top of page

堺市の空き家は旧市街・沿岸・泉北で別判断|耐震・浸水・建替えを整理

執筆者の写真: MIRAIU
MIRAIU
9月29日
読了時間: 6分

更新日:10月9日

※本記事には広告・PRを含みます。

 

堺市で空き家や築古戸建を持っていると、「どこまで直せばいい?」「補助制度は使える?」「売る方がいい?」と迷いますよね。制度の最大額だけで工事を決めず、建物の状態と出口を先に整理します。

 

 

▪️結論|堺市は「購入支援」と「リフォーム補助」を混同しない

 

堺市には空き家を購入して定住する若年・子育て世帯向けの支援がありますが、これは空き家の購入費を支援する制度です。リフォーム費がそのまま補助される制度だと考えず、購入支援、耐震支援、自己負担の改修を分けます。

 

購入した家を長く住むのか、貸すのか、将来売るのかでも工事範囲は変わります。まず建物状況調査と耐震性を見て、その後に水回りや内装を決めます。

 

▪️① 子育て世帯等の定住支援は購入した空き家が対象

 

令和8年度の堺市子育て世帯等空き家活用定住支援事業は、若年世帯または子育て世帯が空き家を購入し、市外から転入または市内賃貸から転居する場合などを対象としています。受付は令和8年5月1日から令和9年1月29日までで、予算到達で早期終了する場合があります。

 

令和7年4月1日以降の購入、住民票の異動時期、1年以上の空き家期間など細かな時系列要件があります。購入後に制度を知るのではなく、売買契約前から対象条件を確認します。

 

▪️② 空き家活用型は建物状況調査と耐震性が重要

 

既存空き家を活用して住む空き家活用型では、建物状況調査の結果が分かる書類や、一定の場合に耐震性能を有することが確認できる書類が必要です。購入価格だけでなく、建物の状態を契約前後の判断へ入れる制度設計になっています。

 

インスペクションで不具合が見つかったら、全部直すのではなく、雨漏り、構造、給排水など生活や耐久性に直結する部分から見積もります。

 

▪️③ 令和8年度は古い空き家の「建替型」も対象になった

 

令和8年度から、昭和56年5月31日以前に建築された空き家を購入し、取り壊して建て替えて住む「空き家建替型」が新たに対象になりました。古い空き家は必ず耐震改修して残すという一択ではありません。

 

改修費、耐震費、間取り変更費が大きい場合は、既存住宅を活用する案と建替え案を同じ条件で比較します。ただし居住誘導区域など制度上の要件もあるため、先に市へ確認します。

 

▪️④ 耐震改修は上限115万円、令和8年度も受付中

 

堺市の耐震改修制度では、令和7年度から耐震改修工事の補助限度額が100万円から115万円へ拡充され、令和8年度も申請受付が案内されています。令和8年度の申し込みは令和9年1月29日までです。

 

一方、令和8年度は木造住宅除却工事の補助上限も拡充され、一戸建ては60万円、長屋・共同住宅は120万円と案内されています。改修か除却かは診断結果と今後の利用目的で比較します。

 

▪️⑤ 木造住宅は無料耐震診断から始められる

 

堺市は一定要件の木造住宅について耐震診断員の無料派遣を実施しています。空き家も耐震診断補助の対象になり得るため、古いからすぐ大規模工事ではなく、まず耐震性を確認できます。

 

令和8年度の木造住宅耐震診断員派遣の申し込みは12月28日までと案内されています。予算状況で期限前に終了する場合があるため、利用するなら早めに確認します。

 

▪️⑥ 洪水・内水・津波・高潮はエリアで分ける

 

堺市の防災マップは令和8年4月に一部変更され、洪水や内水氾濫の対象河川・避難情報の範囲も更新されています。沿岸側では津波・高潮、河川周辺では洪水、内陸でも内水やため池など、見るハザードが違います。

 

堺区の沿岸部と美原区など内陸部を同じ条件で考えません。住所ごとに浸水想定と避難条件を確認し、設備配置や床下対策の必要性を判断します。

 

▪️⑦ 貸す場合は購入支援とは切り離して採算を見る

 

子育て世帯等空き家活用定住支援は、補助対象世帯が自ら居住する制度です。賃貸目的の空き家改修とは役割が違うため、貸す場合は想定家賃と修繕費を別に計算します。

 

給湯、給排水、浴室、トイレ、電気など故障時に生活へ影響する部分を優先し、見た目の工事は競合物件との比較で上限を決めます。

 

▪️⑧ 売る可能性があるなら10年の処分制限も確認する

 

子育て世帯等空き家活用定住支援では、補助金交付後10年間、目的に反して処分する場合に市長の承認が必要とされています。数年で売る可能性がある場合は、補助を受けることが自分の出口に合うか確認します。

 

補助制度を使うこと自体を目的にせず、住み続ける期間、工事費、売却可能性まで含めて選びます。

 

すぐに改修・売却へ進めない場合でも、空き家は庭や外周の管理が続きます。草刈りだけを別日に繰り返すより、建物点検とまとめて管理する方が負担を把握しやすくなります。

 

 

▪️比較見積もりは「必須修繕」と「希望工事」を分ける

 

屋根、水回り、耐震、内装など複数箇所を触ると、会社ごとに見積もり範囲が変わりやすくなります。まず安全や故障に直結する必須修繕と、快適性・見た目を良くする希望工事を分けます。

 

同じ工事範囲で複数案を比較すると、追加工事や手戻りを減らしやすくなります。まだ直す範囲が決まらないなら、建物状態と出口を整理してから相談先を比べます。

 

 

▪️自治体公式情報で確認するポイント

 

補助制度は対象者、受付期間、予算、工事前申請、居住要件などで利用可否が変わります。申請や契約の前に、最新の公式ページと担当窓口で確認します。

 

 

 

 

▪️よくある質問

 

Q. 堺市の子育て世帯等空き家活用定住支援はリフォーム費の補助ですか?

 

A. 主に空き家の購入費を支援する制度です。耐震やリフォームは別制度・自己負担を分けて確認します。

 

Q. 昭和56年5月以前の空き家は制度を使えませんか?

 

A. 令和8年度から一定条件で空き家建替型が新設されています。耐震基準を満たす既存空き家なら活用型で申請できる場合もあります。

 

Q. 耐震改修と除却はどちらを選べばいいですか?

 

A. 診断結果、改修後の利用年数、間取り、総工事費、土地の出口を比較して決めます。補助上限だけで判断しません。

 

▪️まとめ

 

堺市の空き家は、補助制度の有無だけでなく、耐震、雨漏り、給排水、立地条件、今後の使い方を同じ順番で整理することが大切です。補助が使えても全員が対象ではなく、工事前申請や受付期限がある制度もあります。

 

住むなら長期使用、貸すなら家賃回収、売るなら現況査定、最低限修繕なら劣化防止、解体なら土地の出口から逆算します。直すこと自体を目的にしない方が、工事費の上限を決めやすくなります。

 

▪️関連記事

 

 

 

 

 



最新記事

すべて表示
miramaru kusakari 3.png
bottom of page