松戸市の空き家売却|江戸川・台地の実家、2026年水害図と終了した解体補助をどう読む?

※この記事には広告・PRを含みます。
松戸の実家を売ろうかと話しても、親が使っていた食卓や、子どものころに歩いた駅までの道が思い出されて決めきれないことがあります。急いで気持ちを整理しなくても大丈夫です。
松戸駅に近い家と、常盤平・小金・新松戸などの住宅地、江戸川に近い低い土地では、次に暮らす人が確認することも違います。古い家だからといって、壊してからでないと売れないわけではありません。
2026年10月に更新された水害情報や、すでに受付を終えた解体補助、専門家への相談制度を見ながら、今の状態で売るか、必要な修理をするかの順番を考えましょう。
売る前に押さえておきたい3つのこと
✓ 江戸川の洪水と内水・高潮・中小河川を分ける
✓ 2026年度老朽空家除却補助は事前調査受付終了
✓ 直す・壊す前に現況査定と管理期間を確認
まず、家が江戸川沿いか台地側かを整理する
江戸川に近い住宅では、川が増水したときの浸水想定が気になるでしょう。一方、常盤平や小金などの台地側でも、谷筋の雨水や道路の高低差を確認したい場所があります。
『駅から近いから売りやすい』『台地だから安全』と、ひとつの条件で決めるのは避けたいですね。家の所在地と地番を確かめ、近くの道路と土地の高さを見てみましょう。
松戸駅周辺の昔からの住宅地では、道が細かったり隣の家との間隔が狭かったりすることがあります。車の出入り、工事の搬入、境界が分かる資料を探すと査定の説明がしやすくなります。
家の魅力と不安材料を同じ紙にまとめ、現在のまま購入を検討する人がいるか聞いてみましょう。地名だけで価格を決めず、同じ条件の査定を比べることが大切です。
2026年10月更新の水害図は、災害の種類が重なっている
松戸市は2026年10月15日に水害ハザードマップのページを更新しました。江戸川や中小河川の洪水、高潮、津波の想定と、市が作った内水氾濫想定図などを確認できる構成です。
市の説明では、内水氾濫想定図と水防法に基づく雨水出水浸水想定区域は別のものであることにも注意を促しています。同じ『内水』という文字でも、どの地図を見ているかを確かめましょう。
江戸川の水があふれる場合と、短い時間に大量の雨が降って下水や水路が流しきれなくなる場合は、原因が異なります。どちらか一つを見て『問題ない』と結論を出さないことが大切です。
家の位置を地図で確かめるときは、住所を検索し、近くの道路や建物と照らします。もし図の境界に近ければ、市の担当窓口へ確認してから買い手へ説明しましょう。
2月更新の地図データも、確認内容の違いを見る材料
松戸市は2026年2月27日に、防災・洪水・内水マップのオープンデータを更新しました。江戸川の浸水深や、中小河川の浸水範囲などを分けて公開しています。
内水については降雨強度の異なる複数のデータがあります。一つの雨量の図を見ただけで、その家の水害リスクがすべて分かるわけではありません。
過去に玄関前や駐車場が冠水したことがあれば、日時や修理した場所を分かる範囲で記録します。住んでいた家族しか知らない経験は、次に住む人の判断に役立ちます。
指定がある場所でも必ず売れなくなるわけではありません。ただし浸水について質問されたとき、出典を示して答えられるようにすることが信頼につながります。
現地の建物を確認してから、工事を考える
窓枠の傷みや水回りの古さを見て、全部直した方が高く売れそうだと思うかもしれません。けれど、買った人が自分好みに改装したい場合は、売主の工事費を価格に戻せないことがあります。
最初は屋根や床下、給排水管、雨漏りの履歴を確認します。安全のために急ぐ対応と、見た目をよくするリフォームを分けると、無理に大きな出費をしなくて済みます。
室内に家具が残っていても査定の相談はできます。内見で確認が必要な部分への通路を確保するなど、必要な範囲から片付けましょう。
費用が見える前に解体を決めず、仲介で現況のまま売る場合と買取の場合、それぞれの条件を確認してみてください。
PR|直すか壊すかを決める前に、まず現在の建物と土地がどんな条件で売れるかを確認してみましょう。
売却査定サービスの広告です。対象地域・対象物件と個人情報の取り扱いをご確認ください。査定額で成約できる保証はありません。
無料の活用相談は、売買契約の代わりではない
松戸市は千葉県宅地建物取引業協会松戸支部と連携し、空き家等の活用に関する相談を受け付けています。市内の空き家を所有する人を主な対象に、簡易な相談を無料で受けられる制度です。
相談員は、賃貸や売買の動向、改修・解体の選択肢、専門業者の紹介などを案内します。詳しい調査や売却を依頼する場合は、別の契約や費用が必要になることがあります。
希望する人は、相談申込書と情報提供同意書を住宅政策課へ提出します。市の窓口と相談員の役割を混同せず、査定額や契約条件は不動産会社にも確認してください。
『相談したら必ず売らなければならない』わけではありません。家族の考えがまとまらないときは、まず何を調べればよいか聞くところから始めてもよいでしょう。
2026年度の老朽空家除却補助は、事前調査受付が終了
松戸市老朽空家等除却費用補助金の公式ページは、2026年度の事前調査申請受付が終了したと案内しています。受付期間は5月18日から7月17日まででした。
