。

既存公共施設と何が違うのか。

何時間稼働すれば採算が取れるのか。

を確認します。

特に各務原市では、市内に複数のスポーツ施設があり、新しい総合体育館・総合運動防災公園の整備も進んでいます。

だから、

公共体育館と同じものをもう一つ作る発想では弱い。

予約制。

専門競技。

スクール。

個人練習。

快適な空調。

早朝・夜間。

など、

民間施設だから提供できる価値

が必要です。

そして、そこまで調べて成立しないなら、別用途へ変えて構いません。

倉庫として貸す。

事業者へ貸す。

別の土地活用をする。

現状売却する。

解体する。

という出口もあります。

空き工場活用で大切なのは、

「建物を残すこと」

ではありません。

今ある建物を残した方が、土地と資金を含めて合理的なのかを確認すること。

インドアスポーツ施設は、その比較の中で条件が合ったときに選ぶ活用方法の一つです。



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