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売れない空き家は0円で譲れる?相手探し・登記・税金・費用の確認順

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
3月27日
読了時間: 6分

更新日:6 日前

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「売れない実家を0円でもいいから手放したい」。管理費と固定資産税が続いていると、引き取ってくれる人がいるなら無料でも譲りたいと思いますよね。


でも0円と決めただけでは所有者は変わりません。引き受ける人との合意、土地や建物の調査、契約と名義変更が必要です。無料に見えても手続きや片付けにお金が掛かる場合があるため、順番に確かめましょう。



① 売れない理由を最初に分けて考える

不動産会社が売りにくいと言う理由は一つではありません。駅から遠い、前の道路が狭い、建物が傷んでいる、境界がはっきりしないなど、物件によって違います。


土地を使いたい人が近くにいれば、建物を壊さなくても受け手が見つかる場合があります。一方、修理や解体が必要な物件では、0円でも受け手が見つからないことがあります。


まず現況での査定と、なぜ売れにくいのかを不動産会社へ聞きましょう。受け手の目線から、必要な費用と問題を整理することが出発点です。


まず、建物が古いままでも売れる可能性があるか、現況の査定を比べる方法があります。



② 0円でも相手が引き受ける理由が必要

隣の土地を持つ人が駐車場を広げたい、近くに暮らす人が家庭菜園などに使いたいという場合には、譲渡を相談できることがあります。


ただし相手にも税金・管理・修繕・手続きの負担が生じます。無料というだけで喜んで受け取ってもらえるわけではありません。


隣地所有者へ連絡する場合は、押し付けるのではなく、土地の形や問題、費用を説明しましょう。利用方法が法律や土地の条件に合うかも確認する必要があります。


③ 譲渡の契約と所有権移転登記を行う

受け手が見つかったら、土地・建物の名義、境界、借入や抵当権、家の中の残置物、引渡し時期などを契約で確認します。


0円という代金だけを決めても所有者が自動的に変わるわけではありません。所有権の移転と登記に必要な手続き、費用をどちらが負担するか決めましょう。


名義が共同になっている、相続登記が済んでいないなどの場合は追加の確認も必要です。司法書士や不動産会社へ相談してから進めると安心です。


④ 無償譲渡でも税金がゼロとは限らない

個人から個人へ財産を無償で渡す場合、受け取る側に贈与税が関係する可能性があります。物件の価値や受け手の状況で扱いが違います。


法人へ無償で渡す場合には、譲る側に時価で譲渡したものとして税が関係することもあります。『0円だから贈与税も所得税もかからない』とはいえません。


登記や不動産取得税などの費用も確認します。誰へどのような形で渡すかが決まってから、税理士や税務署へ相談することが大切です。


⑤ 相続土地国庫帰属制度は空き家ごと引き取る制度ではない

相続した土地を国へ引き渡す制度がありますが、条件を満たせば誰でも無料で空き家を渡せるというものではありません。対象者や土地の状態に要件があります。


法務省の制度では、原則として建物がある土地は申請できません。境界が明らかでない土地や担保権のある土地なども対象外となる場合があります。


審査手数料や承認後の負担金が必要になる制度です。自分の土地が対象かどうか、解体を決める前に法務局へ相談しましょう。


個人からの無償・低額譲渡では、受け取る人に贈与税が関係する場合があります。



⑥ 0円譲渡と売却・買取を比べる

0円譲渡を探す前に、現況のまま売る方法や不動産会社による買取、隣地への売却も比較しましょう。少しでも売値が付けば、手続きや片付けに使える場合があります。


例えば現況で50万円で売れ、必要な費用が40万円なら、税金などを除いて10万円が残る計算です。0円で譲る場合でも登記や家財処分に40万円が掛かるなら、手残りは違います。


金額は説明用の仮の例です。受け手の条件や売るまでの期間、建物の安全と家財の処理も比べて、総負担が小さい方法を考えましょう。


相続土地国庫帰属制度は、相続した土地の条件を法務局で審査する制度です。



一般の不動産会社では売りにくい土地は、扱える買取先があるか条件を確認する方法もあります。



⑦ 0円譲渡を考える四つの順番

第一に登記名義と土地・建物の状態を確認し、売れにくい理由と現況査定を調べます。


第二に隣地所有者や使いたい人など、引き受ける理由のある相手を探します。無理に押し付けないことが大切です。


第三に契約、名義変更、家財、登記費用と税金の可能性を司法書士や税理士へ確認しましょう。


第四に0円譲渡・有償売却・買取・国庫帰属制度の可否を比べます。今日できることは、物件の登記簿と今の管理費を整理することです。


⑧ よくある質問

Q1. 空き家は0円なら誰かが必ず引き取りますか?


受け手にも管理や修理の負担があるため、必ず見つかるとは限りません。


物件の問題と費用を正しく説明しましょう。


Q2. 0円で譲れば税金は一切かかりませんか?


無償でも贈与税や譲渡所得、不動産取得税などが関係する場合があります。


相手と譲渡の方法に応じて専門家へ確認してください。


Q3. 国に空き家を無料で渡せますか?


相続土地国庫帰属制度には建物のない土地などの要件があり、審査や負担金が必要です。


法務局の制度説明を確認しましょう。


⑨ まとめ

売れない空き家を0円で譲る方法はありますが、無料と決めるだけでは手放せません。相手との合意と契約、登記、家財・建物の負担や税金を確認しましょう。


0円譲渡だけでなく、現況売却・買取なども比べてください。相続土地国庫帰属制度は建物付きの空き家をそのまま無料で引き取る制度ではありません。


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