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地方の空き家は防犯対策しないと危険?

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
5月20日
読了時間: 5分

更新日:10月9日

地方の空き家だから必ず犯罪に遭いやすい、都市部なら安全という単純な違いはありません。ただし、人が住まなくなった建物では、鍵の故障や窓の破損、郵便物のたまりなどの異変を発見するまで時間がかかる場合があります。


空き家の防犯対策は高価な機器を取り付けることだけではありません。玄関・勝手口・窓・郵便物・草木・見回りを点検し、遠方からでも状況を把握できる方法を整理しましょう。


① 玄関だけでなく勝手口と窓も確認する

玄関の鍵をかけていても、建物の裏側の勝手口や、長く使っていない窓の施錠状態を確認していない場合があります。古いドアの建付けや鍵穴の不具合も起こり得ます。


管理者が安全に確認できる範囲で、施錠できるか、ガラスが割れていないか、鍵の周りが傷んでいないかを点検します。


無理に古い鍵を回して破損させたり、危険な足場に登って窓を確認したりすることは避けましょう。修理が必要なら専門業者に相談します。


② 郵便物と敷地の状況を整理する

郵便受けへチラシがたまったり、庭木が伸びて通路をふさいだりしていると、異変に気づきにくくなる場合があります。郵便物の整理や通路の管理は、防犯だけでなく日常の維持管理にも役立ちます。


定期的に郵便物を確認できないときは、適切な転送や管理方法を検討します。郵便物には個人情報も含まれるため、屋外に放置しないようにしましょう。


草刈りをする際も隣家や道路への飛散を防ぎ、安全に作業できるかを確認します。


③ 照明・補助錠・防犯機器は必要性で選ぶ

夜間に照明が使えるか、窓やドアの補助錠が適切かなどを検討する方法があります。機器の設置だけで侵入を完全に防げると考えず、建物の状態と管理方法を合わせて見直しましょう。


防犯カメラを検討する場合は、隣地や道路を不必要に撮影しないように設置場所と個人情報の取り扱いへ配慮します。録画機器の電源や通信環境も確認が必要です。


費用の高い設備を先に買うより、壊れた窓や閉まらない鍵など明確な問題から修理します。


④ 遠方管理は見回りと連絡窓口を決める

相続した実家が遠方なら、所有者が毎週現地を確認できないことがあります。家族や管理会社へ見回りを依頼する場合は、点検場所と報告の頻度、緊急連絡先を決めましょう。


例えば一か月に一回の点検を予定していても、台風後に屋根や窓の破損が疑われる場合は臨時の確認が必要になることがあります。


写真と日付を残すことで、新しい破損か以前からの状態かを比較しやすくなります。誰が修理の手配をするかも決めておきましょう。


⑤ 侵入や破壊の疑いがあれば安全を優先する

窓が割れている、ドアが開いている、室内から物音がするといった異変があれば、一人で中へ入って確認することは避けます。身の危険があるときは警察へ連絡しましょう。


盗難や破損が確認された場合は、警察への相談や被害届の扱い、保険会社への連絡など、必要な手続きを確認します。保険の補償範囲は契約によって異なります。


被害があった場合の写真や経緯を残しつつ、危険な場所へ無理に立ち入らないことが重要です。


⑥ 維持費と売却までの期間を比較する

防犯対策を続けるには、鍵の修理、草刈り、見回り、保険、税金などの負担が発生する場合があります。保有する期間を決めずに設備だけ追加すると費用が増えることもあります。


仮に見回りと草刈りで年5万円、税金と保険で年8万円なら年間13万円です。五年間維持すれば単純合計65万円で、突発的な修繕は別になります。


売却を考える場合は、全設備を新しくする前に現況の査定を受け、必要な安全対策と売却後の手残りを比べましょう。


防犯上の不安や空き家の管理を続ける負担が大きい場合は、管理と売却の選択肢を分けて考えましょう。



⑦ 防犯管理を始める四つの確認順

第一に玄関・勝手口・窓の施錠、ガラスの破損、建物周囲の危険を安全な範囲で確認します。


第二に郵便物、通路、雑草、照明など、異変に気づきにくくなる要因を整理します。


第三に遠方からの点検担当、報告方法、緊急時の連絡先を決め、疑わしい侵入があれば単独で確認せず警察へ相談します。


最後に鍵や設備への費用と将来の管理費、売却の可能性を比較し、保有を続ける場合の見直し時期を決めましょう。


⑧ よくある質問

Q1. 地方の空き家は都市部より犯罪に遭いやすい?


地域別の犯罪状況や建物の管理状態によって異なり、地方だから一律に狙われやすいとは言えません。


立地のイメージより施錠や管理状況を確認しましょう。


Q2. 防犯カメラを付ければ安心?


カメラだけで侵入を防げるわけではありません。


施錠、巡回、故障時の対応と、撮影範囲のプライバシー配慮を合わせて検討します。


Q3. 侵入された形跡があれば自分で中へ入る?


不審者がいる可能性があるときは身の安全を優先し、むやみに建物へ入りません。


状況に応じて警察へ連絡し、必要な確認や手続きを相談します。


⑨ まとめ

空き家の防犯対策は、地方か都市部かというイメージではなく、施錠の状態と管理中に異変を発見できる体制を整えることが基本です。


鍵・窓・郵便物・草木・見回りを確認し、維持費が負担になる場合は安全な管理と売却の条件を比較しましょう。


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