空き家になった実家を見に行くのが怖いときは?安全と片付けの小さな一歩

更新日:5 日前
親の家が空き家になってから、しばらく玄関を開けていない。建物が傷んでいるかもしれないし、懐かしい物を見るのがつらくて足が向かないこともありますよね。
実家へ行けない理由を『現実から逃げている』と決めつける必要はありません。ただ、危険な建物や水漏れが心配な場合には、家へ入らずにできる確認から始める方法があります。
① 怖い理由は人それぞれでよい
屋根や床の安全が心配な人もいれば、親との思い出に触れるのがつらい人もいます。気持ちの強さや理由は外から決められるものではありません。
売るか残すかを今日決めなくても構いません。まず何が不安なのか、何なら確認できそうかを整理しましょう。
② 家へ入る前に名義と鍵を確認する
親が存命なら所有者本人の意思と鍵の管理が重要です。相続している場合には相続人や共有者の意向も確認しておきましょう。
自分が管理できる権限と必要な連絡先を確認し、許可なく物を動かしたり他人の家へ立ち入ったりしないようにします。
③ 外から見るだけの確認もできる
初めて訪れる場合は建物の外観、道路から見える屋根や雨樋、庭木の状況を安全な場所から確認するだけでも情報が得られます。
危険な屋根や塀へ近づく必要はありません。写真と確認した日付を残し、必要な専門点検があるか判断します。
久しぶりの実家で見つかった物をその場で整理できなくても問題ありません。重要な書類を優先し、残したい写真などは家族が落ち着いて確認できる方法を考えてください。
④ 建物に異常があれば入らず相談する
雨漏りや漏電、床の破損・不安定な塀などの危険が疑われる場合は、自力で中へ入って確かめようとしないでください。
建築や設備の専門家に写真を見せ、対応できる調査方法を相談しましょう。気持ちの問題と安全上の危険は分けて扱います。
⑤ 同行できる家族や専門家を頼る
一人で訪れるのが難しいときは、家族と日程を合わせたり、対応できる管理会社や専門家へ現況確認を依頼したりする方法があります。
立会いや写真報告に費用がかかる場合もあるため、どこまで確認してもらえるかを事前に聞いてください。
⑥ 家財は全部を一度に見なくてもよい
アルバムや手紙、仏壇などは思い出が強く、片付けに時間がかかる場合があります。最初の訪問ですべて処分する必要はありません。
重要書類・貴重品と家族に確認したい物を分け、後で整理する物の写真を残す方法もあります。
鍵や書類の持ち主が分からない場合、誰が家を管理しているのか先に家族へ聞くことが大切です。建物の安全確認を急ぐときも、権利関係を無視して行動する必要はありません。
⑦ 電気・水道・雨漏りは別に確認
家に入れる状況でも古い電気設備を無理に操作するのは避けたいところです。漏水や異臭、通電に不安があれば専門家へ相談しましょう。
設備の契約を残すか止めるかも、使う設備と片付け・売却の予定から判断します。
⑧ 庭の管理と室内の片付けを分ける
道路へ伸びた枝や隣家へ絡むツルがあれば必要な安全確認を検討します。ただ、庭を整えたから室内の危険がなくなるわけではありません。
無理に一日で草刈りと片付けを終えず、仕事を分けて担当や日程を決められます。
⑨ 査定は売却を迫るためではない
現況の価値を知りたい場合には、対応できる不動産会社に相談する方法があります。査定を受けることは家を手放す決断と同じではありません。
危険な家への立入りが難しい場合は現況を正確に説明し、どこまで査定できるかを聞きましょう。
空き家の点検や管理を外注するときは、訪問できる範囲と写真報告、異常を見つけた場合の連絡方法を確認しましょう。外注すればすべての問題がなくなるということではありません。
⑩ 次の一歩は小さく決める
今回は鍵の場所だけ確認する、次回は外から写真を撮る、その後で専門家へ点検を相談するという進め方でも構いません。
一方、相続登記など期限のある手続きは気持ちの整理とは別に確認し、必要なら司法書士などに相談しましょう。
よくある質問
Q. 実家へ行くのがつらいのはおかしいですか?
A. 理由は人それぞれです。建物の安全と気持ちの整理を分け、小さな確認から進められます。
Q. 室内へ入れない場合も点検できますか?
A. 外観や写真で分かることもありますが、危険な箇所は専門家へ相談してください。
Q. 片付けをしないと実家の売却を考えられませんか?
A. 現況査定に対応できる場合もあります。処分範囲と契約条件を確認しましょう。
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まとめ|判断する順番
不安の理由→名義と鍵→安全な外観確認→必要な専門点検→家財や家族の相談。急いで結論を出さずに進められる方法を選びましょう。