対象となる建物には、1981年5月31日以前に建てられ、原則として一年以上使われていないことなどの条件があります。『古い空き家なら誰でも補助が出る』という制度ではありません。
2026年10月時点で新規の事前調査申請ができるとは書けません。補助を当てにした解体契約をせず、今後の制度や別の安全対策が必要か市へ確認しましょう。
解体すると建物を直して使いたい買い手へ渡す選択はなくなります。解体後の更地の管理や税金も考え、現況での売却見込みを先に聞くことをおすすめします。
市の管理協定は、所有者の管理責任がなくなる話ではない
松戸市は2026年2月に複数の民間事業者と空き家等の適正管理に関する協定を結びました。遠方で見回りが難しい家族にとって、管理先を探す材料になります。
協定があるから市が代わりに建物の維持費を払うという意味ではありません。見回りや草木の管理を依頼する場合は、費用と作業範囲を個別に確かめてください。
屋根材が外れそうな家や、道路へ枝が出ている家は、売却までの間も安全への配慮が必要です。心配な箇所は無理に自分で直そうとせず、専門家に相談しましょう。
家族で半年間管理する案と、早めに売却する案を比べてみます。見回り費、保険、税金、交通費も出してみると、金額以外の負担も見えてきます。
相続した実家の確認書は、控除の確約ではない
松戸市は相続した空き家の譲渡所得について、一定の条件を満たす場合の特別控除に必要な『被相続人居住用家屋等確認書』を発行する窓口を案内しています。
市が確認書を出しても、それだけで税の特例を受けられると決まるわけではありません。相続の時期や居住状況、売却の方法、相続人数など条件を税務署や税理士に確認しましょう。
建物と土地の名義が別だったり、共有している家族が多かったりする場合には、契約へ進む前に登記の準備も必要です。誰が何を決めるか簡単なメモにしておくと安心です。
税金の控除額を確実な収入のように計算せず、まだ確認していない項目は『未確認』と記録する方が安全です。
家財・庭・工事をひとつの見積書に混ぜない
親のアルバムや書類を処分する前に、家族で残す物を選びましょう。売却に必要な片付けと、思い出の整理は同じ日に全部済ませなくても大丈夫です。
庭木の剪定、家財の搬出、住宅の修理、建物の解体はそれぞれ別の作業です。ひとまとめの見積もりが出たら、どこまで含まれているかを確認してください。
家具の処分は、市のごみの決まりや許可を受けた業者への依頼方法を確認します。回収業者が何でも持っていけると考えず、処分先まで明確にしましょう。
境界や道路に関する資料が見つからない場合は、不動産会社と相談して必要な調査を選びます。調査費まで含めて手残りを考えたいですね。
仲介と現況買取は、価格だけで決めない
仲介で売り出すなら、購入希望者を待つ期間と広告の方針を確認します。買取であれば引き渡し時期、残置物の扱い、価格の条件が異なることがあります。
不動産会社へ同じ家の資料を渡しても、査定額には幅が出ることがあります。高い数字だけを信じず、その価格の理由と売却までの見込みを聞きましょう。
建物の傷みを知っている場合は、査定時から伝えてください。売買契約でどの状態まで対応するかが変わるため、後からの行き違いを防ぐ材料になります。
売り出し前の大きな改修よりも、まず家の現在の評価を確かめ、必要な工事かどうかを判断する順番がよいでしょう。
手残りは、売却金額よりも『負担を終えられる日』まで
売却希望額から仲介手数料、測量、修理、家財処分、税金を差し引いた金額が、手元に残る見込みです。家によって必要な項目は異なります。
また、売却が半年延びれば草木の手入れや保険、見回りの交通費が増えることもあります。『今のまま売る』『直して売る』『保有する』を同じ条件で比べましょう。
管理を担当する家族が一人に偏っているなら、費用だけでなく時間も負担になります。誰がいつまで責任を持てるか話し合うことが大切です。
思い出を写真や品物に残し、家は次に住む人へ引き継ぐ選択もあります。家族が無理なく暮らせる判断を優先してよいのです。
PR|売却後に手元に残る額を比べるため、仲介や現況売却の条件を確かめることも大切です。
サービスの利用条件を確認してからお申し込みください。査定結果や成約価格を保証するものではありません。
よくある質問
Q. 松戸市の2026年度老朽空家除却補助はいま申請できますか?
A. 市の公式ページでは、2026年度の事前調査申請受付は7月17日までで終了したと案内されています。利用できる前提で工事を契約せず、今後の制度や個別の安全対応を市に確認してください。
Q. 江戸川の洪水図だけを見れば、浸水の心配は分かりますか?
A. 江戸川の洪水と、中小河川・内水・高潮などはそれぞれ別の想定です。住所を市の地図で調べ、過去の冠水や家の修理履歴も合わせて確認しましょう。
Q. 相談だけで家を売ることが決まりますか?
A. いいえ。市と宅建協会松戸支部による簡易相談は、売買や管理の選択肢を整理するためのものです。実際の仲介・買取は別の契約や費用が必要になる場合があります。
あわせて確認したい記事
家族が大切にした家の記憶と、これからの生活の負担の両方を考えて、無理のない順番で進めていきましょう。

