松山市の空き家売却|中心部・三津浜・忽那諸島で同じ売り方?窓口と管理費を分ける

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「松山の実家を売りたい。でも荷物が残ったままで、古い家をそのまま不動産会社へ見せてもいいのかな」。そんな実家が中心部にあるのか、三津浜の古い町家なのか、中島のような離島にあるのかで、最初に確かめたいことは違います。
同じ松山市でも、通勤用の駐車場が重要な家と、船に乗って現地へ行く家では、買い手も管理費も同じではありません。補助金の一覧を読む前に、売るために今何を確認すればいいかを整理しましょう。
▪️「古い家だから売れない」と決める前に暮らせる条件を見せる
築年数が長いからといって、すぐ解体すべきとは限りません。新しく住む人が自分でリフォームするなら、売主が先に台所や浴室を新品にする必要がない場合もあります。
今の道路、駐車できる台数、水道や給湯器が最後に使えた時期、雨漏りの有無を写真で整理しましょう。買い手が使える状態を理解することが、見た目を整える工事より先です。
▪️市内の空き家情報には、全国版と地区別の窓口がある
松山市は2026年6月更新の案内で、全国版の空き家・空き地情報サイトへ参加し、市内の所有者からの売却・賃貸相談を受け付けていると説明しています。登録可能かどうかは家の条件によって判断されます。
さらに市は三津浜町家バンクや里島向けの紹介窓口も案内しています。市の制度へ載せたからといって買い手が決まるわけではありませんが、家を探す人の目的に合う入口があるか確かめられます。
受付手順や条件を確認したい場合は、市が公開する資料を参考にしてください。
▪️三津浜の町家は、建物の魅力と日々の出入りを別に考える
古い町並みに残る家は、外観を気に入る人がいるかもしれません。しかし店舗やカフェとして使うには、一般の住宅とは違う用途や消防、衛生上の確認が必要になる場合があります。
車をどこへ停めるのか、荷物の搬入ができるのかも買い手に伝えたいこと。昔の雰囲気がよいからと先に全面改修せず、現況でどんな用途が考えられるか比較します。
▪️中島・興居島など忽那諸島の家は、船で管理に行く費用がある
松山市は中島や興居島など、有人9島からなる忽那諸島の住宅を紹介する『離島の空き家』の窓口を設けています。島の家を売りたい所有者も問い合わせを受け付けています。
港へ行く時間と船便、家具を運ぶ手段、草刈りのために現地へ行く回数を数えてみましょう。島の家を好きな人がいても、暮らし続ける負担を無視して価格だけを決めることはできません。
受付手順や条件を確認したい場合は、市が公開する資料を参考にしてください。
▪️石井・久米・北条の住宅は、車の暮らしから買い手を考える
市街地と郊外では、駅や買い物先の使い方、家族が必要とする駐車台数が違います。石井や久米の住宅なら通勤・通学と周辺施設、北条側では街へ出る道が検討材料になるでしょう。
『松山だから買い手が多いはず』という思い込みだけで工事を発注せず、実家の前面道路と敷地の使い方を示してみます。似た価格で売り出している家でも、暮らしの条件は一軒ごとに違います。
▪️重信川・石手川の洪水と、港周辺の津波・高潮は別の話
重信川・石手川に近い家では河川の洪水想定を、海側の住宅では津波・高潮を、それぞれの公式地図で住所に重ねたいところです。どちらも過去に自宅が浸水した記録と同じではありません。
買い手に説明する際は、想定図と建物の実際の修理歴を分けてください。床下の水跡や電気設備の交換があれば、分かる範囲で時期と内容を整理すると判断が具体的になります。
▪️市に相談できることと、売買契約を任せることは別
松山市は適切に管理されていない空き家について、住宅課で相談を受け、現地調査や所有者の確認を経て対応する流れを案内しています。売買や利活用では協定を結んだ専門団体の無料相談につなぐ仕組みもあります。
ただし相談が無料だから、測量や登記、仲介や修理まで全て無料になるわけではありません。隣地からの苦情がある家なら、売る相談とは別に、伸びた枝や危険な部材への対応も必要になります。
受付手順や条件を確認したい場合は、市が公開する資料を参考にしてください。
▪️相続名義と家財、どちらを先に整理するべきか
親の名義のままになっている建物を片付けても、売買できる所有者がそろっていなければ契約は進めにくいものです。土地と建物の登記名義、相続人や共有者の意思を先に確認しておきたいところです。
家財は権利書や写真など残しておきたい物から確保し、次の人に渡す物と処分する物を分けます。内見のために歩ける状態にすることと、全てを捨てることは同じではありません。
▪️実家の草が道路へ伸びたら、売却活動を待たず管理する
家の買い手が見つからなくても、道路や隣家へ出た草や枝は放置しないことが大切です。住宅地の狭い庭なら飛石、斜面なら足場の安全にも気を配りましょう。
毎回敷地全部を同じように刈るより、通路と境界を優先する方法もあります。何回業者に依頼し、刈った草をどう運ぶかを決めて、売却までの管理費を計算したいところです。
売れるまで続く草刈りと道路・境界の管理を考えられます。
▪️今使うべき修理費は、雨漏りを止める費用か
天井から水が入る、配管の漏水が続くなど傷みが広がる場合は点検と安全対策を検討します。でもキッチンが古いだけなら、買い手が自分で工事したいかもしれません。
先に全面リフォームすると、売主が払った工事代を価格で回収できない可能性があります。現況の売却条件と最低限の補修費を比較してから、必要な範囲を考えましょう。
買い手が直す場所と売主が対処する傷みを分けて考えられます。
▪️例えば年12万円の管理費が、3年で36万円になる
例えば固定資産税4万円、保険2万円、草刈り3万円、現地へ通う交通費3万円と仮定すると、年間12万円。変わらなければ3年で36万円です。あくまで仮の計算で、島の船代や建物の状態で実費は変わります。
高く売れるまで待つ方がよいか、いまの状態で買い手を探すかは、管理に掛かる費用と手間を差し引いて比較します。売りたい価格と手元に残るお金は同じではありません。
▪️今日することは三つ。写真と名義、家族の予定だけでいい
まず固定資産税の通知書で土地と家の所在地を確認する。次に玄関と道路、水回りの写真を集める。最後に家族が今後使う予定を聞いてみる。最初から工事の見積もりを全部集める必要はありません。
島なら鍵を持つ人と船の便も把握しておきましょう。ここまで分かれば、今のまま売るために誰へ聞くべきかが具体的になります。
▪️家族が使う予定なら、今は売却相談を急がなくていい
家族が住む日が決まっていて、安全に維持管理できるなら、すぐ手放さなくてもよい場合があります。誰にとっても現況査定が最優先というわけではありません。
一方、誰も使わず草刈りと保険代が積み重なる家なら、今の売却価格を知る意味が出てきます。古い家の片付けや解体にお金を出す前に、引渡し条件を比べてみたいところです。
▪️現況価格を知ることは、すぐ売る約束とは違う
不動産会社に相談して今の家の価格と売り方を確かめることは、すぐ売買契約を結ぶという意味ではありません。査定額が必ず成約額になる保証もなく、残置物の条件や売却期間も会社によって異なります。
最初に聞きたいのは『荷物は残せるか』『どこまで修繕が必要か』『いつ頃売れそうか』の三つ。回答が分かれば、先に片付け代を払うべきか判断しやすくなります。
高額な修繕や解体の前に、今の状態で売れる条件を確認すると判断しやすくなります。
県内のほかの市との違いは、愛媛県全体の売却ガイドで確認できます。
▪️よくある質問|松山市の空き家売却
Q. 松山市は全域で同じ空き家紹介窓口を使うのですか?
A. 松山市は全国版の物件紹介に加え、三津浜の町家や忽那諸島向けの窓口も案内しています。家の所在地と用途を伝えて、適した受付先を確認しましょう。
Q. 中島の家は船代が掛かるから売れませんか?
A. 交通や修理の搬入条件は価格に影響する場合がありますが、島にあるだけで売却できないわけではありません。家の状態、見学と維持費を具体的に説明しましょう。
Q. 古い実家の荷物は査定前に全部処分しないといけませんか?
A. 一律に全処分が必要とは限りません。重要品と内見の動線を整理し、残置物をどう引き渡せるか確認してから処分費を決めましょう。
▪️関連記事|次に確かめたい判断
値段だけでなく、仲介・家財・登記・維持費を比べたいときに。
大きな費用を先払いせず、建物を残して売れる可能性を探る。
土地と建物、共有者の権利を売り出す前にそろえる。
重要な物を確保し、残置物の引渡し条件を先に確かめる。
必要な原因修理と、買い手が好みで選ぶ設備更新を分ける。

